ポーランドの代表料理

Pierogi z ziemniakami i cebulą (kryzysówki):ポーランド風じゃがいもと玉ねぎのピエロギ

ゆでて作るやわらかなピエロギです。すりおろしたじゃがいもを玉ねぎと炒めた素朴な具を、小麦粉の生地で半月形に包み、縁を手でつまんで閉じます。仕上げには炒め玉ねぎとその油を少しのせます。淡い色の生地と薄茶色の具は、ルブリン地方で記録された特徴に沿っています。

ポーランドの代表料理
共有
じゃがいもと玉ねぎのピエロギを盛った皿。炒め玉ねぎと、具が見える切り口も写っている。
出来上がり ピエロギ36個、6人分
1人分 1個約5~7cmのピエロギ6個(ゆでる前)
作業時間 約65分
加熱時間 約40分(具、玉ねぎの仕上げ、数回に分けてゆでる時間)
レシピ概要

Pierogi z ziemniakami i cebulą (kryzysówki):ポーランド風じゃがいもと玉ねぎのピエロギ

ゆでて作るやわらかなピエロギです。すりおろしたじゃがいもを玉ねぎと炒めた素朴な具を、小麦粉の生地で半月形に包み、縁を手でつまんで閉じます。仕上げには炒め玉ねぎとその油を少しのせます。淡い色の生地と薄茶色の具は、ルブリン地方で記録された特徴に沿っています。

ポーランド農業省は2021年、この料理を伝統食品リストに登録しました。登録資料は、クワウコヴィツェ・トジェチェのシニアクラブ「Srebrne świerki」のメンバーが作る料理として紹介しています。資料に引用された地域の聞き取りでは、収穫前に食料が不足しがちな時期や断食日に食べられてきたと語られ、当時は植物油で炒めた玉ねぎだけを添える簡素な料理でした。登録されたピエロギはゆでた半月形で、縁にひだがあり、長さは約7cm。クリーム色のやわらかな皮の内側には、炒め玉ねぎが見える薄茶色のじゃがいも具が入ります。

登録の作り方では、生のじゃがいもをすりおろして水気をしぼり、やわらかく炒めた玉ねぎと一緒に、まとまるまで火を通します。具は卵黄と熱湯を使った小麦粉の生地で包みます。この分量を計った家庭向けレシピは36個分で、断食日に食べるシンプルな玉ねぎの仕上げを採用しています。ラードや豚肉のカリカリ揚げは必要ありません。包む前にじゃがいも具を完全に加熱し、十分に冷ましてください。

おいしく作るコツ

おいしく作るコツ

  • 皮をむいたじゃがいもは粗い目のおろし器ですりおろし、清潔な布で余分な水分をしっかりしぼります。水洗いはしません。
  • 具は生っぽい部分や透き通った部分がなくなり、まとまるまで火を通します。加熱途中で鍋底にくっつく場合は、火を弱めて短時間ふたをし、その後ふたを外して余分な水分を飛ばします。
  • 包む前に具を完全に冷まします。温かい具は生地をやわらかくし、縁を閉じにくくします。
  • 小麦粉、卵黄、油、塩に熱湯を少しずつ加えます。安全に触れる温度まで冷めてからこね、なめらかで弾力があり、べたつかない生地にします。
  • 使わない生地にはふたをするか布をかけ、成形したピエロギ同士は離して置きます。縁をひだ状にする前に空気を抜き、半月形の合わせ目をしっかり閉じます。
  • 数回に分けてゆで、鍋に詰め込みません。浮き上がってから約3分を目安にし、ひとつ確認します。皮がやわらかく不透明で、具の中心まで熱くなっていれば十分です。
  • 仕上げの玉ねぎは中弱火で、やわらかく黄金色になるまで炒めます。細かい玉ねぎを焦がさないよう火加減を保ちます。
材料

材料

熱湯入りの生地

  • 中力粉または一般的な小麦粉 500g
  • 大きめの卵黄 1個(約18g)
  • くせのない菜種油 15ml
  • 細かい塩 5g
  • 熱湯 250ml(少しずつ加える)

じゃがいもと玉ねぎの具

  • 生のじゃがいも 1,000g(皮をむき、おろす前の重さ)
  • 玉ねぎ 120g(細かいみじん切り)
  • くせのない菜種油 20ml(具を炒める分)
  • 細かい塩 最大5g(具を加熱して味を見てから加える)
  • 粗びき黒こしょう 2g

ゆで湯と玉ねぎの仕上げ

  • ゆでるための水 3L
  • ゆで湯用の細かい塩 5g
  • ゆで湯に加えるくせのない菜種油 30ml
  • 玉ねぎ 120g(薄切り、仕上げ用)
  • 仕上げの玉ねぎを炒めるくせのない菜種油 15ml
作り方

