コロンビアの代表料理

小麦のクチュコと豚背骨のスープ

小麦クチュコ、柔らかな豚背骨、じゃがいも、そら豆、グリーンピース、キャベツで作るボヤカ風スープ。

コロンビアの代表料理
共有
小麦のクチュコと豚背骨のスープ
地域 コロンビア、ボヤカ県とクンディボヤセンセ高原
料理の種類 小麦、豚肉、野菜のスープ
浸水時間 小麦を1時間
準備時間 45分
加熱時間 2時間25分
概要

小麦のクチュコと豚背骨のスープ

ボヤカ風・小麦クチュコと豚背骨のスープ

Cuchuco de trigo con espinazo は、コロンビアのボヤカ県とクンディボヤセンセ高原にゆかりのある、食べ応えのあるスープです。クチュコは小麦を粗く砕いたもので、煮るとでんぷんが溶け出してスープにとろみをつけます。espinazo は肉の付いた豚の背骨で、じっくり煮込むと柔らかくなります。じゃがいも、グリーンピース、そら豆、さやいんげん、にんじん、キャベツも加えて一皿の食事にします。

クチュコはトウモロコシで作る場合もありますが、このレシピはボヤカで記録されている小麦と豚背骨の組み合わせです。文献のレシピには穀物の粗さ、野菜、汁の量、とろみの違いがあります。ここでは先に豚肉を煮てから、小麦と野菜を順番に加えます。地域の作り方を参考にした家庭向けの一例で、唯一の正解というわけではありません。

細かい小麦粉やクスクスではなく、粗く砕いた小麦クチュコを使います。洗って浸水させ、弱火で煮ながら、とろみが出てきたら鍋底をこまめに混ぜます。豚背骨は肉屋で食べやすい大きさに切ってもらいましょう。肉はスープに入れても別皿にしてもよく、米、アボカド、ajíを添えてもおいしくいただけます。

材料

材料

小麦と豚肉のだし

  • 小麦クチュコ(粗く砕いた小麦)250 g
  • 洗浄・浸水用の冷水 約1 L
  • 肉の付いた豚背骨または首の骨 1.2 kg(肉屋で8切れにしてもらう)
  • 水 3.5 L、必要なら熱湯を追加
  • 青ねぎ 180 g(分けて使う)
  • にんにく 18 g(みじん切り)
  • パクチーの茎と葉 35 g(分けて使う)
  • 細かい塩 8 gから、味を見て追加
  • クミンパウダー 2 g
  • 黒こしょう 1 g

野菜

  • 煮崩れにくいじゃがいも 450 g(皮をむき、2.5 cm角)
  • 小さな黄色いじゃがいも(papa criolla)350 g(洗い、小粒なら丸ごと)
  • 生のそら豆 150 g(さやから出す)
  • グリーンピース 150 g
  • さやいんげん 150 g(筋を取り、2 cmに切る)
  • にんじん 150 g(皮をむき、1 cm角)
  • 青キャベツの葉 160 g(硬い芯を取り、3 cmに切る)

仕上げ

  • くせのない植物油 15 ml
  • 必要に応じて熱湯または無塩だし 最大500 ml
  • 仕上げ用の青ねぎとパクチー
  • お好みで炊いた白ご飯、アボカド、ají
作り方

作り方

作り方

  1. 小麦を洗って浸水する クチュコをボウルに入れ、冷水を注いで指で混ぜます。水を捨て、ほぼ透明になるまで通常3~4回繰り返します。新しい水に浸して1時間おき、よく水を切ります。生の豚肉は小麦に使ったボウルやざるから離して扱います。

  2. 豚肉のだしを煮始める 青ねぎを半分に切ります。半量をパクチーの茎と束ね、残りは仕上げ用に細かく切ります。鍋に豚背骨、水3.5 L、ねぎの束、にんにく、塩8 g、パクチーの茎の半量を入れます。中強火で沸かし、浮いたアクを取ります。弱火にして半分ふたをし、約60分煮ます。途中で肉を1~2回返します。骨に触れないよう、最も厚い肉の部分に温度計を刺し、63°C以上を確認します。その後もフォークで簡単にほぐれるまで煮続けます。

  3. だしで小麦を煮る ねぎの束を取り除きます。水を切ったクチュコを加え、再び静かに煮立たせます。30~40分煮ながら、数分ごとに鍋底から混ぜます。粒が膨らんで柔らかくなりつつ、少し食感が残るのが目安です。軽めの汁にしたい場合は脂を少し取り除きますが、全部は取りません。

  4. 最初の野菜を加える 煮崩れにくいじゃがいも、そら豆、グリーンピース、さやいんげん、にんじんを加え、クミンと黒こしょうも入れます。ふたをせず約15分煮て、野菜が少し柔らかくなったら優しく混ぜます。じゃがいもが崩れないよう弱火を保ちます。

