コロンビアの代表料理

Hornado nariñense

玉ねぎ、にんにく、クミン、アチョーテで味付けした豚肩肉をじっくり焼き、モテ、じゃがいも、サラダと一緒に。

コロンビアの代表料理
共有
Hornado nariñense
地域 コロンビア、ナリーニョ県(特にパスト)
料理の種類 豚肉のスパイス風味の長時間ロースト
準備時間 50 分
加熱時間 約 5 時間 30 分
合計時間 少なくとも 18 時間 50 分(漬け込みと休ませる時間を含む)
概要

Hornado nariñense

ナリーニョ風ホルナード:皮を香ばしく焼いた豚肉、モテとじゃがいも添え

ホルナード・ナリニェンセ(hornado nariñense)は、コロンビア南部のナリーニョ県、とくにパスト周辺で親しまれる祝いのロースト料理です。伝統的には豚を丸ごと使い、玉ねぎ、にんにく、クミン、黒こしょう、アチョーテで味をつけ、薪窯で長時間焼きます。この家庭向けレシピでは、骨付きで皮のついた豚肩肉を使い、味の組み立てを生かしながら家庭のオーブンで火加減を管理しやすくしています。

豚肉には、皮をむいてゆでたトウモロコシのモテ、小さなじゃがいも、レタスとトマトのサラダを添えます。食卓によっては、トウモロコシのアレパ、チチャ、アボカドや地元のアヒ(ají)を合わせることもあります。付け合わせには地域や店ごとの違いがあります。ここではライム入りのサラダで、脂のある豚肉にさっぱりした味を添えます。

前日から準備してください。アドボをなじませ、皮を乾かすため、豚肉は冷蔵庫で少なくとも 12 時間休ませます。焼き時間は肩肉の形やオーブンによって変わります。安全のため、豚肉は最低 63°C に達したあと 3 分休ませます。ほぐれるほどやわらかい肩肉にするには、さらに 90–95°C まで加熱します。

材料

材料

豚肉とアドボ

  • 2 kg 骨付き、皮付きの豚肩肉
  • 大きめの黄玉ねぎ 2 個(約 300 g)、粗く切る
  • にんにく 6 片(約 18 g)
  • クミンパウダー 8 g(小さじ 2)
  • アチョーテパウダー 6 g(小さじ 2)
  • 黒こしょう 2 g
  • 細塩 18 g(分けて使う)
  • くせのない植物油 30 ml
  • アドボを撹拌する水 60 ml
  • ロースト用天板に入れる水 190 ml

じゃがいもとモテ

  • 小さめの煮崩れしにくいじゃがいも 1.2 kg、洗う
  • 加熱済みのモテ 500 g、水気を切る
  • じゃがいもとモテ用の水 1.5 L

レタスとトマトのサラダ

  • レタス 1 玉(約 250 g)、ちぎる
  • 完熟トマト 2 個(約 300 g)、くし形に切る
  • 小さな赤玉ねぎ 1 個(約 100 g)、薄切り
  • ライム 2 個
  • 生のコリアンダー 15 g、刻む
  • くせのない植物油 15 ml
  • 細塩 2 g
作り方

作り方

作り方

  1. 皮を乾かして切り目を入れる キッチンペーパーで皮の水分をしっかり拭き取ります。よく切れる包丁で約 2 cm 間隔の格子状に切り目を入れ、皮と脂の層だけを切って肉には達しないようにします。可能なら皮の端を少し持ち上げ、下の肉にアドボを塗れるようにします。調味料を用意する間、豚肉は冷蔵庫に入れておきます。

  2. アドボを作って塗る 玉ねぎ、にんにく、クミン、アチョーテ、黒こしょう、塩 13 g、油、水 60 ml をミキサーにかけ、濃いペーストにします。肉と持ち上げた皮の下に塗り、皮の表面はなるべく汚さないようにします。皮をもう一度拭き、残りの塩 5 g をすり込みます。網の上に豚肉を置いて天板にのせ、覆わずに冷蔵庫で 12 時間以上、最長 18 時間休ませます。

  3. オーブンと天板を整える オーブンを 150°C に予熱する間に、豚肉を冷蔵庫から出します。天板に網を置き、皮を上にして豚肉をのせます。水 190 ml を網の下の天板に注ぎ、肉にはかけません。皮は空気に触れた乾いた状態にしておきます。

  4. ゆっくり焼いてやわらかくする 約 4–5 時間焼きます。天板をときどき確認し、水が完全になくなったら少量を足します。4 時間たったら、骨に触れないように複数の厚い部分で温度を測ります。ほぐれるほどやわらかくしたい場合は 90–95°C まで焼き、フォークが肉の中で簡単に回ることを確認します。食品安全の最低条件は 63°C に達したあと 3 分休ませることです。それより高い温度は、肩肉をやわらかくするためです。皮がパリッとする前に肉が仕上がった場合は、皮を仕上げる間、肉を温かく保ちます。

