フランスの代表料理

Marmite dieppoise(ディエップ風魚介のマルミット)

アンコウ、メルルーサ、シタビラメ、ムール貝、ホタテ、えびを、ノルマンディー産の辛口シードル、魚のフュメ、生クリームでまとめるディエップの魚介料理です。

フランスの代表料理
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Marmite dieppoise(ディエップ風魚介のマルミット):皿に盛り付けた一品
下準備 35分
加熱 40分
合計 75分
出来上がり量 6人分、ソース約750ml
紹介とポイント

白身魚と貝類で作るMarmite dieppoise

Marmite dieppoiseは、ノルマンディーの港町ディエップらしく複数の魚と貝類を一つの軽いクリーム入りの煮汁でまとめる料理です。小麦粉の多い濃厚なチャウダーではなく、プロヴァンスのブイヤベースでもありません。ここではアンコウ、メルルーサ、シタビラメ、ムール貝、ホタテ、えびを組み合わせます。

魚介は一度に鍋へ入れません。ムール貝は別鍋で開かせ、開かなかったものを廃棄し、煮汁を細かいこし器でこして砂や殻片を除きます。身の締まったアンコウとメルルーサを先に加え、繊細なシタビラメとホタテを後から加えます。加熱済みえびとムール貝の身は最後に温めるだけにします。

ソースは魚介の最終加熱前に煮詰めます。エシャロット、ポロねぎ、にんじんをバターで柔らかくし、少量の小麦粉、シードル、魚のフュメ、ムール貝の煮汁を合わせます。最後に生クリームを加え、流動性を残した約750mlへ仕上げます。魚とホタテは代表的な厚い部分で63℃を確認し、強い沸騰で硬くしないことが重要です。

成功のコツ

成功のコツ

  • 魚、ホタテ、えび、ムール貝はそれぞれ使う直前まで冷蔵します。
  • ムール貝の煮汁は必ず細かいこし器を通します。
  • 身の締まった魚、繊細な魚介、加熱済み貝・えびの順で火を入れます。
  • 最終ソース量を測り、濃すぎるクリームソースまで煮詰めません。
材料

材料

  • 300g アンコウのフィレ — 骨なし、4cm角
  • 300g メルルーサのフィレ — 骨なし、4cm角
  • 240g シタビラメのフィレ — 骨なし、大きければ半分に切る
  • 900g 生きたムール貝 — 殻付き購入重量。洗浄し足糸を除く
  • 200g ホタテ貝柱 — 硬い側筋を除く
  • 120g 加熱済みむきえび — 冷蔵
  • 300ml ノルマンディー産辛口シードル — 亜硫酸塩を含む
  • 250ml 魚のフュメ
  • 180ml 生クリーム — 脂肪分約35%
  • 30g 無塩バター
  • 20g 小麦粉
  • 80g ポロねぎ — 白い部分、薄切り
  • 80g にんじん — 細い千切り
  • 60g エシャロット — みじん切り
  • 5g 細粒塩
  • 1g 白こしょう — 粉末
作り方

作り方

作り方

  1. 魚介と野菜を準備する。魚の小骨を確認し、アンコウとメルルーサを4cmに切る。ムール貝を洗い、野菜を切る。約25分、すべて冷たい状態を保つ。生の魚介用器具と他の食品用器具を分ける。切り身の大きさがそろい、目立つ骨や殻片が残らない状態にする。

  2. ソース材料を計量する。シードル、フュメ、生クリーム、バター、小麦粉、塩、白こしょうを計量する。約10分。生クリームと使わない魚介はすぐ冷蔵へ戻す。

  3. ムール貝を開かせる。広い鍋へムール貝とシードル100mlを入れ、ふたをして中強火で約5分蒸す。途中で1回揺すり、開いたものから取り出す。開かなかったものは廃棄する。煮汁をこし、120mlを取っておく。砂や殻片がない澄んだ煮汁にする。

  4. 煮汁を煮詰める。厚手鍋でバターを溶かし、エシャロット、ポロねぎ、にんじんを中火で柔らかくする。小麦粉を混ぜ、残りのシードル、魚のフュメ、ムール貝の煮汁を加える。約15分、穏やかに沸かして約600mlまで煮詰める。野菜が柔らかく、軽くとろみが付く状態にする。

  5. 身の締まった魚を先に火入れする。アンコウとメルルーサを加え、弱い煮立ちで約8分加熱する。厚い代表的な切り身の中心が63℃に達し、軽く押すとほぐれるが崩れない状態にする。

  6. 繊細な魚介を加える。シタビラメとホタテを加え、弱い煮立ちで約7分加熱する。魚とホタテが63℃に達したら、最後にムール貝の身と加熱済みえびを戻して温める。ホタテは不透明で弾力があり、えびとムール貝は熱いが硬くなっていない状態にする。

  7. 生クリームで仕上げる。火を弱め、生クリーム、5gの塩、白こしょうを混ぜる。約5分、激しく沸騰させず、ソースが合計約750mlになるまで必要最小限に煮詰める。スプーンへ薄く付くが、器の底へ流れる程度の濃度にする。

提供・保存・代用

実用情報

代用とアレンジ

- シードルは同量の辛口ノルマンディー白ワインへ置き換えられますが、りんご由来の風味は弱くなり、亜硫酸塩への注意は残ります。 - 魚1種類が入手できない場合は、同じ可食重量の身の締まった淡白な白身魚へ置き換えられます。ただし複数の魚の食感を保ちます。

うまくいかないとき

ソースに砂っぽさがあるなら、ムール貝の煮汁に砂や殻片が残っています。魚介と合わせる前に、より細かいこし器でもう一度こします。

うまくいかないとき

魚が盛り付け前に崩れるなら、煮立ちが強すぎるか、切り身が小さすぎます。弱い煮立ちを保ち、指定の4cm程度の大きさを守ります。

うまくいかないとき

ソースが糊状になる場合は、小麦粉が多すぎるか煮詰めすぎです。魚介を戻す前に熱いフュメで調整します。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 基準量混合魚介とソース約125mlを含む1杯
  • カロリー430kcal
  • 炭水化物15g
  • たんぱく質52g
  • 脂質16g
  • 食物繊維2g
  • ナトリウム900mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 魚、軟体類(ムール貝・ホタテ)、甲殻類(えび)、乳、小麦、亜硫酸塩。

追跡可能な魚介を使い、調理段階まで低温を保つ。

魚とホタテは63℃まで加熱する。

ムール貝は開くまでだけ加熱し、開かないものは廃棄する。

残りは2時間以内に冷蔵する。

シードルのアルコールは加熱で減るが、残る可能性がある。

よくある質問

よくある質問

なぜムール貝を別に蒸しますか?

開かなかった貝を除き、煮汁の砂をこし、ソースへ入れる量を正確に管理できるためです。

魚は別の種類へ替えられますか?

1種類なら同じ可食重量の身の締まった淡白な白身魚へ替えられますが、複数の食感を残します。

シードルのアルコールは完全になくなりますか?

いいえ。加熱で減少しますが一部残る可能性があるため、アルコールと亜硫酸塩の注意は必要です。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 複数の魚と貝類がそれぞれの形を保ち、軽いシードルとクリームの煮汁にまとまる。
  • 決め手: 魚介を硬さに応じた順番で加え、魚とホタテの63℃を確認してから短時間で仕上げる。