コロンビアの代表料理

Arroz atollado de piangua(コロンビア太平洋岸のココナッツ風味ピアンガ米)

ピアンガ、ココナッツミルク、アチョーテのソフリット、新鮮なチランガで太平洋沿岸風のしっとり米料理を作ります。

コロンビアの代表料理
共有
ココナッツライスとピアングアを盛った大皿から、スプーンで一口分をすくう。
地域 コロンビア太平洋岸、カウカ県グアピ
料理の種類 ピアンガと太平洋風ソフリットで煮るココナッツ米
準備時間 30分(手を動かす時間)
加熱時間 45分
休ませる時間 なし
概要

Arroz atollado de piangua(コロンビア太平洋岸のココナッツ風味ピアンガ米)

グアピの、しっとり香り豊かな米料理

カウカ県グアピでは、ピアンガ(マングローブに生息する二枚貝)を米、ココナッツミルク、太平洋沿岸風の香味野菜と一緒に煮込みます。アロス・アトジャードは、乾いたピラフのようにぱらぱらではなく、スプーンですくえるしっとりした仕上がりが特徴です。沿岸各地では使う貝や魚介が異なり、ピアンガとエビを合わせる地域もあります。このレシピではピアンガを主役にし、家庭で作りやすい分量に整えました。

味の土台は、トマト、青ねぎ、玉ねぎ、にんにく、ピーマン、アチョーテ油、新鮮なハーブです。ココナッツミルクが香味野菜と貝のうま味をまとめます。チランガ(チマロンコリアンダー)は個性の強い香りがあり、手に入らない場合は普通の香菜で爽やかさを補えますが、同じ風味にはなりません。ポレオも太平洋沿岸料理らしい香りを添えます。

家庭で扱いやすいよう、認可された販売元の殻をむいたピアンガを使います。生きた貝の処理は不要です。貝肉は仕上げ近くに加え、最も厚い部分の温度を測って火を通します。米は柔らかく、粒の間にココナッツの煮汁が残り、ひとすくいできる程度にしっとりさせます。

材料

材料

ピアンガと米

  • 750 g 生のピアンガの身(Anadara spp.)、殻をむいて加熱できる状態
  • 350 g 長粒種の白米、洗って水を切る
  • 1.65 L 熱湯または無塩の魚介だし。必要に応じて少量追加する
  • 240 ml 無糖の全脂ココナッツミルク

太平洋風ソフリット

  • 180 g 完熟トマト、細かく刻む
  • 100 g 青ねぎ、薄切り
  • 100 g 黄玉ねぎ、細かく刻む
  • 100 g ピーマン、細かい角切り
  • 12 g にんにく、みじん切り
  • 20 ml アチョーテ(ビハ)入りの植物油、または植物油とアチョーテ粉ひとつまみ
  • 10 g 細塩、分けて使う
  • 1 g 黒こしょう(粉)
  • 1 g クミン(粉)

ハーブと仕上げ

  • 8 g 生のチランガ(チマロンコリアンダー)、細かく刻む。なければ香菜
  • 3 g 生のポレオ、細かく刻む。なければオレガノを少量
  • 15 ml 生のライム果汁、または添えるライムのくし切り
作り方

作り方

作り方

  1. ピアンガを冷蔵しておく 野菜と米を準備する間、殻をむいたピアンガを4°C以下で冷蔵します。ふた付き容器に入れ、そのまま食べる食品とは分けてください。生の貝を流しで洗うと水はねで周囲を汚染するおそれがあるため洗いません。パックの余分な液体を切り、清潔なキッチンペーパーで身の水分を取ります。

  2. 太平洋風ソフリットを作る 5–6 Lの厚手の鍋にアチョーテ油を入れ、中弱火で温めます。青ねぎ、玉ねぎ、ピーマン、塩の半量を加え、約6分、柔らかくつやが出るまで混ぜながら炒めます。トマトとにんにくを加え、トマトが煮崩れて香りのよい濃いベースになるまでさらに4分加熱します。クミン、黒こしょう、チランガとポレオの半量を混ぜます。

