ポーランドの代表料理

マッシュポテト添えシレジア風ジュル(Żur z tłuczonymi kartoflami)

ほどよい酸味とにんにくの香りが広がるライ麦スープ。燻製豚肉、白ソーセージ、ベーコンを入れ、揚げ玉ねぎをのせたなめらかなマッシュポテトを囲むように盛り付けます。

ポーランドの代表料理
共有
食卓に並べた「マッシュポテト添えシレジア風ジュル(Żur z tłuczonymi kartoflami)」を広く写した構図。
出来上がり量 スープ約2.1 Lとマッシュポテト
6人分
1人分 スープ約300 ml、マッシュポテト約150 g
下準備 25分
レシピの概要

マッシュポテト添えシレジア風ジュル(Żur z tłuczonymi kartoflami)

ほどよい酸味とにんにくの香りが広がるライ麦スープ。燻製豚肉、白ソーセージ、ベーコンを入れ、揚げ玉ねぎをのせたなめらかなマッシュポテトを囲むように盛り付けます。

Żur z tłuczonymi kartoflami は、シレジア地方のライ麦スープの一品です。じゃがいもはスープに入れず、別鍋でゆでてなめらかにつぶし、小山形または輪形に盛ります。その周りにスープを注ぎます。ポーランドの伝統産品登録では、ライ麦ふすまが見える灰色がかったベージュ色の濃いスープに、細かく切ったソーセージとベーコンを入れ、揚げ玉ねぎをのせたマッシュポテトを添える料理として紹介されています。酸味は穏やかで、にんにくの香りがはっきりし、燻製の余韻があると記されています。

この6人分の家庭向けレシピでは、燻製豚スペアリブでだしを取り、生のポーランド風白ソーセージ、香ばしいベーコン、冷蔵のライ麦発酵液 zakwas を加えます。マッシュポテトは牛乳とバターで別に作ります。分量は家庭で再現できるよう整えたもので、登録情報は料理の特徴と盛り付けを示しており、この分量を指定するものではありません。

盛り付けでは、スープに肉の小片とライ麦ふすまを残し、マッシュポテトはなめらかな形を保って、上に玉ねぎをのせます。じゃがいもを角切りにしてスープで煮るŻur śląskiとは、見た目も食べ方も異なります。

おいしく作るコツ

おいしく作るコツ

  • 冷蔵の加熱用ライ麦zakwasを使い、表示に従う。ふすまが均一になるよう、加える前によく混ぜる。
  • zakwasを加えたあとは弱く煮立つ状態を保つ。強く沸騰させると泡立ち、穏やかな酸味がぼやける。
  • 燻製スペアリブ、ベーコン、ソーセージ、zakwasには塩分がある。塩は合計5 gから始め、味見してから追加する。
  • 生の白ソーセージは中心まで加熱する。清潔な温度計を厚い部分の中心に差し、71 °Cに達したことを確認する。
  • 水気を切ったじゃがいもは熱いうちにつぶし、温めた牛乳を少しずつ加える。仕上げる間はマッシュポテトにふたをして保温する。
  • スープをマッシュポテトにかけず、周りに注ぐと、それぞれの形が保てる。
  • 残りは浅い保存容器に分けてすみやかに冷ます。鍋のまま室温に置いて冷まさない。
材料

材料

燻製豚肉のジュル

  • 水 2 L
  • 燻製豚スペアリブ 500 g
  • 生のポーランド風白ソーセージ 300 g
  • 燻製ベーコン 180 g、角切り
  • 冷蔵の加熱用ライ麦発酵液zakwas 500 ml
  • 黄玉ねぎ 120 g。半量はスープ用、半量は炒め用
  • にんにく 8 g(約2片)。半量ずつスープとフライパンに使う
  • ローリエ 2枚
  • オールスパイス 4粒
  • 挽きたて黒こしょう 1 g
  • 細塩 3 g
  • 乾燥マジョラム 2 g。指で軽くもむ
  • じゃがいも用の細塩 2 g

なめらかなマッシュポテト

  • 粉質のじゃがいも 900 g。皮をむき、均等な大きさに切る
  • 牛乳 150 ml。温める
  • 無塩バター 30 g
作り方

作り方

作り方

  1. スペアリブのだしを煮る鍋に燻製スペアリブ、水2 L、玉ねぎとにんにくの半量、ローリエ、オールスパイス、塩3 gを入れる。中強火にかけ、沸騰したら必要に応じてアクを取る。火を弱め、ふたを少しずらして約55分静かに煮る。肉がやわらかくなり、火が通ったら、厚い部分の中心を清潔な温度計で測り、71 °Cに達したことを確認する。スペアリブと香味野菜を取り出し、必要ならだしをこす。扱える温度になったら骨を外し、肉を細かく切るかほぐす。

