Bourdelot aux poires — ノルマンディーの洋梨包み焼き
Bourdelotとdouillonは、ノルマンディーで丸ごとの果物を生地に包んで焼く菓子に使われる名称ですが、両者の境界は資料や地域によって一致しません。りんごと洋梨で名称を分ける説明もあれば、より広く重なって使う例もあります。ここでは入力名のBourdelot aux poiresを保ち、名称上の違いをノルマンディー全域で一つの規則だとは扱いません。
技術上のポイントは明確です。オーブンでやわらかくなってもピューレ状に崩れない、硬さの残った完熟洋梨を選びます。1個ずつショートクラスト生地で包み、洋梨1個につき砂糖10gとバター5gを入れます。生地は極端に薄く引き伸ばさず、継ぎ目をしっかり閉じ、軸の近くに小さな蒸気穴を残します。
焼き上がりには2つの確認が必要です。生地は全面がしっかり濃いきつね色になるまで焼きますが、それだけでは洋梨の中心がやわらかいとは限りません。蒸気穴から細い串を刺し、抵抗がほとんどないことも確かめます。180℃で45分焼いた後、15分網で休ませると、生地が持ち上げられる程度に締まりながら、洋梨は温かさを保ちます。