作り方

作り方

  1. じゃがいもをおろして水気をしぼる。じゃがいも1,000gの皮をむき、粗目のおろし器ですりおろします。清潔な手またはキッチンクロスで余分な水分をしっかりしぼります。おろしたじゃがいもは洗いません。

  2. 具に火を通して冷ます。大きなフライパンで油20mlを熱します。みじん切り玉ねぎ120gを中弱火で5~7分炒めてやわらかくします。おろしたじゃがいもを加え、中火で約12~18分、頻繁に混ぜて底をこそげながら、完全に火が通り、まとまってやや水分が飛ぶまで炒めます。火が通る前にくっつき始めたら火を弱めて短時間ふたをし、その後ふたを外して水分を飛ばします。塩は最大5g、こしょうは2gを加えます。清潔なトレーに広げて完全に冷まします。じゃがいもに火が通る前に味見はしません。

  3. 生地をこねて休ませる。大きなボウルで小麦粉と塩5gを混ぜ、中央をくぼませて卵黄と油15mlを加えます。混ぜながら熱湯250mlを少しずつ注ぎます。安全に触れる温度になったら、なめらかで弾力が出るまで5~7分こねます。覆って15分休ませます。

  4. 具を包んで形を作る。生地を約2mmにのばし、直径7cmの円形に抜きます。使わない生地は覆っておきます。それぞれに冷めた具を22~24gのせ、半分に折って空気を抜き、縁をしっかり閉じてひだを作ります。打ち粉をしたトレーに間隔を空けて並べ、約36個作ります。

  5. 玉ねぎとゆで湯を用意する。薄切り玉ねぎ120gを油15mlで中弱火にかけ、やわらかく黄金色になるまで約8~10分炒めます。その間に大鍋で水3L、塩5g、油30mlを合わせ、静かに沸かします。

  6. ゆでて状態を確かめる。ピエロギを数回に分けて入れ、鍋をいっぱいにせず、くっつかないよう一度やさしく混ぜます。浮き上がってから約3分ゆでます。ひとつを切って確認し、皮がやわらかく不透明で、具まで熱くなっていることを確かめます。穴あきお玉ですくい、水を切ります。

  7. すぐに盛り付けるか冷蔵する。炒め玉ねぎとその油を添えて温かいうちに出します。2時間以内に食べない場合は、浅いふた付き容器に移し、4°C以下で冷蔵します。

盛り付け、保存、作り置き

実用情報

盛り付け、保存、作り置き

1人6個を目安に、炒め玉ねぎを添えて盛り付けます。玉ねぎと植物油だけの仕上げは、この料理の記録にある断食日向けの簡素な形です。登録資料は豚の脂やカリカリに揚げた豚肉も別の選択肢として挙げていますが、このレシピでは使いません。

盛り付け、保存、作り置き

具は前もって炒め、広げて冷ましてから覆い、4°C以下で冷蔵できます。早めに使い、室温に2時間以上置かないでください。ゆでたピエロギも2時間以内に浅いふた付き容器へ移し、4°C以下で保存し、3~4日以内に食べます。残りは再加熱して中心を74°Cにします。食感を保つには、成形したピエロギを食べる直前にゆでてください。

1人分の推定栄養価

1人分の推定栄養価

  • エネルギー530 kcal
  • 炭水化物95 g
  • たんぱく質13 g
  • 脂質10 g
  • 食物繊維7 g
  • ナトリウム700 mg
  • アレルゲン小麦(グルテン)、卵

炒め玉ねぎを含み、ゆで湯に残る油と塩の大部分を除いた、ピエロギ6個分のおおよその値です。 計量した材料と6人分をもとにした推定値です。じゃがいもの品種、小麦粉、調理後に残る油や塩の量で変わります。

よくある質問

よくある質問

kryzysówki という名前は、地域のどんな歴史を伝えていますか?

農業省が紹介する地域の語りでは、このじゃがいもと玉ねぎのピエロギは収穫前に食料が少なくなりがちな時期や断食日と結び付いています。記録された作り方は、クワウコヴィツェ・トジェチェのシニアクラブ「Srebrne świerki」のメンバーによるものです。これは地域の記録であり、すべてのピエロギの起源について述べたものではありません。

なぜじゃがいもをゆでてつぶさず、生のままおろすのですか?

登録された方法は、生のじゃがいもをおろして水気をしぼり、玉ねぎと炒めて、まとまるまで火を通します。これにより、玉ねぎの粒が見える薄茶色の具になります。

ベーコンや豚のカリカリ揚げを加えてもよいですか?

農業省の記録では、豚のカリカリ揚げと玉ねぎの仕上げも別の方法として挙げています。この分量のレシピは断食日向けのシンプルな植物油と炒め玉ねぎを使うため、豚肉は必要ありません。別の具や仕上げに変えると栄養価やアレルゲン情報も変わります。