ナティージャ・ピウラーナ:ヤギ乳とチャンカカを煮詰めた乳菓
ナティージャ・ピウラーナは、卵液を固めるヨーロッパ風のカスタードとは異なります。ペルー北部ピウラの乳菓で、牛乳やヤギ乳をチャンカカという固形の未精製サトウキビ糖とともに煮詰めます。ここでは北部の古い作り方にも見られるヤギ乳を選び、米粉でとろみを補います。
米粉の穏やかなとろみと、弱火で長く水分を減らす工程が食感を決めます。とろりと注げるソースではなく、スプーンですくうと小さく盛り上がるほど濃い菓子です。砂糖の濃度が増すにつれて焦げやすくなるため、鍋底と側面を頻繁にこすります。
仕上がりは色だけで判断せず、へらで鍋底をなぞった跡が約2秒見え、落とした生地が柔らかな山になるかを確かめます。冷やすとさらに締まるので、煮詰めすぎるとかたくなります。熱い糖液は重いやけどの原因にもなります。


