ペルーの代表料理

パチャマンカ・ア・ラ・オジャ|鍋仕立ての家庭版

鶏肉、豚肉、アンデスの香草、芋、トウモロコシ、そら豆を厚手の鍋で蒸し煮にする、地中の熱石調理を家庭向けに応用した料理です。

ペルーの代表料理
共有
パチャマンカ・ア・ラ・オジャ:アンデスの香草と肉、芋の蒸し煮
パチャマンカ・ア・ラ・オジャ:アンデスの香草と肉、芋の蒸し煮
出来上がり量 4人分
下準備 35分
加熱調理 100分
追加の待ち時間 123分
合計時間 258分
概要

パチャマンカ・ア・ラ・オジャ:アンデスの香草と肉、芋の蒸し煮

パチャマンカは、地面の穴と熱い石を利用して食材に火を通す、アンデス地方の調理文化と結びついた料理です。ここで作る「パチャマンカ・ア・ラ・オジャ」は、その材料と香草を使う家庭向けの鍋仕立てです。

チンチョとワカタイは、ペルーの料理に使われる香草です。アヒ・パンカ、にんにく、トウモロコシ発酵飲料のチチャ・デ・ホラとともに肉を漬け、蓋付きの鍋で蒸し煮にします。

鶏肉と豚肉に続いてじゃがいも、チョクロ、カモテ、そら豆を時間差で加えます。家庭のコンロやオーブンに石を入れて地中の調理法を再現しようとせず、肉それぞれの中心温度を確認してください。

材料

材料

肉とアンデスの香草だれ

  • 700 g 骨付き鶏もも肉(生、約4本)
  • 500 g 豚肩肉(骨なし、生)。約4 cm角
  • 20 g チンチョの生葉。洗って刻む
  • 20 g ワカタイの生葉。洗って刻む
  • 50 g アヒ・パンカのペースト(無糖)
  • 25 g にんにく。つぶす
  • 150 ml チチャ・デ・ホラ(トウモロコシの発酵飲料)。市販品または確実に管理して作ったもの
  • 40 ml 赤ワインビネガー。計量する
  • 8 g 細粒の塩。計量する
  • 3 g クミン(粉末)。計量する
  • 2 g 乾燥オレガノ。揉んで細かくする
  • 15 ml クセのない油。肉の焼き付け用

芋、とうもろこし、豆

  • 550 g 小粒のじゃがいも。洗って半分に切る
  • 400 g カモテ(サツマイモ)。皮をむき大きく切る
  • 300 g チョクロ(大粒トウモロコシ)。扱いやすい大きさに切る
  • 250 g 生のそら豆。さやから出す
  • 250 ml 蓋付き蒸し煮用の水。計量する
作り方

作り方

作り方

  1. 香草の漬けだれを作る。約10分かけて、刻んだチンチョ20 g、ワカタイ20 g、アヒ・パンカ50 g、にんにく25 g、チチャ・デ・ホラ150 ml、赤ワインビネガー40 ml、塩8 g、クミン3 g、オレガノ2 gを粗くすり混ぜる。硬い大きな茎はなく、香草の粒が見える湿ったたれにする。

  2. 肉を冷蔵で漬ける。蓋付きの非反応性容器で骨付き鶏もも肉700 gと豚肩肉500 gにたれを絡め、4 °C以下で120分冷蔵する。両方の肉の表面に香草と赤いペーストが付く状態にする。生肉用のまな板を分け、生のたれを味見しない。

  3. 肉の表面を焼く。厚手の大鍋で油15 mlを熱し、たれの汁気を切った豚肉を約6分焼き、続いて鶏肉を約4分、合計10分焼く。肉を返して軽い焼き色を付け、香草が鍋底で焦げないようにする。肉に触れた残りのたれは後の煮込みに全部入れて十分加熱するが、冷たいソースとしては使わない。

  4. 肉を蓋付きで煮込む。2種類の肉、漬けだれ、水250 mlを鍋に入れて蓋をし、弱火で45分やさしく煮込む。途中1~2回そっと動かす。底が乾かず静かな煮立ちが続く状態にする。生肉に触れたたれは肉と一緒に完全に加熱する。

  5. じゃがいもとチョクロを加える。半割りのじゃがいも550 gとチョクロ300 gを肉の間に入れ、蓋をしてさらに25分煮る。じゃがいもは串が入り始めるが形が残る段階にする。

  6. カモテとそら豆を加える。カモテ400 gとそら豆250 gを加え、蓋をして約20分煮る。サツマイモは崩れず柔らかく、豆はふっくらし、豚肉には串が通りやすい状態が目安。最も厚い鶏肉の中心が74 °C以上、豚肉が63 °C以上か測り、足りなければ加熱を延長する。豚肉には3分休ませる時間も必要。

  7. 火を止めて肉を休ませる。火を止め、鍋に蓋をしたまま3分置く。肉が温かく、煮立ちが静まって肉汁が落ち着いた状態になる。豚肉は63 °C以上を確認した後3分休ませ、鶏肉は74 °C以上に達していること。

  8. 温かい皿に盛る。約5分で鶏肉、豚肉、じゃがいも、カモテ、チョクロ、そら豆を4皿に分け、十分に煮込んだ香草の煮汁を少しかける。食材の形が識別でき、煮汁が薄く絡む状態にする。生肉に触れた未加熱の汁は使わず、残りは速やかに冷蔵する。

実用情報

実用情報

調理と保存のポイント

厚手の鍋に密閉性のある蓋を使い、煮汁がほとんどない鍋を放置しません。追加の水250 mlに漬けだれと肉汁が加わって蒸し煮になります。特定の鍋で水分が早く失われる場合は、大量の水を勝手に足すのではなく、火を弱め蓋の密閉状態を改善します。鶏肉が先に安全な温度に達しても、豚肩肉が柔らかくなるには追加の加熱が必要な場合があります。地中の熱い石を使う本来の方法を家庭のコンロやオーブンへ無理に持ち込まないでください。チンチョとワカタイを一般的なミックスハーブに換えると別の煮込みになります。残りは4 °C以下で3~4日保存し、再加熱は74 °C以上にします。

確認ポイント

確認ポイント

  • 原因と対処鍋底が乾き焦げるのは蓋の密閉不足か火が強すぎるためです。蓋を合わせ、静かな煮立ちを保ちます。
  • 原因と対処豚肉が硬いうちに芋が崩れるのは芋を早く入れたか小さく切りすぎたためです。大きく切り、指定の時間差で加えます。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 分量4人分の量の多い主菜のうち1人分
  • エネルギー930 kcal
  • 炭水化物77.2 g
  • たんぱく質55.9 g
  • 脂質44.1 g
  • 食物繊維12.3 g
  • ナトリウム1060 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

生の鶏肉・豚肉やその漬けだれは、すぐに食べる野菜から分けて扱います。鶏肉は中心74 °C以上、豚肉は63 °C以上と3分の休ませ時間が必要です。チチャ・デ・ホラは発酵飲料でアルコールを含む場合があります。包装品の穀物などアレルゲン表示を確認してください。

仕上がり

仕上がり

  • 盛り付け: 鶏肉と豚肉、芋、豆に香草の煮汁が絡む鍋仕立てです。
  • 大切な点: 具材を時間差で入れ、鶏肉74 °C以上、豚肉63 °C以上と3分休ませる時間を確認します。