コロンビアの代表料理

タマル・ウイレンセ:ウイラ地方の米入りタマル

味付けした米、牛肉、豚肉、鶏肉、豆、野菜と卵をバナナの葉で包むウイラ風タマル。

コロンビアの代表料理
共有
ネイバ風の米入りタマルと、結んだバナナの葉包みを並べた広い構図。
地域 ネイバ、ウイラ、アルト・マグダレナ
料理の種類 米と肉をバナナの葉で包んだタマル
作業時間 75分
置く時間 8時間20分(主に豆の浸水)
加熱時間 約2時間30分
概要

タマル・ウイレンセ:ウイラ地方の米入りタマル

味付けした米、三種の肉、野菜と卵をバナナの葉で包んで

ネイバをはじめとするウイラ地方では、タマル・ウイレンセをトウモロコシ粉の生地ではなく米で作ります。地域の資料には、牛肉、豚肉、雌鶏、少量の豚バラ肉、卵、ゆでた乾燥えんどう豆、じゃがいも、にんじんが挙げられ、長ねぎ、にんにく、トマト、アチョーテ、クミン、こしょうで味を付けます。具はバナナの葉またはビハオの葉で包みます。肉や調味料は家庭によって異なりますが、このレシピでは資料に記された主な要素を使います。

ランキングでは「Tamales」という総称で掲載され、トリマ、ウイラ、アルト・マグダレナの地域に分類されています。ランキング上位にはトウモロコシ生地を使うトリマ風のタマルがすでにあるため、ここでは地域の観光・食文化資料に記録された、米を使うウイラ風を紹介します。家庭で作りやすいよう、米と具を先に調理してから包みます。こうすると均等に分けやすく、中心まで加熱できたかも確認しやすくなります。

乾燥えんどう豆は一晩水に浸すため、前日から準備してください。大きめのタマルが8個できます。バナナの葉を軽く温めると折りやすくなり、葉を2枚重ねると、蒸している間に水分の多い米や具がこぼれにくくなります。

材料

材料

米

  • 長粒米 400 g(洗う)
  • 無塩の鶏スープ 800 ml(米の状態に応じて水に替えてもよい)

肉と豆

  • 骨なし鶏もも肉 500 g
  • 牛肩肉 350 g(大きめに切る)
  • 骨なし豚肩肉 350 g(大きめに切る)
  • 生の豚バラ肉、または燻製していないベーコン 100 g(角切り)
  • 乾燥グリーンピース 120 g(冷水に8時間浸し、水気を切る)
  • 肉用の水 1.5 L、豆用の水 1 L

ウイラ風の調味料と野菜

  • くせのない植物油 25 ml
  • 青ねぎ 100 g(細かく切る)
  • にんにく 12 g(みじん切り)
  • 完熟トマト 200 g(種を除いて角切り)
  • 粉末アチョーテ 2 g
  • クミンパウダー 3 g
  • 黒こしょう 1 g
  • 細塩 12 g(分けて使う)
  • 黄肉のじゃがいも 250 g(厚さ1 cmの輪切り)
  • にんじん 200 g(薄い輪切り)
  • 大きめの卵 4個

包む材料と蒸し用

  • 食品用バナナの葉 16枚(各約25 × 30 cm)
  • 調理用たこ糸 4 m
  • 蒸し器用の水 2.5 L(追加用の湯も用意)
作り方

作り方

作り方

  1. 豆を浸し、葉を整える 乾燥えんどう豆をたっぷりの冷水に8時間、または一晩浸してから水を切ります。バナナの葉を拭き、弱火の上でさっとあぶるか、熱湯に短くくぐらせて、折り曲げても裂けない柔らかさにします。焦がさないようにしてください。清潔な布をかけておきます。

  2. 肉と豆を煮る 大鍋に牛肉と豚肉を入れ、肉の約3 cm上まで水を注ぎ、塩の半量を加えます。静かに煮立ててアクを取り、肉が柔らかくなり始めるまで約45分煮ます。鶏肉を加え、最も厚い部分が74°Cになり、牛肉と豚肉にフォークがすっと通るまで、さらに25~35分煮ます。同時に、浸した豆を別鍋に入れて新しい水1 Lを加え、柔らかくなるまで35~50分煮てから水を切ります。肉を清潔な皿に取り出し、肉の煮汁を500 ml取っておきます。加熱済みの食材は、生肉に触れた調理器具から離して扱ってください。

