ペルーの代表料理

ウルバンバのチャイロ|8人分の牛羊肉スープ

牛羊肉とチョクロ、ソラマメをたっぷり盛り込む8人分のチャイロ。鍋の容量と具材の取り分け方まで確認できる。

ペルーの代表料理
共有
ウルバンバ風チャイロ:牛羊肉、チョクロ、チューニョの8人分
ウルバンバ風チャイロ:牛羊肉、チョクロ、チューニョの8人分
出来上がり量 8人分の具だくさんスープ
下ごしらえ 25分
加熱調理 140分
待ち時間 720分(冷蔵浸水)
合計時間 885分(浸水を含む)
概要

ウルバンバ風チャイロ:牛羊肉、チョクロ、チューニョの8人分

8人分のチャイロでは、牛肩肉と羊肩肉、チューニョ、小麦粒、野菜の量が増えます。これは人数に合わせた実用的な大鍋の料理で、ウルバンバの祭礼に固有の配合という意味ではありません。

チョクロとソラマメ、ジャガイモ、カボチャが入るため、具を分けてから汁を注ぐと各皿の内容が偏りません。大きめの厚手の鍋でごく静かに煮立たせることが重要です。

小麦粒とチューニョは前もって別々に12時間冷蔵浸水させます。肉と小麦が柔らかくなってから野菜を加え、比較的火の通りやすいソラマメとチョクロを終盤に入れると、具の形を保ちやすくなります。

実用情報

実用情報

  • チューニョと野菜の違い牛羊肉、トウモロコシ、小麦粒、チューニョを8人に分けられる具だくさんのスープです。 普通の生ジャガイモだけに置き換えると同じ食感にはなりません。
  • 小麦を十分に戻す皮を除いた丸ごとの小麦粒を12時間冷蔵浸水させ、芯まで柔らかくなるまで煮ます。砕いた小麦や短時間調理用の粒とは同じ時間では仕上がりません。
  • 小さな泡を保つ強く煮立たせると肉が硬く感じられ、ジャガイモが小麦より先に崩れてしまいます。
材料

材料

肉・穀物・野菜

  • 680g 骨なし牛肩肉 — 余分な筋や脂を除き、3cm角に切る
  • 430g 骨なし羊肩肉 — 余分な筋や脂を除き、3cm角に切る
  • 180g 黒いチューニョ(chuño、アンデスの凍結乾燥ジャガイモ) — 乾燥品。小石とほこりを取り除く
  • 160g 皮を除いた丸ごとの小麦粒 — 乾燥品。浸水前に洗う
  • 460g 白いジャガイモ — 皮をむき、2cm角に切る
  • 310g カボチャまたはウィンタースクワッシュ — 皮をむき、2cm角に切る
  • 240g 新鮮なソラマメ — さやから出した柔らかい豆
  • 170g ニンジン — 皮をむき、さいの目切り
  • 240g 新鮮なチョクロ(choclo)の粒 — 大粒のトウモロコシを穂軸から外す

香味野菜・調味料・水

  • 130g 赤玉ねぎ — みじん切り
  • 17g ニンニク — みじん切り
  • 45g アヒ・アマリージョ(ají amarillo)のペースト — 余計な調味をしていないもの
  • 24ml 植物油 — 香りの強くないもの
  • 2g クミンパウダー — 粉末
  • 18g 生のミント — 葉を摘んで刻む
  • 13g 細粒の塩 — 計量した分量を使用
  • 4700ml 飲用水 — 内訳:チューニョ用1000ml、小麦用600ml、洗い流すための500ml、煮汁用2600ml
作り方

作り方

作り方

  1. チューニョと小麦を別々に冷蔵浸水させる。ふた付きボウルの一方に180gの黒いチューニョと飲用水1000ml、もう一方に160gの小麦粒と飲用水600mlを入れる。両方を同時に冷蔵庫へ入れ、4 °C以下で12時間浸水させる。小麦粒がふっくらし、チューニョを指で押すとやや柔らかくなるのが目安。

  2. 浸水した材料を洗い、肉と野菜を切る。両方の浸水した水を捨て、別に計量した飲用水500mlでチューニョを洗い、水気を絞ってエンドウ豆ほどの小片にする。小麦粒も水切りする。肉は3cm角、ジャガイモとカボチャは2cm角にし、ほかの野菜も材料欄のとおりに切る。作業時間は25分。チューニョを粉状につぶさず、小片を残す。

