フランスの代表料理

いちごのシャルロット(Charlotte aux fraises)

20cmのシャルロット型にシロップを軽く含ませたフィンガービスケットを並べ、82℃まで加熱した卵黄入りいちごババロア、角切りいちご、柔らかく泡立てた生クリームを詰めて、6時間しっかり冷やし固めます。

フランスの代表料理
共有
いちごのシャルロット(Charlotte aux fraises):皿に盛り付けた一品
準備時間 27分
加熱時間 11分
合計時間 433分
出来上がり量 直径20cmのシャルロット1台、8切れ
はじめに

Charlotte aux fraises — フィンガービスケットといちごのババロアで作る20cmシャルロット

いちごのシャルロットは、隙間なく立てたフィンガービスケット、崩れずに切れるフィリング、クリームの中でも存在感を残すいちごの3つがそろうと形が安定します。ここでは異なる冷菓の作り方を混ぜず、いちごのババロアを中心にします。型を直径20cmに固定することで、ビスケットとフィリングの量、最終的な8切れという分量を明確にします。

ババロアは、全乳、低温殺菌済み卵黄、砂糖で作る加熱カスタードから始めます。82℃まで加熱したカスタードへふやかしたゼラチンを溶かし、いちごピューレを混ぜてから25℃まで冷まします。この温度が高すぎると柔らかく泡立てた生クリームが溶け、低すぎるとクリームを混ぜる前にゼラチンが固まり始めます。角切りいちごはムースができてから加えます。

フィンガービスケットに付けるシロップは表面を湿らせる程度です。たっぷり吸わせると壁が柔らかくなり、型から外したときに支えられません。組み立てた後は4℃以下で6時間、途中で短縮せず冷やします。型を軽く動かしても中央が波打たず、型から外してもビスケットの壁が立っている状態が目安です。完成後は必ず冷蔵し、2日以内に食べ切ります。

成功のポイント

成功のポイント

  • フィンガービスケットを隙間なく並べ、シロップは軽く塗る。
  • 低温殺菌済み卵黄を使い、カスタードを82℃まで加熱する。
  • いちごのベースを25℃まで冷ましてから生クリームを合わせる。
  • 型から外す前に6時間きっちり冷蔵する。
材料

材料

いちごのババロア

  • 350g いちご、ピューレ用。へたを取る
  • 250ml 全乳
  • 80g 低温殺菌済み卵黄
  • 100g 微粒子グラニュー糖
  • 10g 粉ゼラチン、約200 Bloom
  • 50ml 冷水、ゼラチンをふやかすため
  • 300g 生クリーム、よく冷やす

組み立て

  • 250g フィンガービスケット
  • 300g いちご。220gをフィリング用の角切り、80gを上面用の薄切り
  • 70g 微粒子グラニュー糖、シロップ用
  • 120ml 水、シロップ用
作り方

作り方

シロップと型

  1. 軽いシロップを作る。70gの砂糖と120mlの水を中火で3分、砂糖が溶けるまで短く沸騰させる。火から外して15分、室温まで冷ます。透明で砂糖の結晶が見えない状態にする。

  2. 型にビスケットを並べる。直径20cmのシャルロット型の側面と底に250gのフィンガービスケットを隙間なく並べ、冷ましたシロップを表面に軽く塗る。10分。大きな隙間がなく、ビスケット表面だけがしっとりしている状態にする。

ババロア

  1. ゼラチンをふやかす。10gの粉ゼラチンを50mlの冷水に振り入れ、5分休ませる。乾いた粉が残らず、水を吸って全体が十分ふくらんだ状態にする。

  2. カスタードを炊く。250mlの牛乳を温める。80gの低温殺菌済み卵黄と100gの砂糖を混ぜ、温かい牛乳を少しずつ加えて温度差を小さくしてから鍋に戻す。弱めの中火で8分、混ぜながら82℃まで加熱する。へらに薄く絡み、粒状に固まらずなめらかな状態にする。温度計を使う。

  3. ゼラチンといちごを合わせる。火から下ろし、ふやかしたゼラチンを完全に溶かす。350gのいちごピューレを混ぜ、15分かけて25℃まで冷ます。均一で、クリームを加える前に25℃になっていることを確認する。

  4. 生クリームを泡立てて合わせる。冷たい300gの生クリームを柔らかい角が立つまで泡立て、いちごベースにさっくり混ぜる。6分。空気を含み、均一なピンク色で、へらから太いリボン状に落ちる状態にする。

組み立てと冷蔵

  1. 型に詰める。220gの角切りいちごをババロアに混ぜ、ビスケットを敷いた型へ入れて上面を平らにする。6分。大きな空洞がなく、フィリングがビスケットの壁まで均一に行き渡る状態にする。

  2. 完全に固める。覆いをして4℃以下で6時間冷蔵する。中央を軽く触るとしっかりし、型をそっと動かしても波打たないところまで固める。

  3. 型から外して仕上げる。冷やした皿へ返して型を外し、残り80gの薄切りいちごを上に並べる。5分。ビスケットの壁が立ち、切ったときに縁が崩れない状態にする。提供後は速やかに冷蔵へ戻す。

盛り付け

実用情報

盛り付け

よく冷えた状態で、細い清潔なナイフで切り分けます。残りは提供後すぐ冷蔵に戻します。

作り置き

シャルロット本体は前日に完成させられます。上面用の薄切りいちごは提供直前に飾ります。

保存と温め直し

覆いをして4℃以下で2日以内に保存します。室温に2時間を超えて置いたものは廃棄します。いちごとババロアは解凍後に水が出やすいため、冷凍は勧めません。

同等の強度を持つ板ゼラチン。

Bloom値に基づく製造者の換算、または信頼できる同等換算だけを使います。重量だけの置き換えは固さを変える可能性があります。

型から外すと崩れる。

冷蔵時間が不足した、またはゼラチンが十分ふやけていません。ゼラチンを完全に吸水させ、組み立て後は6時間すべて冷蔵します。

ムースがざらつく。

カスタードを加熱しすぎた、またはいちごベースが温かすぎる状態で生クリームを混ぜています。カスタードは82℃で止め、ベースを25℃まで冷ましてから合わせます。

技法の要点

カスタードを82℃で止め、いちごベースを25℃まで冷ましてから生クリームを合わせ、6時間の冷蔵時間を短縮しないことが重要です。

1食分の栄養目安

1食分の栄養目安

  • 1食分8等分のうち1切れ
  • エネルギー410kcal
  • 炭水化物50g
  • たんぱく質8g
  • 脂質21g
  • 食物繊維2g
  • ナトリウム105mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 小麦、卵、乳。

低温殺菌済み卵黄を使う。

カスタードは82℃まで加熱する。

完成品は4℃以下で保存し、室温に2時間を超えて置いた場合は廃棄する。

よくある質問

よくある質問

カスタードを加熱するのに低温殺菌済み卵黄を使う理由は何ですか

冷たい卵ベースのデザートとして、加熱が境界的な状態に依存しないための保守的な安全対策です。

シロップにリキュールを加えられますか

この作り方では加えません。シロップはアルコールなしの配合で、風味と栄養の基準を固定しています。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 20cm型に軽くシロップを含ませたフィンガービスケットを並べ、加熱卵黄のいちごババロアと角切りいちごを詰め、6時間冷やしたシャルロット。
  • 決め手: 82℃のカスタード、25℃までの冷却、6時間の冷蔵をそれぞれ省略しない。