フランスの代表料理

Jambon à la chablisienne(シャブリ風ハム)

厚切りの加熱済みハムを、シャブリとエシャロットを先に煮詰めてから生クリームとトマトを加えたソースでやさしく温め、ブール・マニエでスプーンに薄く絡む濃度へ整えます。

フランスの代表料理
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Jambon à la chablisienne(シャブリ風ハム):大皿に盛り付けた一品
準備時間 15分
加熱時間 34分
合計時間 49分
出来上がり量 厚切りハム4人分、ソース約500ml
はじめに

シャブリのクリームソースで仕上げるJambon à la chablisienne

Jambon à la chablisienneは、ブルゴーニュのシャブリを名前の核に持つハム料理です。単に「白ワインのクリームソース」ではなく、厚切りの加熱済みハムを、シャブリとエシャロットの煮詰め、生クリーム、少量のトマトペーストで作る淡い色のソースと合わせます。バターと小麦粉を練った少量のブール・マニエで濃度を付けますが、小麦粉の重いグレービー状にはしません。

順序はソースの風味と安定性の両方に関わります。シャブリは生クリームを入れる前に十分に煮詰めます。そうすることでワインの風味を濃縮しながら、乳製品を長時間煮立てる必要がなくなります。トマトペーストは少量だけ使い、ソースに軽い酸味と淡いサーモン色を与えます。

加熱済みハムはもう一度「調理し直す」のではなく、乾かさずに温めます。完成したソースへ入れ、弱火で約6分、中心60℃まで温めればすぐに提供できます。保存後の残りを温め直す場合は別で、再加熱の安全温度として74℃まで上げます。

別の辛口シャルドネでも技術的にはソースを作れますが、シャブリという名前の地域材料は失われます。また、煮詰めでアルコール量は減っても完全に消えるとは限らないため、この料理をアルコール不使用とは説明しません。

成功のポイント

成功のポイント

  • 生クリームを加える前にシャブリを十分に煮詰め、薄いまま乳製品を入れない。
  • 生クリームは強く沸かさず、ブール・マニエはスプーンを薄く覆う程度の量だけ使う。
  • 加熱済みハムは強く煮込まず、しなやかさを残したまま中心60℃まで温める。
材料

材料

ハムとソース

  • 600g 厚切りの加熱済みハム、約5mm厚さ4枚。皮があれば除く
  • 250ml シャブリ、辛口白ワイン。この料理名を定義する材料
  • 250ml 乳脂肪分約30%のダブルクリームまたはホイッピングクリーム、無糖
  • 80g エシャロット、みじん切り
  • 15g トマトペースト、濃縮タイプ
  • 15g 無塩バター、やわらかくする
  • 10g プレーン小麦粉、軽いブール・マニエ用
  • 5g 生タラゴン、細かく刻む
  • 1g 黒こしょう、ひきたて
作り方

作り方

作り方

  1. ハムとブール・マニエを準備する。必要ならハムを5mm厚さ4枚にそろえ、エシャロットをみじん切りにする。無塩バターと小麦粉を練り、粉のかたまりがない滑らかなペーストにする。ハムはソースがほぼ出来るまで冷蔵しておく。

  2. シャブリを煮詰める。ソテーパンにエシャロットと250mlのシャブリを入れ、中火で約18分煮る。液量が開始時のおよそ4分の1まで減り、エシャロットが柔らかくなるまで煮詰める。ワインに火を付けない。

  3. クリームソースを作る。生クリームとトマトペーストを加えて泡立て器でなじませ、弱めの中火で約8分静かに煮る。ソースが淡いサーモン色になり、分離せずスプーンへ軽く絡む状態にする。

  4. 濃度を整える。ブール・マニエを少量ずつ加えて泡立て器で混ぜ、弱火で2分加熱する。スプーンの背に薄い膜が残り、指で線を引くと跡がはっきり残る状態にする。

  5. ハムを乾かさず温める。ハムをソースへ入れ、弱火で約6分温める。中心温度60℃に達してもハムがしなやかで、ソースが滑らかな状態を保っていることを確認する。提供直前にタラゴンと黒こしょうを加える。

提供のしかた

実用情報

提供のしかた

温めた皿1枚につき厚切りハム1枚を盛り、シャブリのソースを上と周囲にかけます。パスタ、じゃがいも、野菜を食卓で添えることはできますが、このレシピと栄養値には含めていません。

保存と温め直し

ハムとソースは速やかに冷まし、2時間以内に覆って4℃以下で冷蔵し、3日以内に使います。残りを温め直すときはソースを混ぜながら弱く加熱し、ハムとソースを74℃まで上げます。繰り返し再加熱するとハムは乾き、クリームソースは分離しやすくなります。

作り置きと代替

シャブリの煮詰めは数時間前に作って冷蔵できます。生クリームとブール・マニエは提供に近い時間に加えます。別の辛口シャルドネでも技術的には作れますが、その場合はシャブリ風という正確な地域名を保たず、「シャルドネのクリームソースを添えたハム」など、材料に合う説明へ変える必要があります。加熱でアルコールは減りますが、完全に蒸発するとは限りません。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1食分ハム1枚とソースの1/4
  • エネルギー455kcal
  • 炭水化物8g
  • たんぱく質31g
  • 脂質31g
  • 食物繊維1g
  • ナトリウム1,750mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

生クリームとバターに由来する乳、小麦粉に由来するグルテン、シャブリに由来する亜硫酸塩を含みます。開封した加熱済みハムをすぐ提供する場合は中心約60℃まで温めます。保存後の残りを温め直す場合は74℃まで加熱します。2時間以内に4℃以下で冷蔵してください。ワイン由来のアルコールは加熱で減りますが残る可能性があります。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 厚切りの加熱済みハムが、シャブリ、エシャロット、トマト、生クリームのつやのある淡いソースをまとい、肉は硬くならずしなやかに残ります。
  • 決め手: シャブリを生クリームより先にしっかり煮詰め、ハムは最後に弱火で温めることです。