  3. アヒと香味野菜を炒める。厚手のふた付き鍋に植物油24mlを中火で熱し、赤玉ねぎ130g、ニンニク17g、アヒ・アマリージョのペースト45g、クミンパウダー2gを加えて8分炒める。玉ねぎが透き通り、唐辛子の青臭さが和らぐまで混ぜ、ニンニクは焦がさない。

  4. 肉と小麦を先にじっくり煮る。鍋に680gの牛肩肉と430gの羊肩肉、水を切った小麦粒160g、飲用水2600ml、塩13gを入れる。約7分かけて沸騰させ、ふたをして弱火で82分、静かに煮る。時折混ぜてアクを取る。小麦の芯が柔らかく、肉がスプーンで押すとほぐれる状態を確かめる。肉の安全性は後で中心温度も測る。

  5. チューニョと根菜を加える。砕いたチューニョ180g、白いジャガイモ460g、カボチャ310g、ニンジン170gを加え、弱火で28分静かに煮る。鍋底をそっと混ぜる。ジャガイモに包丁がすっと入り、カボチャの角がやや崩れてきても、ジャガイモを全部つぶさない。

  6. ソラマメを後から煮て中心温度を測る。ソラマメ240g、240gのチョクロの粒を加え、弱火で13分煮る。ソラマメが柔らかくても形を保つ状態が目安。清潔な中心温度計を最も厚い肉片の中心に差し込み、74 °C以上であることを確認する。温度が足りなければ、静かに煮立たせて加熱を続ける。肉の色だけで安全を判断しない。

  7. ミントを加えて均等に盛る。刻んだミント18gを混ぜ、弱火で2分煮て火を止める。香りが立ち、穀物とチューニョの小片が浮かぶ、注げる濃さが目安。具を8つの深い器に均等に分けてから、温かい汁を注ぐ。

実用情報

実用情報

盛り付け・保存・材料の変更

温かいスープを主菜として8人分に分けます。8人で分ける大鍋。特定の祭礼を再現するものではありません。盛り付けるときはスプーンで鍋底から静かにすくい、煮崩れたカボチャやジャガイモを必要以上につぶさないようにします。 生のジャガイモでは黒いチューニョ独特の歯触りを再現できません。また、皮を除いた丸ごとの小麦粒と、細かく砕いた小麦や短時間調理用小麦では吸水と調理時間が違います。そのまま置き換えないでください。 牛肉と羊肉を組み合わせた風味です。羊肉を省いて牛肉だけにすると煮汁は穏やかな風味になり、同じ二種類の肉の配合にはなりません。 浸水は4 °C以下の冷蔵庫で行います。残った料理は浅い容器へ速やかに小分けし、2時間以内に冷まして冷蔵します。冷蔵温度は4 °C以下、保存の目安は3〜4日です。食べる前には全体を温め直し、中心を74 °C以上にします。

うまくいかないとき

小麦の中心が硬い: 浸水や煮込みが足りない可能性があります。崩れやすい野菜を入れる前に小麦粒を取り出して芯を確かめ、必要なら弱火でさらに煮ます。 汁が泥状に濃くなる: チューニョとジャガイモをかき混ぜすぎたか、強火で煮詰めすぎています。具をつぶさないよう鍋底から静かに混ぜます。 ソラマメが崩れる: 豆を加えるのが早すぎます。肉と小麦の長い加熱が終わってから加え、終盤の短い煮込みで柔らかさを確かめます。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量全量を8等分したうちの1食分
  • エネルギー605kcal
  • 炭水化物61g
  • たんぱく質34g
  • 脂質26g
  • 食物繊維8g
  • ナトリウム760mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

小麦粒にはグルテンが含まれます。アレルゲンの交差接触が問題となる場合は製品表示も確認します。生の牛肉と羊肉を扱った手、包丁、まな板で洗った野菜を汚染しないようにし、器具と手を洗います。最も厚い肉片の中心を清潔な温度計で測り、74 °C以上を確認します。肉の色だけで安全を判断しません。チューニョと小麦の浸水は4 °C以下で行い、調理後は浅い容器で速やかに冷まして冷蔵します。

仕上がり

仕上がり

  • 出来上がり: 牛羊肉、トウモロコシ、小麦粒、チューニョを8人に分けられる具だくさんのスープです。
  • 大切な加熱操作: 小麦とチューニョを別々に冷蔵浸水させ、肉と穀物を先に、若い野菜を後から煮ます。