フランスの代表料理

Croziflette(クロジフレット)

サヴォワの小さな四角いパスタ、クロゼを使う現代的なグラタン。加熱したラルドン、白ワインの煮詰め、クリーム、Reblochon de Savoie AOPを重ねて焼く。

フランスの代表料理
共有
Croziflette(クロジフレット):フライパンに入った一品
準備時間 15分
加熱時間 35分
合計時間 50分
出来上がり量 グラタン1皿、6人分
料理の特徴

クロジフレット(Croziflette):クロゼとReblochon de Savoie AOPのサヴォワ風グラタン

クロジフレット(Croziflette)は、サヴォワの crozets(クロゼ)を中心に、tartiflette の構成から着想した現代的なグラタンです。一般的なパスタグラタンではなく、ここでは普通の小麦クロゼ200gと、そば粉入りで小麦も含むクロゼ200gを同量使います。上面を覆う Reblochon de Savoie AOP が、溶けたチーズの明確な特徴を作ります。

工程では余分な水分と脂を残さないことが重要です。クロゼは塩を加えない大量の湯でゆで、よく水を切って加熱後約900gを目安にします。その間に生のラルドンと玉ねぎを別のフライパンで加熱し、ラルドンの中心が最低71℃に達したことを確認します。余分に出た脂約10gは残して移さず、クリームとチーズがソースの中心になるようにします。

辛口のサヴォワ産白ワイン100mlは約半量まで煮詰め、200mlのクリームと合わせます。熱い材料の上へReblochon 450gをのせ、200℃で15分、全体が泡立ち、チーズに濃い焼き色がつくまで焼きます。ワインは加熱しますが、アルコールが完全になくなったとは扱いません。

成功のポイント

成功のポイント

  • クロゼをゆでて水を切る。 やわらかいが形を保ち、ざる上で余分な水が残らない状態にする。
  • 白ワインを煮詰める。 生のワインらしい鋭い香りがやわらぎ、玉ねぎとラルドンを薄く包む程度の液量にする。
  • Crozifletteを焼く。 クロゼが乾き切らないようにする。
材料

材料

クロゼ

  • 乾燥クロゼ400g — 普通の小麦クロゼ200gと、そば粉入りで小麦も含むクロゼ200g。卵の有無は表示を確認する。ここでは卵不使用の製品を使う。ゆでて十分に水を切った重量は約900gを見込む。
  • 水4,000ml、クロゼをゆでるため — ラルドンとReblochonの塩分が高いため塩は加えない。湯は完全に切り、栄養計算には含めない。

グラタン

  • 生ラルドン150g、燻製またはプレーンの豚肉ラルドン — グラタンへ入れる前に最低71℃まで加熱する。加熱・水切り後は約130gを見込む。溶け出した脂約10gは除き、残りは玉ねぎとともに使う。
  • 黄玉ねぎ150g、薄切り
  • 辛口サヴォワ産白ワイン100ml — 加熱後もアルコールが残る可能性がある。
  • 全脂肪クリーム200ml、脂肪分約35%
  • Reblochon de Savoie AOP 450g、清潔な外皮を含む可食部全量 — 横半分に切って上面へ置く。外皮も食べられるため含める。
  • クセのない油10g — 玉ねぎとラルドンの加熱開始用。全量がフライパンの混合物に残る前提で栄養計算する。
作り方

作り方

作り方

  1. クロゼをゆでて水を切る。水4,000mlをしっかり沸騰させ、乾燥クロゼ400gを加える。使用する製品の指定時間に合わせてゆで、非常によく水を切る。合計15分を目安にし、温度は100℃。やわらかいが形を保ち、ざる上で余分な水が残らない状態にする。加熱済みのパスタを長時間ぬるい状態に置かない。

  2. 玉ねぎとチーズを準備する。クロゼをゆでている間に玉ねぎを薄切りにし、Reblochonを横半分に切る。外皮は可食部として残す。7分を目安にし、玉ねぎの厚さをそろえ、チーズを2枚の広い半分にする。組み立てまでチーズは冷蔵する。

  3. ラルドンと玉ねぎを加熱する。油10gでラルドンと玉ねぎを中火にかけ、玉ねぎがやわらかくなり、ラルドンの中心が最低71℃に達するまで加熱する。この作業はクロゼのゆで上がり後半と並行してよい。ラルドンは軽く焼き色がつき、温度計で71℃以上を確認する。色だけで安全性を判断しない。移す際、余分な溶けた脂はフライパンに残す。

  4. 白ワインを煮詰める。白ワイン100mlをフライパンへ加え、中強火で5分、約半量になるまで煮詰める。生のワインらしい鋭い香りがやわらぎ、玉ねぎとラルドンを薄く包む程度の液量にする。煮詰めと焼成後もアルコールが残る可能性がある。

  5. 耐熱皿へ組み立てる。十分に水を切ったクロゼ、玉ねぎとラルドン、煮詰めたワイン、クリーム200mlを30×20cmの耐熱皿で混ぜる。Reblochonの2枚を外皮側を上にして表面へ置く。5分を目安にし、クロゼ全体にソースがからみ、チーズが表面の広い範囲を覆う状態にする。材料が熱いうちに手早く組み立てる。

  6. Crozifletteを焼く。200℃で15分、縁から中央までクリームが泡立ち、Reblochonが完全に溶け、表面に濃いきつね色がつくまで焼く。クロゼが乾き切らないようにする。熱々で提供し、アルコールが残る可能性を保つ。

提供・保存・作り置き

実用情報

提供・保存・作り置き

熱い状態で6等分して提供する。シンプルなグリーンサラダを添えてもよいが、栄養値には含めない。

提供・保存・作り置き

クロゼと玉ねぎ・ラルドンは先に準備できる。速やかに冷まして4℃以下で冷蔵し、焼く前にクリームとチーズを合わせる。

提供・保存・作り置き

残りは4℃以下で2日まで保存する。180℃で覆って泡立つまで温め、最後に短く覆いを外して表面を再び色づける。

提供・保存・作り置き

Reblochon de Savoie AOPが入手できない場合、別の溶けるチーズでクロゼのグラタンは作れるが、同じ保護名称の特徴を保つとは表現しない。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量6等分の1人分
  • エネルギー685kcal
  • 炭水化物50.4g
  • たんぱく質29.7g
  • 脂質40.6g
  • 食物繊維3.8g
  • ナトリウム730mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 乳、小麦/グルテン、白ワイン由来の亜硫酸塩。クロゼの製品表示に卵がある場合は卵も含む。ここで指定するクロゼは卵不使用を前提とする。

ラルドンは生の豚肉として扱い、焼成前に最低71℃まで加熱する。

すぐ組み立てない場合、乳製品と加熱済み材料は4℃以下で冷蔵する。

白ワインは煮詰めと焼成後もアルコールが残る可能性がある。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: Reblochonが溶け、玉ねぎとラルドンの濃縮したソースがからむ、全体が泡立ったクロゼのグラタン。
  • 決め手: クロゼの水を十分に切り、ラルドンを71℃まで加熱し、白ワインを先に煮詰めること。