スープ・オ・フロマージュ — アヴェロンのパンとチーズを重ねる濃厚な郷土スープ
アヴェロンやオーブラックに見られるスープ・オ・フロマージュは、チーズを溶かして滑らかにしたクリームスープではありません。固くなった田舎パンと熟成チーズ、キャベツと玉ねぎを層にし、熱いブイヨンを吸わせてから焼く、密度の高い素朴な料理です。完成すると汁気の多いスープというより、スプーンやフォークですくえるほどパンがブイヨンを抱え込みます。
この作り方では、キャベツを別に約95℃の湯で下ゆでし、玉ねぎは鴨脂で色付けます。白ワインを加えて5分煮詰め、ビーフストックを加えて30分静かに煮ることで、ワインの香りだけが尖らないブイヨンに仕上げます。
耐熱皿へ入れる段階では、パン、チーズ、キャベツと玉ねぎの層が目で分かることが大切です。熱いブイヨンを全体へ均一に注ぎ、10分吸わせてから180℃で40分焼きます。パンは十分に湿っていても、混ぜてペースト状にはしません。


