ベトナムの牛肉フォー(Phở bò)
牛骨を静かに煮出した澄んだスープに、焼き目をつけた玉ねぎとしょうが、控えめなホールスパイス、やわらかく煮た牛胸肉、平たい米麺を合わせる家庭向けの Phở bò です。香草、もやし、ライム、唐辛子は別添えにし、食べる人が好みで加えます。
Phở はベトナムの米麺スープで、器ごとに食べる直前に仕上げます。Phở bò は牛肉を使う種類です。ベトナム北部、とくにハノイと結び付けられますが、ナムディンも発展の歴史を語る際に登場します。歴史資料には異なる見解があるため、このレシピでは唯一の発祥地を断定しません。
だしは濁らず、牛肉の風味がはっきりしているのが目安です。骨を下ゆでして洗うと表面の汚れを落とせます。強く沸かさず、静かに煮ると澄んだスープになりやすくなります。玉ねぎとしょうがは部分的に水ぶくれのような焼き目が付き、香りが立つまで焼き、全体を焦がしません。八角、シナモン、コリアンダー、クローブは肉の風味を支える量にとどめます。
この作り方では牛胸肉を塊のままスープで煮てから薄切りにします。熱いスープをかけるだけで生肉に火を通す方法に頼らない、家庭向けの手順です。麺は別にゆで、長い煮込み中にスープを吸ってやわらかくなりすぎるのを防ぎます。


