ポーランドの代表料理

ポーランド風自家製肉パテ(pasztet domowy)

豚肉、鶏肉、鶏レバーを根菜と一緒にやわらかく煮て、煮汁で戻したパンと卵を加えて挽き、浅い型2つに分けて焼きます。しっかり冷やしてから切り分け、ライ麦パン、ピクルス、マスタードなどと冷たいままいただきます。

ポーランドの代表料理
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食卓に並べた「レシピ 63」を広く写した構図。
できあがり 10人分
1人分 約140~160 g
難易度 中級
料理の分類 ポーランド風の豚肉と鶏肉の焼きパテ。小麦、卵、セロリを含みます
レシピの概要

ポーランド風自家製肉パテ(pasztet domowy)

豚肉、鶏肉、鶏レバーを根菜と一緒にやわらかく煮て、煮汁で戻したパンと卵を加えて挽き、浅い型2つに分けて焼きます。しっかり冷やしてから切り分け、ライ麦パン、ピクルス、マスタードなどと冷たいままいただきます。

Pasztet domowy は、ポーランドの家庭で作られる肉のパテを広く指す呼び名で、ひとつの決まった配合を意味するものではありません。ポーランドの料理資料には、豚肉や鶏肉、レバー、パン、卵を使って焼き上げるパテが紹介されています。このレシピはそうした食材を組み合わせた豚肉と鶏肉の一例で、唯一のポーランド料理や保護された地域料理として紹介するものではありません。

まず肉と野菜をやわらかく煮て、仕上げ近くに加えた鶏レバーにも十分に火を通します。煮た材料を、取り分けた煮汁でやわらかくしたパンと一緒に挽き、卵と調味料を混ぜてまとめます。中温のオーブンで焼くと表面に焼き色がつき、中まで固まります。

焼いた後は速やかに冷まし、冷蔵庫で数時間休ませる必要があるため、前日に作っておくと便利です。浅い型を2つ使うと、均一に焼けて冷めやすくなります。加熱済みでも傷みやすい料理なので、必ず冷蔵し、常温保存はしないでください。

おいしく作るコツ

おいしく作るコツ

  • 生の豚肉と鶏肉は冷蔵し、すぐ食べる食品と分けて扱います。生肉に触れた器具や台は洗浄・消毒します。
  • 豚肉を大きめに切ると火が均一に入りやすくなります。煮始めにアクを取り除きます。
  • 下処理した鶏レバーは煮込みの終盤に加え、十分に加熱します。味見で火の通りを判断しないでください。
  • 挽く前に骨、ローリエ、粒こしょうをすべて取り除きます。鶏肉に小さな骨片が残っていないか確認します。
  • なめらかな食感には細挽き、素朴な食感には粗挽きを使います。
  • 型に詰める厚さは5 cm以下にします。焼成と冷却を安全に進めるためです。
  • 各型の中心温度を温度計で測ります。時間だけでは混合肉の加熱完了を確認できません。
材料

材料

肉と煮汁

  • 豚肩肉 500 g(大きめに切る)
  • 骨付き鶏もも肉 600 g
  • 豚バラ肉 200 g(皮を除いたもの)
  • 鶏レバー 150 g(筋などを取り除く)
  • 冷水 2.5 L。肉の約2 cm上まで水が届かない場合のみ、最大500 ml追加します

野菜と香味材料

  • 黄玉ねぎ 150 g(皮をむき、4等分)
  • 黄玉ねぎ 150 g(皮をむき、細かく刻む。炒め用)
  • にんじん 150 g(皮をむき、ぶつ切り)
  • パセリの根 50 g(皮をむき、ぶつ切り)
  • セロリの根 50 g(皮をむき、ぶつ切り)
  • ローリエ 2枚
  • オールスパイス(ホール)1.5 g
  • 黒こしょう(粒)3 g
  • 塩 16 g

つなぎと調味料

  • 固くなった小麦パン 60 g(耳も使う)
  • 熱いこし済み煮汁 100 ml(鍋から取り分ける)
  • 卵 2個(大、殻を除いて約100 g)
  • 黒こしょう(粉)1 g
  • ナツメグ(粉)0.5 g
  • くせのない植物油 10 ml(玉ねぎを炒める分)

型用

  • 細かいパン粉 10 g
  • バター 10 g
作り方

作り方

作り方

  1. 材料を準備するオーブンを175 °Cに予熱しておきます。調理する直前まで、生の豚肉と鶏肉は4 °C以下で冷蔵します。生肉は洗いません。生肉を扱った後は手を洗い、まな板、包丁、トングを洗浄・消毒します。野菜を材料欄のとおりに切り、鶏レバーの筋などを取り除きます。

