フランスの代表料理

Tapenade noire

ブラックオリーブ、ケッパー、アンチョビ、オリーブオイルを加熱せずに粗くペースト状にし、食感を残したまま冷やして食べるプロヴァンスのタプナード。

フランスの代表料理
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Tapenade noire:板の上に並べた一品
準備時間 15分
加熱時間 0分
合計時間 45分
出来上がり量 約315 g
紹介とポイント

Tapenade noire — プロヴァンス風ブラックオリーブ、ケッパー、アンチョビのタプナード

Tapenade noire は、ブラックオリーブだけでなくケッパーとアンチョビも重要な役割を持つプロヴァンスのペーストである。名称はプロヴァンス語でケッパーを指す語と関連しており、ひよこ豆とタヒニを中心に作るフムスとは別の料理である。単なる黒オリーブディップとして扱わず、ケッパーの酸味とアンチョビの旨味を構成要素として残す。

加熱工程はない。成否を左右するのは水分、塩分、食感の管理である。オリーブとケッパーは水気を切った後の重量で量り、アンチョビは小骨が残っていないか確認する。オリーブオイルは完成品に残るため、必ず計量して全量を使う。フードプロセッサーを連続運転すると滑らかすぎて油っぽいペーストになりやすいので、短く断続的に回す。

追加の塩は入れない。アンチョビ、オリーブ、ケッパーだけでナトリウムが多いため、三つを合わせてから味を判断する。少量のレモン汁は酸味を前面に出すのではなく、重い塩味を引き締める役割を持つ。魚を含む冷製ペーストなので、完成したら清潔な容器に入れ、すぐ冷蔵する。

成功のコツ

成功のコツ

  • 塩水や酢漬けの材料は滴が落ちなくなるまで十分に水切りする。
  • フードプロセッサーは短く回し、液状になる前に止める。
  • 塩は全材料を混ぜて味見してから判断する。この配合では追加しない。
材料

材料

  • 200 g 種抜きブラックオリーブの塩水漬け、水切り後重量 — 水切り後の果肉を全量使用
  • 15 g ワインビネガー漬けケッパー、水切り後重量 — 亜硫酸塩を含む表示のある製品を使用
  • 30 g アンチョビフィレ、水切り後の可食重量、小骨を確認 — 流通経路が明確な市販品
  • 55 g エクストラバージンオリーブオイル — 全量を使用
  • 5 g にんにく、皮をむく — 小1片ほど
  • 10 ml 生レモン汁
作り方

作り方

作り方

  1. 材料を水切りして確認する。オリーブとケッパーを十分に水切りし、アンチョビは1枚ずつ小骨を確認する。オリーブとケッパーから滴が落ちず、アンチョビに小骨が残っていない状態にする。アンチョビは撹拌直前まで冷蔵する。

  2. 粗いオリーブペーストを作る。オリーブ、ケッパー、アンチョビ、にんにくを短いパルスで回す。ボウルをこそげるときは必ずモーターを止める。細かく刻まれているが完全に滑らかではなく、オリーブの小片が見える状態で止める。

  3. オイルとレモンで仕上げる。レモン汁を加え、オリーブオイルを少しずつ注ぎながら短く回す。スプーンですくえるまとまりがあり、小さなオリーブ片が残り、表面に油だまりがない状態にする。塩を足す前に必ず味見し、この配合では追加しない。

  4. 食べる前に冷やす。清潔な容器へ移し、ふたをして冷蔵庫で30分冷やす。少し締まって塗りやすく、油が分離していない状態にする。4 °C以下で保存し、提供後は速やかに冷蔵庫へ戻す。

盛り付け

実用情報

盛り付け

1人約30 gを前菜の濃厚なペーストとして出す。大盛りのディップにするより、パンに薄く塗るか、歯ごたえのある生野菜に少量添える方が味のバランスを取りやすい。

保存と温め直し

ふたをして4 °C以下で保存し、3日以内に使う。食卓に出した後は速やかに冷蔵庫へ戻す。冷製または軽く冷えた状態で食べる料理で、温め直しは向かない。

作り置きと代用

2日前までに作っておける。グリーンオリーブを使うと、別の個性を持つグリーンタプナードになる。アンチョビを抜くと旨味の構成が大きく変わるため、同じ料理として扱わず別のオリーブペーストと考える。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • ペーストの周囲に油が浮く連続撹拌しすぎて目指す食感が崩れている。油をゴムべらでやさしく戻し、それ以上機械で回さない。
  • 水っぽい塩水漬け材料に水分が残りすぎている。次回は計量と撹拌の前に、より長く水切りする。
30 g分の栄養目安

30 g分の栄養目安

  • 1人分30 g、約10人分のうち1人分
  • エネルギー79 kcal
  • 炭水化物1.5 g
  • たんぱく質1.1 g
  • 脂質8.0 g
  • 食物繊維0.4 g
  • ナトリウム292 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 魚、亜硫酸塩。

流通経路が明確な市販アンチョビフィレを使い、小骨がないか確認する。

魚を含む完成品は4 °C以下で冷蔵する。

食卓に出した後は速やかに冷蔵し、2時間を超えて室温に置いた場合は廃棄する。

よくある質問

よくある質問

タプナードは完全になめらかにする?

しない。細かいが粒感の見えるペーストにすると、過度に撹拌した液状の食感を避けられる。

なぜ塩を加えない?

アンチョビ、ケッパー、オリーブだけで、この配合に必要なナトリウムが十分に入るため。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 黒く濃厚でスプーンですくえるペースト。オリーブの厚み、ケッパーの鋭い酸味、アンチョビの旨味を持ち、油が浮かない程度にまとまる。
  • 決め手: 水分を十分に切り、短いパルスだけで撹拌して、油っぽいピューレではなく粒感を残す。