ペルーの代表料理

Adobo tacneño

タクナ地方に結び付く豚肉のアドボ。アヒ・アマリージョとアヒ・パンカ、酢、香辛料に冷蔵庫で漬けてから、ゆっくり煮込み、カモテを添えます。

ペルーの代表料理
共有
Adobo tacneño|タクナ風豚肉のアヒと酢の煮込み
Adobo tacneño|タクナ風豚肉のアヒと酢の煮込み
出来上がり 4人分
下準備 25分
加熱時間 95分
加熱を伴わない待ち時間 60分
合計時間 180分
概要

Adobo tacneño|タクナ風豚肉のアヒと酢の煮込み

Adobo tacneñoはペルー南端のタクナに結び付いた豚肉料理です。アヒ・アマリージョとアヒ・パンカの二種類の唐辛子、酢、クミン、オレガノなどを使って下味を付けます。ここではアレキパのチチャを用いるアドボとは分けて、タクナ風の酸味と唐辛子の組み合わせを保ちます。

豚肩肉を調味料で覆い、冷蔵庫で60分置きます。漬け汁は捨てず、肉の表面を焼いた後に全量を鍋へ戻し、水を加えて煮ます。生の肉に触れた漬け汁なので、そのまま卓上のソースには使用できません。

付け合わせはカモテ(camote)というペルーのサツマイモです。肉の煮込みと並行してゆで、ほっくりした甘みを酸味のあるアドボの汁に合わせます。肉の色ではなく中心温度74 °C以上を確かめてください。

材料

材料

材料

  • 850g 豚肩肉、骨なし、均等な4切れ
  • 55g アヒ・アマリージョの無糖ペースト
  • 15g アヒ・パンカのペースト
  • 60ml 食用の白酢
  • 4g ターメリック粉(palillo)
  • 2g クミンパウダー
  • 2g 乾燥オレガノ、ほぐす
  • 2g オールスパイス粉(pimienta de chapa)
  • 5g 塩(計量する)
  • 20ml くせのない食用油、焼き付け用
  • 450ml 新しい水(肉の煮込み用)
  • 600g カモテ(サツマイモ)、皮をむき大きめに切る
  • 1000ml 水(カモテをゆでる用)
作り方

作り方

作り方

  1. 豚肉を冷蔵で漬ける。非反応性のボウルに豚肩肉850g、アヒ・アマリージョ55g、アヒ・パンカ15g、白酢60ml、ターメリック4g、クミン2g、オレガノ2g、オールスパイス2g、塩5gを合わせる。全体にまぶしてふたをし、冷蔵庫で60分漬ける。すべての肉に調味料が付き、冷たい状態を保っている。

  2. カモテをゆでる。肉の加熱と並行して、皮をむいたカモテ600gを小鍋に入れ、水1000mlを注ぎ、20分静かにゆでる。ざるに上げて火から外し、ふたをして温かく保つ。フォークが各切れにほとんど抵抗なく通る。

  3. 漬けた肉の表面を焼く。豚肉を漬け汁から引き上げ、汁をすべて別に取っておく。厚手の鍋で油20mlを熱し、清潔なトングで返しながら10分焼く。外側に薄く焼き色が付き、唐辛子のペーストが黒く焦げていない状態にする。

  4. 漬け汁ごと煮る。取っておいた漬け汁全量と新しい水450mlを鍋に注ぐ。穏やかに煮立て、ふたをして弱火で65分煮込み、途中で肉を一度返す。肉にフォークが通り、香りのある汁が十分残った状態にする。最も厚い肉の中心を測り74 °C以上であることを確かめる。汁の色は安全の目安にならない。

  5. カモテと盛り付ける。火を止め、豚肉と煮汁を4皿に等分し、ゆでたカモテを添える。肉は柔らかく、煮汁はスプーンでかけられる程度のゆるさを保っている。

実用情報

実用情報

調理と保存のポイント

煮汁を煮詰め切らず、肉にたっぷりかけて食べます。カモテの甘さが唐辛子と酢の風味を引き立てます。 肉は必ず冷蔵庫で60分漬けます。生肉に接した漬け汁をそのまま食卓に出さず、すべて煮込み鍋に戻して十分に加熱してください。残った料理は4 °C以下で3日以内に使い、再加熱は中心74 °C以上にします。 タクナでは米や豆類を添える場合もありますが、この材料表には含めません。またタクナ風のアヒと酢の組み合わせを、アレキパ風のチチャ入りマリネに置き換えないでください。

確認ポイント

確認ポイント

  • アヒのペーストが焦げる肉を焼く際の火力が高過ぎる可能性があります。鍋の温度を下げ、暗く焦がさないよう肉を返します。
  • 煮汁が少なくなり過ぎるふたを開けて強火で煮たことが考えられます。弱火とふたを使い、肉がしっとり保たれる程度の汁を残します。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量全体を4等分したうちの1人分(付け合わせを含む)
  • エネルギー667kcal
  • 炭水化物34g
  • たんぱく質41g
  • 脂質41g
  • 食物繊維5g
  • ナトリウム700mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

意図して加える主要な優先アレルゲンはありませんが、市販のアヒ・ペーストなどの原材料表示と交差接触を確認します。生の豚肉は4 °C以下で保管し、手と器具を洗浄してください。豚肉は中心温度計で最も厚い部分の74 °C以上を確認します。生肉に触れた漬け汁は全量を鍋で十分に加熱し、生のまま味見・再使用しないでください。 残ったAdobo tacneñoは調理後2時間以内(周囲が32 °Cを超える場合は1時間以内)に浅い容器へ小分けし、4 °C以下で冷蔵します。3日以内に食べ切り、再加熱時は中心まで74 °C以上にします。大鍋のまま室温で一晩放置しないでください。

仕上がり

仕上がり

アヒと酢、香辛料の煮汁をまとった柔らかな豚肉を、カモテとともに盛ります。 冷蔵での60分間の漬け込みと、漬け汁を全量加熱する弱火煮込みが要点です。