  3. 米にソフリットをまとわせる 洗って水を切った米を加えます。約2分、香味油が米粒全体になじむよう混ぜます。短時間炒めることで火の通りが均一になり、ソフリットの味も広がります。

  4. 米を少し硬さが残るまで煮る 熱湯またはだしを1.65 L注ぎ、残りの塩を加えます。沸騰したら一度混ぜて鍋底の米をはがし、火を弱めてふたをします。約18分、静かに煮ます。途中で1、2回だけふたを開け、底からさっと混ぜてください。煮汁が減る間に焦げないよう、火加減は弱めに保ちます。

  5. ココナッツミルクを加えて湿った食感にする ココナッツミルクを加え、ふたをせず5–8分煮ながら、毎分やさしく混ぜます。米は柔らかく、粒の間にクリーミーな煮汁が見える状態が目安です。米が柔らかくなる前に煮詰まったら、熱湯を50 mlずつ加えます。乾いたピラフではなく、スプーンですくえるしっとりした仕上がりにします。

  6. ピアンガに火を通す 冷たいピアンガを加え、米粒をつぶさないようにそっと混ぜます。弱く煮立つ状態を保ち、最も厚い貝肉が63°Cに達してから少なくとも15秒保ちます。小さな身なら通常3–5分です。強く沸騰させたり、長く煮すぎたりすると貝が硬くなるので避けます。火を止め、残りのハーブを混ぜます。

  7. 熱いうちに盛り、残りはすぐ冷蔵する 味を見て、必要な場合だけ調整します。ライムを添え、熱いうちに盛り付けます。配膳を待つ分は60°Cを超える温度で保温します。残りは浅い容器に広げ、できれば1時間以内、必ず2時間以内に4°C以下で冷蔵します。24時間以内に食べ、再加熱は1回だけ、全体が熱く湯気が立ち74°Cに達するまで加熱します。

実用情報

実用情報

実用的なアドバイス

認可された販売元からピアンガを買う。 ピアンガはマングローブに関係する貝で、採取規則や禁漁期間は地域によって異なります。このレシピは市販のむき身を使い、採取方法や生きた貝の安全性を判定する方法は扱いません。購入から調理まで冷蔵状態を保ちます。 形が残る米を選ぶ。 長粒種の白米は粒が保たれ、ココナッツの煮汁にとろみをつけるだけのデンプンも出ます。洗うと表面の余分なデンプンや汚れが落ちます。分量どおりの液体にするため、米の水をしっかり切ります。別の品種を使う場合は吸水量が異なるので、液体を少しずつ加えます。 手に入るハーブに合わせる。 チランガは力強く特徴のある香りです。香菜は爽やかさを補いますが、完全な代用にはなりません。ポレオがなければオレガノを少量使えます。繊細なハーブは仕上げに加えると香りが残ります。 鍋底からやさしく混ぜる。 厚手の鍋と弱火で、煮詰まるココナッツミルクや米の焦げ付きを防ぎます。幅の広いスプーンで底から混ぜ、米が柔らかくなったらつぶさずに返すようにします。盛り付け前に固くなったら、熱湯を少し加えてほぐします。 炊いた米の扱いに注意する。 炊いた米を温かいまま長く置くと細菌が増えるおそれがあります。食卓では温かく保ち、残りは浅い容器で速やかに冷まして冷蔵します。室温で長く放置した米は、再加熱しても安全には戻りません。

仕上げのポイント

アレルゲン: 軟体動物を含みます。魚介だしやココナッツミルクの表示で、他の原材料や交差接触の注意を確認してください。 食品衛生: 生のピアンガは4°C以下で保管し、最も厚い部分を63°Cで少なくとも15秒加熱します。炊いた米はすばやく冷却し、2時間以内に冷蔵して、74°Cまでの再加熱は1回にします。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 分量: 8人分の1人分
  • エネルギー: 340 kcal
  • 炭水化物: 44 g
  • たんぱく質: 18 g
  • 脂質: 10 g
  • 食物繊維: 2 g
  • ナトリウム: 約1,100 mg