ペルーの代表料理

Patasca

調理済みのモテ(大粒トウモロコシ)を、牛すね肉、豚肩肉、下処理済みの牛もつと長く煮たアンデスのスープです。

ペルーの代表料理
共有
Patasca|モテと牛肉・豚肉・牛もつの具だくさんスープ
Patasca|モテと牛肉・豚肉・牛もつの具だくさんスープ
出来上がり量 4人分
下準備 25分
加熱調理 162分
待ち時間 0分
合計 187分
概要

Patasca|モテと牛肉・豚肉・牛もつの具だくさんスープ

Patascaはペルーのアンデス各地で見られる、モテと肉を主体とする食べ応えのあるスープです。モテは大きなトウモロコシ粒を下処理して加熱したもので、煮ると粒が開いて柔らかくなります。小麦粉でとろみを付けるのではなく、穀物と肉をじっくり煮てだしに厚みを出します。

地域や家庭により肉の種類は異なり、牛の胃袋などのもつを入れるものもあります。ここでは骨なし牛すね肉、豚肩肉、十分に洗浄して下ゆでした牛もつを使い、あらかじめ加熱された無塩モテを後から入れます。もつがゴムのように硬くなく、噛み切れる柔らかさになるまで煮込むことが大切です。

モテは煮汁を吸い続けるので、大きな鍋で作ります。スプーンで混ぜると汁が無理なく流れ、肉とトウモロコシ粒が一つひとつ見える状態が理想です。強く沸騰させて水分を飛ばし過ぎず、計量した2200mlの水で仕上げます。

材料

材料

肉とモテのスープ

  • 600g 加熱済みモテ(大粒トウモロコシ。無塩で食品用の製品を水切りしたもの)
  • 400g 牛すね肉(骨なし、角切り)
  • 320g 豚肩肉(角切り)
  • 250g 下処理済みの牛の胃袋/トライプ(洗浄・下ゆで済み、細切り)
  • 2200ml 水(スープ用。計量した全量を使用)
  • 7g 塩(最初に5g、仕上げに2g)

香味炒めと仕上げ

  • 180g 赤玉ねぎ(角切り)
  • 16g にんにく(みじん切り)
  • 35g アヒ・パンカのペースト
  • 25g ひまわり油
  • 3g クミンパウダー
  • 2g 乾燥オレガノ
  • 18g 生のミント(細かく刻む)
  • 20g 青ねぎ(薄い小口切り)
作り方

作り方

作り方

  1. 3種類の肉を煮る。大鍋に牛肉、豚肉、下処理済みの牛もつを入れ、水2200mlと塩5gを加える。浮いたあくを除きながら105分静かに煮る。牛肉と豚肉にフォークが通り、もつも柔らかくなり始める状態が目安。牛肉・豚肉は中心温度63 °C以上と3分の休ませ時間を満たし、もつは十分に火を通した洗浄済み製品を使う。

  2. モテを加える。水気を切った調理済みモテを鍋に加え、時々混ぜながらさらに35分煮る。粒が全体に熱く、割ると粉っぽい芯が残らない状態にする。

  3. アヒの香味炒めを作る。フライパンで油を温め、赤玉ねぎ、にんにく、アヒ・パンカ、クミンを10分炒める。玉ねぎが柔らかく、アヒの生っぽい香りが消えればよい。

  4. スープを仕上げる。香味炒め、乾燥オレガノ、残りの塩2gをスープに入れ、さらに12分煮る。だしに淡い色がつき、すべての肉が均一に柔らかい状態にする。

  5. 4杯に盛る。ミントと青ねぎを混ぜ、3分で十分に熱いスープを深い器4杯に注ぐ。モテ、肉、もつが流動性のあるだしの中で見分けられる状態が目安。残りは浅い容器ですぐに冷やす。

実用情報

実用情報

調理・保存のポイント

材料の600gは乾燥粒ではなく、加熱済み・水切り済み・無塩のモテです。市販の塩入りモテやアヒのペーストでは、表示のナトリウム量が計算値より高くなる場合があります。乾燥粒から始める場合には、別途長い浸水と加熱が必要で、重量は同じ比率では換算できません。 牛もつは信頼できる販売元の適切に洗浄された製品を使います。食感のために長く煮る必要がありますが、牛肉と豚肉の安全確認も、外側の色ではなく加熱条件に基づいて行います。 残りは浅い容器に分け、2時間以内に冷蔵します。3〜4日以内に食べ、再加熱時はすべての具材を74 °Cにします。モテが水分を吸っていたら、温め直すときに少量の水で濃さを調整します。

確認ポイント

確認ポイント

  • もつがゴムのように硬い結合組織が柔らかくなる前に煮込みを終えています。強く沸騰させず、静かな煮込みを続けます。
  • だしがでんぷんで重い保存中に加熱済みモテが水分を吸っています。少量の水で緩めてから、十分に再加熱します。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 基準量全4人分のうち1人分
  • エネルギー615kcal
  • 炭水化物40g
  • たんぱく質48g
  • 脂質29g
  • 食物繊維6g
  • ナトリウム900mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

小麦、牛乳、卵、落花生、魚は意図的には加えていません。市販のアヒのペーストのアレルゲン表示を確認してください。 洗浄済みの牛もつを購入し、生肉は仕上げ用の香草や野菜と器具を分けて扱います。 すべての肉ともつに十分に火を通し、残りの再加熱は74 °Cまで行います。

仕上がり

仕上がり

  • 出来上がり: 柔らかな大粒モテと複数の肉、もつが、香りのよい熱いだしに浮かぶスープです。
  • 重要なコツ: 肉ともつを先にじっくり柔らかく煮て、加熱済みモテは後から加えるのが要点です。