  3. 卵と野菜を加熱する 卵を沸騰した湯で10分ゆで、冷水に取って冷まし、殻をむいて縦半分に切ります。じゃがいもとにんじんを取り置いた煮汁少量で8~10分煮ます。形を保ったまま柔らかくなったら水気を切ります。

  4. 調味料と米を用意する フライパンに油を中火で熱し、青ねぎを3分炒めます。にんにく、トマト、アチョーテ、クミン、こしょう、残りの塩を加え、トマトが柔らかくなって香りが立つまで6~8分炒めます。洗った米を、計量した鶏スープとともに袋の表示に従って炊きます。必要な場合だけ水を足してください。米は柔らかく、粒が分かれた状態にし、水っぽくしないでください。調味料と豆を混ぜ、味見をして塩を調整します。

  5. 具を分ける 冷めた肉を食べやすい大きさに切ります。米、肉、じゃがいも、にんじん、卵を8等分できるように並べます。熱い材料は安全に扱える程度まで冷ましますが、室温に2時間以上置かないでください。

  6. 包んで結ぶ タマル1個につき葉を2枚、十字に重ねます。中央に米の8分の1を置き、三種の肉、じゃがいも、にんじん、卵半分をのせます。少量の米をかぶせます。葉の長い側を具にかぶせ、端を下へ折り込み、たこ糸でほどけないように結びます。大きさをそろえると均等に温まります。

  7. 蒸して温度を確認する 蒸し鍋に水2.5 Lを入れ、水位が蒸し台より下にあることを確認します。沸騰したらタマルを蒸し台に並べ、蓋をしっかり閉めます。火を弱め、蒸気を保ちながら70~80分蒸します。必要なら熱湯を足します。一番大きな包みの中心に温度計を刺し、74°Cに達したことを確認します。5分置いてから食卓へ。残りは2時間以内に冷蔵し、中心まで74°Cに再加熱します。

実用情報

実用情報

用意する道具

肉を煮る蓋付きの大鍋、米用の鍋、調味料用のフライパン、蒸し台と蓋のある深鍋を用意します。食品用温度計、トング、たこ糸、生肉専用のまな板も手元に置いてください。

実用的なアドバイス

包む前に米が乾いていたら、取り置いた煮汁を少量混ぜます。米が軽くまとまりつつ、べたつかない状態が目安です。葉が破れた場合は、たこ糸を強く締めるのではなく、柔らかくした葉をもう1枚重ねます。蒸し鍋には折り目を上にして並べてください。 食べ応えがあるため、タマルだけでも一食になります。ウイラではアレパ、ホットチョコレート、ケシージョ、アチラの焼き菓子を添えることもあります。米と肉が主役なので、付け合わせは1~2品にします。屋外へ持ち出す場合は60°Cを超える温度で保温するか、速やかに冷やして冷蔵状態で運びます。 生肉専用のまな板と調理器具を使い、扱った後は手と調理台を洗ってください。調理時間は目安です。鶏肉が74°Cに達したことに加え、完成したタマルの中心も74°Cになったことを確認します。蒸し鍋の水を切らさないでください。

アレルゲンと食品衛生

卵を含みます。鶏スープの表示を確認し、追加のアレルゲンや交差接触の情報を確認してください。傷みやすい食材と残りは2時間以内に冷蔵し、再加熱では中心を74°Cにします。食べる前に葉とたこ糸を取り除いてください。

仕上げのポイント

盛り付け: 食べる直前に葉を開き、米、肉、卵を一緒に盛ります。 作り置き: 豆は前夜から浸水します。肉と米は包む日に調理し、包む作業が後になる場合は速やかに冷蔵します。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分: 大きめのタマル1個、葉を除く前で約400 g
  • エネルギー: 610 kcal
  • 炭水化物: 62 g
  • たんぱく質: 39 g
  • 脂質: 22 g
  • 食物繊維: 7 g
  • ナトリウム: 920 mg