マルセイユ風ブイヤベース — ルイユとトースト添え
ブイヤベースは、魚介を混ぜて煮た料理なら何でも同じというものではありません。マルセイユの調理では、小さな岩礁魚からスープを抽出し、食べるための大きな魚は別の役割として後から火を入れ、じゃがいも、ルイユ、パンとともに供します。だしを取る魚は形を崩して旨味を渡し、食用魚は皿の上で魚種が分かる形を保つという違いが重要です。
ここでは小さな岩礁魚1000gを60分煮出し、いったん細かくこしてから食用魚を入れます。あんこう、カサゴ類、マトウダイ、アナゴ類はすべて同時に入れず、じゃがいもと身の締まった魚から始め、繊細な魚は最後の5分だけ加えます。すべての食用魚は63℃に達することを確認し、同時に身が軽い力でほぐれながら形を保つ状態を目安にします。
ルイユはパスチャライズ卵黄、にんにく、オリーブオイル、レモン、カイエンペッパーを乳化させ、提供まで4℃以下に保ちます。バゲットは表面を乾かすように180℃で焼きます。盛り付けでは魚とじゃがいもを温かい皿に取り出し、熱いスープは別の器に注ぎます。ルイユとトーストも添えることで、魚とスープを分けるマルセイユらしい供し方を保ちます。


