カナダの代表料理

Poutine(プーティン)

プーティンは、揚げたポテトにチーズカードとグレービーソースをかけるケベックゆかりの料理です。この家庭向けレシピでは、外はカリッと中はほくほくのポテトに、フレッシュチェダーチーズカードとコクのあるブラウングレービーを合わせます。チーズが少しやわらいでも形を保つよう、食べる直前に盛り付けます。

カナダの代表料理
共有
ケベック風プーティン。黄金色のポテトにフレッシュチーズカードとブラウングレービーをのせた一皿。
熱いグレービーでチーズの縁が少しやわらぎ、ポテトの表面はカリッとしたままです。
下準備 25分
加熱時間 70分
合計時間 2時間5分
カロリー 1人分約890kcal(推定)
概要

ケベック風プーティン:二度揚げポテトとブラウングレービー

プーティンはケベック州と深く結びついており、現在はカナダ各地で親しまれています。定番はフライドポテト、フレッシュチーズカード、熱いブラウングレービーの組み合わせです。ケベック州内の複数の地域が発祥を主張しているため、特定の町や人物を唯一の発祥元として断定しないのが適切です。

三つの要素は食感のバランスが大切です。ポテトはグレービーを受け止められるよう表面をカリッと揚げ、中はやわらかく仕上げます。フレッシュチェダーチーズカードは穏やかな酸味と弾力があり、噛むと少しきゅっとした食感が楽しめます。熱いグレービーでチーズの縁を少しやわらかくしつつ、全体がチーズソース状にならないようにします。

このレシピではラセット種などのでんぷん質の多いポテトを二度揚げします。短時間水にさらして表面のでんぷんを落とし、揚げる前にしっかり乾かすことで、熱い油のはねを抑えます。一度目は中まで火を通し、二度目は高温で表面を色よくカリッとさせます。牛肉と鶏肉のストックを合わせたグレービーは、バターと小麦粉のルーでとろみをつけ、チーズの風味を覆い隠さない深い味わいにします。

実用情報

実用情報

  • 可能であればフレッシュチェダーチーズカードを使います。独特の弾力ある食感が定番のプーティンを特徴づけます。
  • 水にさらしたポテトは完全に乾かし、少量ずつ揚げて油温を保ちます。
  • グレービーは熱く保ち、チーズカードには盛り付けの直前にかけます。チーズが少しやわらいでも粒の形が残ります。
材料

材料

フライドポテト

  • でんぷん質の多いじゃがいも(ラセット種など)1.2kg(よく洗い、厚さ約8mmの棒状に切る。皮は好みでむく)
  • 高温調理向きのくせのない油 1.5L(揚げ油。必要に応じて追加)
  • 細粒塩 4g

ブラウングレービー

  • 無塩バター 30g
  • エシャロット 60g(細かいみじん切り)
  • にんにく 1片(5g、みじん切り)
  • 中力粉 30g
  • 塩分控えめのビーフストック 400ml(温める)
  • 塩分控えめのチキンストック 300ml(温める)
  • トマトペースト 15g
  • ウスターソース 5ml
  • りんご酢 5ml
  • 黒こしょう 1g
  • 細粒塩 最大2g(味を見て必要な場合のみ)

盛り付け

  • フレッシュチェダーチーズカード 400g(ひと口大にほぐす)
作り方

作り方

作り方

  1. ポテトを水にさらして乾かすポテトを幅約8mmの棒状に切る。冷水に浸して30分置き、水を切る。清潔なタオルで完全に水気を拭き取る。表面に水分が残ると熱い油がはねます。

  2. グレービーを作り始める片手鍋にバターを入れて中火で溶かす。エシャロットを加え、色づけずにやわらかくなるまで3〜4分炒める。にんにくとトマトペーストを加えて30秒炒める。

  3. ルーを作る中力粉を加え、なめらかで薄いきつね色になるまで泡立て器で混ぜながら2分加熱する。温めたビーフストックとチキンストックを少しずつ加え、その都度よく混ぜる。ウスターソース、りんご酢、黒こしょうを加える。

  4. つやが出るまで煮るグレービーを沸騰させてから弱火にし、スプーンの背にまとわりつく濃さになるまで、時々混ぜながら8〜10分煮る。ストックやチーズの塩分を考え、塩を加える前に味見する。揚げている間はグレービーを60℃以上に保つ。

  5. 一度目に揚げる深く厚手の鍋に入れる油を鍋の高さの半分以下にし、160℃に熱する。ポテトを少量ずつ入れ、色づかずに中がやわらかくなり、しなる程度まで各5〜6分揚げる。穴あきおたまで取り出し、網またはペーパータオルを敷いた天板に広げる。次の分を入れる前に油温を戻す。

