フランスの代表料理

Pan bagnat(パン・バニャ)

熟したトマト、オリーブオイル、少量のワインビネガーを丸パンにしっかり含ませ、ツナ、アンチョビ、固ゆで卵、歯ざわりのよい野菜、黒オリーブ、バジルを重ねるニースのサンドイッチです。

フランスの代表料理
共有
Pan bagnat(パン・バニャ):皿に盛り付けた一品
準備時間 25分
加熱時間 10分
合計時間 65分
出来上がり量 直径18cmの丸いサンドイッチ1個、半分に切って2切れ
紹介

ニース風パン・バニャ―ツナ、アンチョビ、卵、野菜の丸パン

Pan bagnatは、マヨネーズで和えたツナサンドではありません。核になるのはパンそのもので、丸パンの内側に完熟トマトとオリーブオイルをなじませ、その上にニース風サラダと同じ系統の魚、卵、野菜を重ねます。仕上がりは十分にジューシーでありながら、持ち上げたり押さえたり切ったりしても底が崩れない状態が理想です。

この18cmの丸パンにはツナとアンチョビを両方使い、トマト、ラディッシュ、青ねぎ、小さな緑色のサラダ用ピーマン、固ゆで卵、黒オリーブ、バジルを合わせます。ゆでたじゃがいも、さやいんげん、マヨネーズは加えません。野菜は重ねる前に水気を取り、オリーブオイルも計量して使うことで、風味を染み込ませながらパンがべたつき過ぎるのを防ぎます。

最後の30分の冷蔵プレスも重要です。約1kgの軽い重しで具をパンになじませると、トマトと油の風味が全体に回り、切ったときにも具が落ち着きます。ただし押しつぶすほど重くしません。魚と加熱済み卵を含むため、組み立ては冷えた材料で行い、プレスも冷蔵庫で行います。

成功のポイント

成功のポイント

  • パンの中までトマトとオリーブオイルの味が行き渡っていても、指で押すと弾力が残る状態を目指します。野菜を薄く切って水気を取り、軽い重しだけを使うことが水分バランスの決め手です。
材料

材料

サンドイッチ

  • 300g 皮が香ばしい丸いカントリーブレッド、直径18cm1個
  • 250g 完熟トマト、1個はこすり付け用に特に熟したもの、残りは薄切りにして水気を切る
  • 60g ラディッシュ、薄切り
  • 30g 青ねぎ、薄切り
  • 40g 小さな緑色のサラダ用ピーマン、種を除いて薄切り
  • 100g 大きめの卵、殻付き購入時2個分。固ゆでにして殻をむく
  • 80g オリーブオイル漬けツナ、水気を切った可食重量
  • 20g 塩漬けアンチョビフィレ、さっと洗って水気を切る
  • 40g 小粒黒オリーブ、種を除く
  • 6g 生バジルの葉、ちぎる
  • 45ml エクストラバージンオリーブオイル、計量して使用。サンドイッチに残る量は約40ml
  • 10ml 赤ワインビネガー
  • 5g にんにく、小1片、半分に切る
  • 1.5g 細粒塩、分けて使う
  • 1g 黒こしょう、挽きたて
作り方

作り方

作り方

  1. 卵を固ゆでにする。小鍋に卵を入れて冷水をかぶるまで注ぎ、沸騰させて9分ゆでる。すぐ新しい冷水に移し、殻をむいて薄切りにする。白身も黄身も全体が固まっている状態にする。湯は100℃。組み立てまで冷蔵する。

  2. パンに水分と風味を含ませる。直径18cmのパンを横半分に切り、内側のパン部分を薄く削る程度にする。切り口をにんにくでこすり、非常に熟したトマトをこすり付け、赤ワインビネガーとオリーブオイルを均一に回しかける。パンの内側全体がしっとりしているが、形は保っている状態が目安。生卵の殻に触れた器具とは分けた清潔なまな板と包丁を使う。

  3. 具を重ねる。トマト、ラディッシュ、青ねぎ、ピーマンの水気を押さえる。下側のパンにトマト、ラディッシュ、青ねぎ、ピーマン、ツナ、アンチョビ、卵、オリーブ、バジルを端まで均一に重ね、計量した塩と黒こしょうで調える。トマトの水分が底にたまらない状態にする。ツナと卵は冷たいまま扱い、組み立て後は速やかに冷蔵する。

  4. 軽く押して冷やす。上側のパンを戻してしっかり包み、約1kgの平らな重しをのせ、4℃の冷蔵庫で30分休ませる。具がパンになじみながらも、パンには弾力が残っていることを確認する。魚と卵を含むため4℃以下で保ち、常温に置く合計時間は2時間を超えないようにする。

提供と段取り

実用情報

提供と段取り

冷たいまま、ただし冷え切り過ぎない温度で2つの大きな半分に切って提供します。卵は前日にゆでて殻をむき、冷蔵できます。サンドイッチは提供の4時間前までに組み立てられます。

保存と温め直し

ラップで包んで4℃以下で保存し、パンの食感を重視するなら24時間以内に食べます。温め直しには向きません。

代用について

アンチョビを省き、ツナだけにすることはできます。味は穏やかになりますが、ツナまたはアンチョビを使うニースの範囲からは外れません。

代用について

季節のそら豆や若い紫アーティチョークは、柔らかく適切に下処理できる場合に追加できますが、この配合では必須ではありません。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量サンドイッチ1/2個
  • エネルギー659kcal
  • 炭水化物86.0g
  • たんぱく質29.0g
  • 脂質23.3g
  • 食物繊維7.9g
  • ナトリウム1443mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

卵は黄身まで完全に固まるまで加熱し、速やかに冷やす。

ツナ、アンチョビ、卵は4℃以下で保つ。

組み立て後のサンドイッチを常温に置く合計時間は2時間以内にする。

アレルゲン: 魚、卵、小麦由来のグルテン。

よくある質問

よくある質問

マヨネーズを加えてもよいですか。

このニース風の構成では加えません。しっとり感とコクはトマト、オリーブオイル、卵、魚から作ります。

なぜ押して休ませるのですか。

軽い圧力で具とパンをなじませるためです。重過ぎる重しや一晩のプレスは、パンをつぶして水分を押し出し過ぎます。

仕上がり

仕上がり

  • 出来上がり: 完熟トマト、オリーブオイル、少量のビネガーを含ませた丸パンに、ツナ、アンチョビ、固ゆで卵、野菜、黒オリーブ、バジルが均一に収まります。
  • 決め手: 野菜の水気を十分に取り、計量した油と軽いプレスで、しっとり感とパンの弾力を両立させることです。