  5. 皮を香ばしく焼き、肉を休ませる オーブンを 230°C に上げ、皮が膨らんでパリッとするまでさらに 20–30 分焼きます。焦げそうな部分があれば、アルミホイルをゆるくかぶせます。清潔なまな板に移し、切るかほぐす前に 30 分休ませます。生肉に触れた天板は洗わずに加熱済みの肉に使わないでください。

  6. じゃがいもをゆでてモテを温める 肉を休ませている間に鍋で水 1.5 L を沸かします。じゃがいもを入れ、中心にナイフが簡単に入るまで 20–25 分ゆでます。湯を切ります。別の鍋で、じゃがいものゆで汁を少し加えたモテを湯気が立つまで温め、湯を切ります。

  7. サラダを和えて盛り付ける レタス、トマト、赤玉ねぎ、コリアンダーをボウルに入れます。ライム 2 個を搾り、油 15 ml と塩 2 g を加え、食卓に出す直前に和えます。豚肉を切り分けるか大きめにほぐし、じゃがいも、モテ、サラダと一緒に盛ります。ナリーニョのアヒは別添えにします。残りは 2 時間以内に冷蔵し、再加熱時は 74°C まで温めます。

実用情報

実用情報

ナリーニョのアドボ

玉ねぎ、にんにく、クミン、黒こしょう、アチョーテを合わせた、甘さを加えない香り豊かなペーストです。アチョーテは肉に暖かな色と土のような香りを添えます。肉と皮の下に塗り、皮の表面はできるだけ清潔で乾いた状態に保つと、焼いたときにパリッと仕上がります。

家庭のオーブンに合わせたロースト

豚を丸ごと焼くには、大きな薪窯と経験が必要です。骨付き肩肉なら家庭でも扱いやすく、伝統的な味付けと食べ方を取り入れられます。皮を残してもらい、厚みが比較的均一な肉を選びましょう。時間だけに頼らず、温度計とフォークでやわらかさを確認します。

道具

アドボ用のミキサーまたはフードプロセッサー 網付きのロースト用天板 食品用温度計(瞬間読取式またはプローブ式) じゃがいもとモテ用の大きな鍋 よく切れる包丁と安定したまな板 サラダボウルとトング

実用的なアドバイス

皮をパリッと仕上げるには 皮が乾いていることが大切です。切り目を入れたあと水分を拭き、アドボを皮の下にとどめて、豚肉を一晩覆わずに冷蔵します。塩は焼く少し前に皮にすり込みます。最後の高温調理では色が急に変わるため、目を離さないでください。まだ硬い場合は、焼いたあと皮を肉から外し、肉を保護しながら短時間グリルで焼きます。 肩肉の焼き上がりを判断する 骨付き肩肉は形が不規則なので、時間は目安です。短いほうの焼き時間に近づいたら複数箇所を測り始めます。豚肉の塊は 63°C に達し、3 分休ませることが安全上の最低条件です。このレシピでは、ほぐれる食感にするため 90–95°C まで加熱し、フォークでも確認します。 モテとじゃがいも モテは皮をむいて加熱したトウモロコシです。調理済みのモテや、水気を切った缶詰のホミニーも家庭では便利です。保存表示に従い、湯気が立つまで温めます。入手できればナリーニョのパストゥサ種のじゃがいもを使い、なければ煮崩れしにくい小さなじゃがいもを使います。付け合わせは温かく、サラダは冷たく保ちます。 衛生と保存 生の豚肉やアドボをサラダ、加熱済みの付け合わせから離します。生肉に触れた後は手を洗い、まな板や器具も洗浄します。温度計のプローブは清潔なものを使います。残りは浅い容器に入れて 2 時間以内に冷蔵し、再加熱時は 74°C にします。 栄養値の目安 数値は豚肉、じゃがいも、モテ、サラダを含む 8 人分の 1 人前の概算です。肩肉の脂身や食べられる部分の割合には差があり、天板に残った脂は計算に含めていません。モテの製品や食塩の残り方によっても変わります。

仕上げのポイント

前日にできること: 前夜にアドボを作って豚肉に塗り、皮を乾かすため覆わずに冷蔵します。 盛り付けの提案: 温かいモテとじゃがいも、冷たいサラダを添え、ナリーニョのアヒは別の器で出します。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 分量: 豚肉、じゃがいも、モテ、サラダを合わせた 1 人分
  • エネルギー: 720 kcal
  • 炭水化物: 55 g
  • たんぱく質: 45 g
  • 脂質: 32 g
  • 食物繊維: 8 g
  • ナトリウム: 950 mg