  2. 肉と香味野菜を煮る5 Lの鍋に豚肩肉、鶏もも肉、豚バラ肉を入れます。冷水2.5 Lを注ぎ、肉の約2 cm上まで水が届かない場合のみ最大500 ml追加します。軽く沸くまで加熱してアクを取り、火を弱めます。4等分した玉ねぎ、にんじん、パセリの根、セロリの根、ローリエ、オールスパイス、粒こしょう、塩を加えます。ふたを少しずらし、肉がやわらかくなって骨から外れやすくなるまで、弱火で約75~90分煮ます。強く沸騰させないでください。

  3. 鶏レバーに火を通す煮込みの終盤に下処理した鶏レバーを加えます。完全に火を通し、中心温度を少なくとも74 °Cにします。清潔なトングで肉と野菜を取り出し、煮汁をこして取り分けます。にんじんなどの野菜は挽くために残し、ローリエとホールスパイスは捨てます。鶏肉と豚肉から骨をすべて外し、小さな骨片も残っていないか確かめます。

  4. パンを戻し、玉ねぎを炒める熱いこし済み煮汁100 mlを固くなったパンに注ぎ、やわらかくなるまで置きます。小さなフライパンで植物油を熱し、刻んだ玉ねぎを焦がさないように弱火でしんなりするまで炒めます。加熱した材料は、安全に扱える程度まで冷まします。

  5. 材料を挽いて味を調える豚肉、骨を外した鶏肉、豚バラ肉、鶏レバー、残しておいた野菜、戻したパン、炒めた玉ねぎをミンサーの細挽きプレートに通します。フードプロセッサーを使う場合は数回に分けて処理します。卵、粉の黒こしょう、ナツメグを加え、まとまりがあり塗れる程度になるまで混ぜます。液状にはしません。分量を量っていない煮汁は加えないでください。

  6. 型に詰めて焼く約20 × 10 cmの金属型2個にバターを塗り、パン粉をまぶします。肉だねを2つの型に均等に分け、厚さを5 cm以下にします。型を天板に載せ、175 °Cで約60~75分焼きます。清潔な温度計を使い、それぞれの中心が少なくとも74 °Cに達したことを確認します。表面に焼き色がつき、中心が固まっているのが目安です。温度が足りなければ焼き続け、再度測ります。

  7. 冷まして冷蔵する型を10分休ませます。水が肉パテに入らないようにしながら型を氷水浴に置き、温度を確認します。57 °Cから21 °Cまでを2時間以内に冷まし、合計6時間以内に5 °C以下にします。冷めてからふたをし、切り分ける前に4 °C以下の冷蔵庫で少なくとも4時間、できれば一晩冷やします。

盛り付け、保存、作り置き

実用情報

盛り付け、保存、作り置き

冷えたパテを切り分け、ライ麦パン、ピクルス、マスタード、または歯ごたえのあるサラダと一緒に盛り付けます。冷たいまま食べる料理なので、温め直しません。食べる直前まで冷蔵してください。切り口をきれいにするには、よく切れる包丁を湯で温めて水気を拭き、切るたびに刃を拭きます。前日に焼いておき、冷蔵庫で覆って保存できます。

盛り付け、保存、作り置き

4 °C以下で保存し、3~4日以内に食べ切ります。長く保存する場合は、しっかり包んで冷凍し、冷蔵庫内で解凍します。室温に置く時間は2時間以内、気温が32 °Cを超える場合は1時間以内にします。瓶詰めや常温の食品庫での保存はできません。

1人分の栄養成分(目安)

1人分の栄養成分(目安)

  • エネルギー約330 kcal
  • 炭水化物約8 g
  • たんぱく質約22 g
  • 脂質約22 g
  • 食物繊維約1 g
  • 糖類約2 g
  • ナトリウム約900 mg

1人分140~160 gとして計算した目安です。骨を除いた後の可食量、脂の溶け出し、水分の減少、焼き上がりの重量によって1切れあたりの値は変わります。

アレルゲンと食品安全

アレルゲンと食品安全

小麦・グルテン、卵、セロリ(セロリの根)を含みます。ほかのアレルゲンや混入に関する表示も確認してください。生肉は加熱済み食品と分けて扱い、触れた器具を消毒します。鶏レバーを十分に加熱し、各パテの中心を74 °C以上にします。記載の2段階の時間内に速やかに冷まし、4 °C以下で保存してください。