  5. クリオージャじゃがいもとキャベツを加える 小さな黄色いじゃがいもとキャベツを加えます。15~20分煮て、小麦が完全に柔らかくなり、大きなじゃがいもにナイフがすっと入り、キャベツが形を保ったまま柔らかくなるまで加熱します。濃すぎる場合は熱湯を100 mlずつ加えて混ぜます。豚肉が先に柔らかくなったら清潔な皿に取り、野菜ができた時点で鍋に戻します。

  6. 味を調えて盛り付ける 食べにくい小さな骨を取り除きます。大きな骨から柔らかい肉を外してスープに戻してもかまいません。刻んだ青ねぎ、残りのパクチーの葉、油を混ぜます。味見をして塩を調整します。スープ全体が熱々で、とろみがありつつもおたまで注げる状態が目安です。温めた器に盛り、お好みでご飯、アボカド、ajíを添えます。

  7. 器に盛って出す 肉と野菜が各器に入るようにスープを盛り分けます。すぐに食卓へ運び、お好みでご飯、アボカド、ajíを添えます。

実用情報

実用情報

クチュコの役割

小麦クチュコは、粗く砕くか粗挽きにした小麦です。粒が見える状態で柔らかくなり、でんぷんによってスープに軽いクリーム感と濃度が生まれます。でき上がりはスプーンにまとわりつく程度で、レードルから流れる柔らかさを保ちます。滑らかなピューレや固いおかゆにはしません。

とろみをつける前にだしを作る

豚背骨は青ねぎ、にんにく、パクチーの茎と一緒に煮てから野菜を加えます。最初にアクを取り、あとは静かな煮立ちを保つと、すっきりしただしになります。煮崩れにくいじゃがいもと時間のかかる野菜を先に入れ、小さなクリオージャじゃがいもとキャベツは後に加えます。小麦を入れた後は焦げつかないよう、鍋底から混ぜます。

道具

容量6 L以上の厚手のふた付き鍋 小麦を洗って浸水する大きなボウル 細かいざる おたまと丈夫な木べら 包丁、まな板、生の豚肉用の別のまな板 料理用温度計

実用的なアドバイス

適切な穀物を選ぶ 小麦クチュコは粗い粒状の小麦製品で、細かい小麦粉とは異なります。コロンビアやラテン食材店で「cuchuco de trigo」を探してください。粗挽きの割り小麦が最も近い代用品ですが、加熱時間を延ばす場合があります。ブルグルは通常あらかじめ加熱され、早く柔らかくなるので、使う場合は後から加え、袋の表示時間に従います。丸ごとの小麦粒ははるかに長く煮る必要があり、同じ時間では置き換えられません。 とろみを調整する 粒の大きさによって吸水量が変わります。まず水3.5 Lで作り、小麦を20分煮た時点で濃度を見ます。沈んだ小麦が焦げないよう鍋底から混ぜます。おかゆのように固まり始めたら熱湯を足します。冷水を加えると煮込みが止まります。休ませる間や冷蔵後にも濃くなるため、盛り付けたい状態より少しゆるめに仕上げます。 豚肉を食べやすくする 肉屋に、肉の付いた背骨をスープ用の大きさに鋸で切ってもらいます。骨が割れるおそれがあるため、家庭用包丁で切らないでください。時間は骨の厚さや部位によって変わります。肉はフォークで簡単にほぐれる状態が目安です。温度計は骨に触れないよう最も厚い肉に刺します。特に子どもや高齢者に出す場合は、小さな骨片を取り除きます。 野菜を順番に加える 食感を保つため、煮崩れにくいじゃがいもと豆類を先に、クリオージャじゃがいもとキャベツを後にします。冷凍のグリーンピースやそら豆は煮崩れないよう二回目に加えます。小粒のじゃがいもは丸ごと、大きいものは半分に切ります。キャベツはすぐ柔らかくなるので、最初から入れません。 アレルゲン、保存、温め直し このレシピには小麦とグルテンが含まれます。市販のクチュコやだしの表示を確認してください。生の豚肉や肉汁を野菜・そのまま食べる食品から離し、扱った後は手と器具を洗います。生の豚肉は洗いません。残りは浅い容器に入れ、2時間以内に冷蔵し、冷蔵庫は4°C以下に保ちます。3~4日以内に食べ切ります。鍋で混ぜながら、全体が74°Cに達するまで温め直します。冷蔵中に小麦が固くなったら熱湯を加えます。

仕上げのポイント

作り置き: 小麦は前日までに洗って浸水し、水を切って冷蔵できます。でき上がったスープは熱湯を少し足して弱火で温め直します。 盛り付けの提案: 豚肉はスープに入れても別皿にしてもよく、ご飯、アボカド、ajíを添えられます。これらは栄養計算に含まれません。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 分量: 鍋の約8分の1にあたる大きめの1杯
  • カロリー: 410 kcal
  • 炭水化物: 50 g
  • たんぱく質: 26 g
  • 脂質: 13 g
  • 食物繊維: 9 g
  • ナトリウム: 740 mg