  2. じゃがいもをゆでてつぶすだしを煮ている間に、別鍋にじゃがいもを入れて水で覆う。沸騰したら弱火で15〜20分ゆでる。ナイフがすっと通ればゆで上がり。よく水を切る。熱いうちにバターと温めた牛乳を加えてつぶし、牛乳は少しずつ入れてなめらかにする。残りの塩2 gで味を調え、ふたをして保温する。

  3. ベーコンと玉ねぎを炒める角切りベーコンをフライパンに入れ、中火で6〜8分炒める。時々混ぜ、脂が出てカリッとしたら約3分の1を取り分けて仕上げに使う。残りの玉ねぎを薄切りにし、ベーコンの脂で6〜8分、やわらかくきつね色になるまで炒める。最後の1分で残りのにんにくを加える。玉ねぎはマッシュポテト用に取り分ける。

  4. ソーセージを煮る白ソーセージを厚めに切る。スペアリブを取り出したあとの弱く煮立つスープに入れ、10〜12分煮る。厚い一切れの中心を清潔な温度計で測り、少なくとも71 °Cに達したことを確認する。ソーセージを取り出して必要なら切り分ける。ソーセージ、スペアリブの肉、ベーコンの大部分をスープに戻す。

  5. スープを仕上げるzakwasを混ぜてライ麦ふすまを均一にし、スープにゆっくり注ぎながら混ぜる。マジョラムと黒こしょうを加える。強く沸騰させず、弱火で10分煮る。灰色がかったベージュ色で、穏やかな酸味、にんにくと燻製の香りがあり、細かなふすま、ソーセージとベーコンの小片が見える状態にする。味見をし、必要なら塩またはzakwasを少量ずつ加える。

  6. 盛り付けるマッシュポテトをなめらかで温かい状態に保つ。温めた器に小山形または輪形に盛り、必要なら浅いくぼみを作る。形を崩さないよう、周りにスープを注ぐ。マッシュポテトの上に炒め玉ねぎをのせ、取り分けたカリカリのベーコンをスープに散らす。すぐに出す。

盛り付け、作り置き、保存

実用情報

盛り付け、作り置き、保存

マッシュポテトがスープに囲まれているのが、この料理の盛り付けです。炒め玉ねぎはじゃがいもの上に、ソーセージと燻製ベーコンはスープの中に残します。ライ麦パンを添えてもよいですが、なくても一皿で食事になります。

盛り付け、作り置き、保存

じゃがいもは調理の少し前に皮をむいて切り、冷水に浸しておけます。生のスペアリブとソーセージは、すぐ食べられる食品と分け、4 °C以下で冷蔵します。スープとマッシュポテトは前もって作れますが、手早く冷まして冷蔵し、食べる前に十分に温めます。玉ねぎは食感を保つため、食卓に出す直前に炒めます。

盛り付け、作り置き、保存

食卓に出している間は60 °C以上を保つか、室温に2時間以上置かないようにします。室温が32 °Cを超える場合は1時間以内に冷蔵します。スープとマッシュポテトは別々に浅いふた付き容器へ移し、4 °C以下で保存して4日以内に食べきります。スープは混ぜながら全体を74 °Cまで温めるか、しっかり沸騰させます。マッシュポテトも全体から湯気が出るまで温め、必要なら牛乳を少し加えます。品質を保つには、スープとマッシュポテトを別々に冷凍し、2〜3か月を目安に使い、冷蔵庫で解凍します。解凍後はマッシュポテトがやわらかくなる場合があります。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • エネルギー560 kcal
  • 炭水化物40 g
  • たんぱく質27 g
  • 脂質34 g
  • 食物繊維4 g
  • ナトリウム1,650 mg
  • アレルゲンライ麦(グルテンを含む穀物)、乳

スープ約300 mlとマッシュポテト150 gを含む、6等分の1人分として算出: 食材から算出した概算であり、検査機関による分析値ではありません。燻製スペアリブ、ベーコン、ソーセージ、市販zakwasの塩分と脂質は製品ごとに異なります。6等分し、記載量の牛乳とバターをすべて使う前提です。

よくある質問

よくある質問

「tłuczone kartofle」とは何ですか?

つぶしたじゃがいも、つまりマッシュポテトです。この料理では別にゆでてなめらかな小山や輪形に盛り、角切りにしてスープで煮ることはありません。

別のライ麦発酵液でも作れますか?

スープ用で、冷蔵され、加熱調理に使えるzakwasを選び、表示に従ってください。このレシピには家庭で発酵させる工程はありません。商品によって酸味と塩味が違うので、塩やzakwasを足す前に味見します。

前もって作れますか?

作れます。スープとマッシュポテトを別々に浅い容器に入れ、2時間以内に冷蔵します。食べる前に十分温め、玉ねぎは色よく仕上げるため直前に炒めます。