ラム酒入り柑橘シロップを染み込ませる発酵菓子ババ・オ・ラム
ババ・オ・ラムは、パン作りと菓子作りの中間にあるような構造を持つ発酵菓子です。生地は普通のパンより卵とバターが多く、ブリオッシュよりもかなり柔らかく仕上がります。シロップをたっぷり吸わせてもつぶれないようにするには、焼く前の生地作りが重要です。十分にこねて弾力を出し、2回の発酵を取り、外側と内部がしっかり固まるまで焼きます。
シロップは水、グラニュー糖、オレンジとレモンの皮を基本にし、ダークラムは加熱を止めてから加えます。ラムの存在感を残す構成なので、アルコールを含まない菓子として扱うことはできません。焼き上げたババは完全に冷ましてから約55℃のシロップに浸し、中心に乾いた部分が残らなくなるまで含ませます。ただし、持ち上げたときに裂けない構造は残す必要があります。
70ml程度の小型ババ型を8個使うと、家庭でも均一に発酵・焼成・含浸を管理しやすくなります。浸した後に網の上で30分休ませると、余分なシロップが落ち、内部の水分がなじみます。冷蔵庫から出した直後より、少し温度を戻した状態の方が食感を感じやすくなります。シャンティを添える場合も、ババ本体のラムシロップが主役です。


