フランスの代表料理

Galette aux pommes de terre berrichonne

完全に冷まして水分を飛ばしたマッシュポテト、小麦粉、山羊乳の faisselle で生地を作り、190 gのバターを6回折り込んで層を作り、長方形10個に焼き上げるベリー地方の塩味ペストリーです。

フランスの代表料理
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Galette aux pommes de terre berrichonne:冷却網に載せた一品
下準備 70分
加熱時間 43分
合計時間 328分
出来上がり量 長方形の galette 10個
はじめにと概要

Galette aux pommes de terre berrichonne:ベリー地方の層状じゃがいもペストリー

ベリー地方の galette aux pommes de terre は、すりおろしたじゃがいもを焼くパンケーキではなく、折り込み層を持つペストリーです。水分を抑えたマッシュポテトに小麦粉、水切りした faisselle、卵黄を合わせて土台の生地を作り、バターを包んで繰り返しのばして折ります。焼くと外側は層が立ってぱりっとし、じゃがいもを含む中心はやわらかく仕上がります。

水分管理は生地作りより前から始まります。粉質のじゃがいもをむき、完全にやわらかくなるまでゆで、十分に水を切り、牛乳もバターも加えずにつぶします。そのマッシュを45分広げて冷まし、湯気がなくなるまで乾かします。熱く湿ったじゃがいもへ小麦粉を加えるとべたつき、折り込み前からバターを温めてしまいます。

折り込みはシングルターンを6回、2回ずつ3組で行い、各組の後に30分冷蔵します。最後は7〜8 mm厚にのばし、正確に10個の長方形へ切り、計量した卵黄液を上面だけに塗ります。切断面を押しつぶしたり卵液で塞いだりすると、本来190 °Cのオーブンで持ち上がる層が閉じやすくなります。

成功のポイント

成功のポイント

  • 小麦粉と faisselle を加える前に、マッシュを十分乾かして完全に冷ます。
  • 6回の折り込み中、バターは冷たいが割れない状態に保ち、2回ごとに冷蔵する。
材料

材料

じゃがいも生地

  • 420 g 粉質じゃがいも — 購入時重量;皮をむいて約360 g、ゆでて十分水を切り、乾いたマッシュ300 gにする
  • 300 g 薄力系の小麦粉
  • 100 g 山羊乳の faisselle — 十分に水切りする
  • 20 g 卵黄 — 生地用
  • 9 g 細塩

折り込みと塗り卵

  • 190 g 無塩バター — 冷たいが折れるほど硬くない状態、約20 × 12 cmに整える
  • 20 g 卵黄 — 塗り用
  • 10 ml 水 — 塗り用
作り方

作り方

じゃがいもと生地

  1. じゃがいもをゆでる。購入時420 gのじゃがいもをむいて約360 gにし、均一に切って完全にやわらかくなるまで約20分ゆでる。非常によく水を切り、牛乳やバターを加えずにつぶす。湯気を飛ばすように水気を切り、乾いたマッシュ約300 gを得る。

  2. マッシュを完全に冷ます。300 gのマッシュを広いトレーに広げ、45分置く。湯気や結露がなく、手で触れて完全に冷たく乾いた感触になる状態にする。

  3. じゃがいも生地を作る。冷たいマッシュに小麦粉300 g、水切りした山羊乳 faisselle 100 g、卵黄20 g、塩9 gを加え、均一になるまで必要最小限だけ混ぜる。湿ったかたまりのない、やわらかく均一な生地にする。

  4. 生地を冷やす。平らにし、覆って4 °Cで60分冷蔵する。強くべたつかず、のばせるだけの冷たさと締まりを持たせる。

折り込み

  1. バターを折り込む。バター190 gを20 × 12 cmの長方形に整える。生地を約25 × 50 cmにのばしてバターを包み、シングルターンを2回ずつ3組、合計6回行う。バターが柔軟な独立層として残り、生地に破れや油脂のにじみを出さず6回を完了する。

  2. 2回ごとに休ませる。各2回の折り込み後、生地を覆って4 °Cで30分ずつ冷蔵し、合計90分休ませる。各休ませ後は冷たく、反発やバター漏れなくのばせる状態にする。

  3. 10個へ切る。冷えた生地を均一な7〜8 mm厚にのばし、端を整えて正確に10個の長方形へ切る。切り落としを最小限にし、すべての厚さを7〜8 mmにそろえる。

焼成

  1. 層が立ち、ぱりっとするまで焼く。卵黄20 gと水10 mlを混ぜ、切断面へ流れないよう上面だけに塗る。190 °Cで約23分焼く。外側が深い黄金色でぱりっとし、見える層が持ち上がり、じゃがいもの中心がねっとりした生状態ではなく完全に焼ける状態にする。

  2. 短時間冷ます。冷却網へ移して20分置く。層のぱりっと感を保ち、切ったとき中心が激しく湯気を上げない程度の温かさにする。

提供・保存・段取り

実用情報

提供・保存・段取り

冷却網で20分置いてから供します。層はまだぱりっとし、中心は強い蒸気を出さない温かさになります。温かくても室温でも食べられますが、サラダ、ソース、その他の添え物は計量出来上がり量に含めません。

提供・保存・段取り

前もって準備する場合は6回の折り込みまで済ませ、生地を覆って4 °Cで同日中まで保ちます。焼いた残りは2時間以内に冷蔵します。温め直しは中温のオーブンが層を戻しやすく、電子レンジは中心を温めても外側の層をやわらかくしやすくなります。

提供・保存・段取り

じゃがいもは粉質のものを使い、faisselle は本当に十分に水切りします。粘質のじゃがいもは水分を多く抱え、水分の多いカードは生地をゆるめてバター層を保ちにくくします。同程度に水切りした牛乳製 faisselle でも作れますが、山羊乳の風味は保たれません。

うまくいかないとき

のばしている途中でバターが表面へにじむ場合は、すぐ作業を止めて冷蔵します。やわらかいバターのまま続けると層が一体化し、折り込みになりません。

うまくいかないとき

層が低く密になる場合は、6回の折り込みが未完了、温度が高すぎた、または切断面が塞がれた可能性があります。6回すべて行い、各休ませを低温で取り、最後は切断面へ卵液を流さず鋭く切ります。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分10個のうち1個
  • 熱量295 kcal
  • 炭水化物39 g
  • たんぱく質6 g
  • 脂質13 g
  • 食物繊維2 g
  • ナトリウム380 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 小麦由来のグルテン。

アレルゲン: faisselle とバター由来の乳成分。

アレルゲン: 生地と塗り卵由来の卵。

衛生: 水切りした faisselle、卵黄、折り込み生地は休ませ中4 °Cで冷蔵する。

衛生: ゆでたマッシュは折り込みバターに触れる前に完全に冷ます。

衛生: 焼いた残りは2時間以内に冷蔵する。

よくある質問

よくある質問

Pâté berrichon aux pommes de terre と同じですか?

違います。pâté berrichon aux pommes de terre はじゃがいもを包み込むパイやトゥルトです。この料理はじゃがいも自体を生地へ混ぜ、折り込みで層を作るペストリーです。

じゃがいもを混ぜる前に冷ますのはなぜですか?

冷えて乾いたマッシュなら余分な水分を抑え、後から折り込むバター層も温めずに保てるためです。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり — 黄金色の10個のじゃがいもペストリーで、外側はぱりっと層が立ち、中心は完全に焼けてやわらかい。
  • 決め手 — 完全に冷えて乾いたマッシュから始め、6回のバター折り込みを各休ませの間ずっと低温で保つこと。