  6. 二度目にカリッと揚げる油温を190℃に上げる。ポテトを少量ずつ入れ、表面がカリッとして濃いきつね色になるまで各2〜4分揚げる。油を切って計量した塩をまぶす。次の分を入れる前に油温が190℃に戻るのを待つ。

  7. 盛り付けてすぐに出すポテトを浅めの器4つに分け、チーズカードを散らす。熱いグレービーを全体にかける。チーズの縁が少しやわらぎながらも、粒の形が見える状態が目安です。すぐに食卓へ出します。

実用情報

実用情報

食べ方

盛り付け後すぐに食べると、ポテトの縁のカリッとした食感を楽しめます。グレービーを少しずつかけたい場合は、温めたポットに入れて食卓に出します。ボリュームのある料理なので、そのままでも、さっぱりしたサラダを添えてもよく合います。

事前準備

ポテトは切って水にさらした状態で、完全に浸したまま冷蔵すれば最長24時間置けます。揚げる前に水を切り、念入りに乾かしてください。グレービーも先に作り、速やかに冷ましてから密閉して冷蔵できます。食べる前に泡立て器で混ぜながら完全に沸騰するまで再加熱し、提供まで熱く保ちます。ポテトは食べる直前に揚げます。

保存と再加熱

残ったポテト、チーズカード、グレービーは別々の密閉容器に入れ、2時間以内に冷蔵します。冷蔵庫は4℃以下に保ち、4日以内に食べ切ってください。グレービーは再加熱して完全に沸騰させ、ほかの残り物は74℃まで加熱します。組み立てた状態で保存するとポテトがやわらかくなり、元のカリッとした食感には戻りません。

材料の代用

このレシピではフレッシュチェダーチーズカードが大切です。手に入らない場合、別のチーズでもポテトとグレービーをおいしく食べられますが、シュレッドチーズは溶け方が異なり、チーズカードの代わりにはなりません。魚を避ける必要がある場合は、ウスターソースにアンチョビが含まれることがあるため、ラベルを確認してください。

確認ポイント

確認ポイント

  • ポテトがしんなりする水気が残っていた、鍋に一度に入れすぎた、または早くグレービーをかけすぎた可能性があります。十分に乾かし、少量ずつ揚げて、食べる直前に盛り付けます。
  • グレービーにだまができる温めたストックをルーに少しずつ加えながら混ぜます。だまが残ったら、盛り付け前にこします。
  • チーズがすっかり溶けるフレッシュチーズカードを使い、ポテトの後、熱いグレービーをかける直前に加えます。盛り付けた後に強く混ぜないでください。
栄養情報

栄養情報

  • 1人分の目安レシピの約4分の1(盛り付け後約450g)
  • エネルギー約890kcal
  • 炭水化物67g
  • たんぱく質32g
  • 脂質56g
  • 食物繊維5g
  • ナトリウム約1,540mg
アレルゲンと安全

アレルゲンと安全

乳製品と小麦を含みます。ウスターソースには魚が含まれる場合があるため、ラベルを確認してください。ポテトは完全に乾かし、少量ずつ揚げます。鍋に入れる油は高さの半分以下にし、熱い油から目を離さず、水を近づけないでください。油に火がついたら、安全であれば熱源を止め、金属製のふたをかぶせます。水をかけてはいけません。グレービーは60℃以上で保温し、傷みやすい食品は2時間以内に冷蔵します。

よくある質問

よくある質問

冷凍フライドポテトでも作れますか?

作れます。袋の表示に従ってカリッとするまで加熱し、チーズカードとグレービーをのせてください。手軽な方法ですが、このレシピの浸水時間と揚げ時間は生のじゃがいも向けです。

グレービーをベジタリアン向けにできますか?

このレシピのグレービーには牛肉と鶏肉のストックを使います。野菜ストックで別に作るソースは、ここで紹介するものとは異なるアレンジです。

チーズカードは溶かしますか?

熱いグレービーが触れる縁は少しやわらぎますが、大半は粒の形を保ちます。フレッシュチーズカードを使い、食べる直前に盛り付けると食感を残せます。

食べる直前に盛り付ける

食べる直前に盛り付ける

  • カリッとしたポテト、フレッシュチーズカード、熱いグレービーの食感をそれぞれ残します。
  • ポテトをよく乾かして少量ずつ揚げ、グレービーは食べる直前にかけます。