ポーランドの代表料理

タルチョキ(クルスキ・スツィカネ、ブクティ)— ポドハレ地方のじゃがいも団子

タルチョキは、ポーランド南部のポドハレ地方で作られる、生のじゃがいもをすりおろした小さな団子です。地域ではクルスキ・スツィカネ、ブクティとも呼ばれます。すりおろしたじゃがいもは水気を絞りますが、出た汁は捨てずに取っておき、底に沈んだでんぷんを生地に戻します。卵と塩、じゃがいもでんぷんを加えてまとめ、短い楕円形にしてゆでます。

ポーランドの代表料理
共有
白い皿に盛った小さな淡色のじゃがいも団子。カリッとした燻製ベーコンと黄金色の玉ねぎを添えている。
出来上がり 4人分
1人分 団子とベーコン・玉ねぎのトッピングの4分の1
準備時間 約35分
加熱時間 約25分
レシピの概要

タルチョキ(クルスキ・スツィカネ、ブクティ)— ポドハレ地方のじゃがいも団子

タルチョキは、ポーランド南部のポドハレ地方で作られる、生のじゃがいもをすりおろした小さな団子です。地域ではクルスキ・スツィカネ、ブクティとも呼ばれます。すりおろしたじゃがいもは水気を絞りますが、出た汁は捨てずに取っておき、底に沈んだでんぷんを生地に戻します。卵と塩、じゃがいもでんぷんを加えてまとめ、短い楕円形にしてゆでます。

ポーランド農業・農村開発省の伝統製品リストでは、団子は薄い灰色で、しっかりと弾力があり、長さ約3〜4cm、幅約1cmとされています。ポドハレ地方のじゃがいもの収穫や、翌春の種いも選びに結びついた食文化があります。豚の脂身をカリカリにしたものを添えることが多く、この家庭向けレシピでは、燻製ベーコンと玉ねぎを合わせます。

生地は形を保てる程度にまとまり、ゆでたじゃがいものマッシュのようにならないのが目安です。絞った汁を10分置いて白いでんぷんを沈殿させ、上澄みを捨ててから沈殿物を戻すと、すりおろしたじゃがいもから出たでんぷんを生かせます。生卵を使うため、まず試しに1個ゆで、中心温度が71°C以上になったことを確認します。準備から盛り付けまで約70分です。

材料

材料

じゃがいも団子

  • 生の粉質じゃがいも(皮をむいた状態で計量)1kg
  • じゃがいもでんぷん150g
  • 大きめの卵1個
  • 細かい塩8g(生地用とゆで湯用に分ける)

ベーコンと玉ねぎのトッピング

  • 燻製ブロックベーコン(皮を除いて角切り)250g
  • 黄玉ねぎ(細かいみじん切り)150g
作り方

作り方

作り方

  1. じゃがいもをすりおろして絞る。おろし器の下に大きなボウルを置きます。皮をむいたじゃがいもを細かくすりおろし、別のボウルにかぶせた清潔な薄手のふきんに移します。しっかり絞って汁をボウルに受けます。すりおろしたじゃがいもと汁の両方を取っておき、汁は捨てません。

  2. じゃがいものでんぷんを戻す。汁をかき混ぜずに10分置き、白いでんぷんを沈殿させます。その間に幅広のフライパンでベーコンを中弱火にかけ、時々混ぜながら10〜14分、脂が出てカリッとするまで炒めます。脂が多ければ少し取り除き、玉ねぎを炒める分は残します。玉ねぎを加えて8〜10分、柔らかくきつね色になるまで炒め、温かく保ちます。汁の上澄みを慎重に捨て、底のでんぷんをこそげてすりおろしたじゃがいもに戻します。

  3. 生地を混ぜる。じゃがいもに卵、じゃがいもでんぷん120g、塩4gを加えます。まとまり始めるまで混ぜ、残りのでんぷん30gを少しずつ加えます。計量した150gをすべて使います。生地は形を保てる固さと弾力が目安です。じゃがいもが特に乾いて生地が固すぎる場合は、取っておいた汁を小さじ1だけ混ぜます。

  4. 団子を成形する。手を清潔にし、生地を長さ3〜4cm、幅約1cmの滑らかな短い楕円形にします。残りを成形する間、乾かないよう団子を清潔なトレーに置いて覆います。

  5. ゆで湯を用意する。大きな鍋に水5Lを入れて沸騰させ、残りの塩4gを加えます。団子を入れる前に火を弱め、安定した静かな沸騰にします。

  6. ゆでて火の通りを確認する。団子を鍋に詰め込まず、数回に分けて入れます。くっつかないよう一度だけやさしく混ぜます。浮き上がってからさらに3分ゆでます。試しの団子に細いプローブの温度計を刺し、中心が少なくとも71°Cで、しっかり弾力があることを確認します。穴あきお玉ですくい、残りをゆでる間は温かく保ちます。

  7. 仕上げて盛り付ける。温めておいたベーコンと玉ねぎを、出た脂を少量添えて熱い団子にかけます。中心まで熱いうちに、トッピングのカリッとした食感を楽しめるよう、すぐに提供します。

盛り付け・保存・温め直し

実用情報

盛り付け・保存・温め直し

団子はベーコンと玉ねぎを添えて熱いうちに食べます。伝統製品リストでは豚の脂身をカリカリにしたものがよく添えられます。この家庭向けの作り方では、燻製ベーコンと玉ねぎを使った食べ応えのあるトッピングにしています。団子は小さく、色は淡く、弾力があり、詰め物をしたり蒸したりするものではありません。

盛り付け・保存・温め直し

加熱済みの団子とトッピングは浅い容器に分け、2時間以内に冷蔵します。気温が32°Cを超える場合は1時間以内です。冷蔵庫を4°C以下に保ち、3〜4日以内に食べ切ります。食べる分だけ静かな沸騰の湯かふた付きのフライパンで温め直し、中心が74°Cに達したことを確認します。ベーコンをカリッと保ちたい場合は別にして冷蔵し、温め直した後に加えます。

盛り付け・保存・温め直し

前日にじゃがいもをすりおろすのではなく、提供当日に団子を作ってゆでてください。生のじゃがいも生地は置いている間に変色し、水分が出ます。加熱済みなら、すぐに冷やして記載の期間内に温め直せます。卵入りの生地や加熱済みの料理を、上記の時間を超えて室温に置かないでください。

困ったときは

生地がゆるく、形を保てません。 次回はすりおろしたじゃがいもをよりしっかり絞り、汁を置いてでんぷんを沈殿させます。計量したじゃがいもでんぷんを加える前に、沈殿でんぷんを生地に戻してください。

困ったときは

鍋の中で団子が崩れます。 湯を静かな沸騰にし、鍋に詰め込みすぎず、成形前に生地をしっかりまとめます。まず1個だけゆで、十分に火が通るまで様子を見てから残りを加えます。

困ったときは

団子が硬く重たい食感になります。 大きすぎるか、計量外のでんぷんを加えすぎた可能性があります。長さ3〜4cm、幅約1cmに成形し、じゃがいもでんぷんは指定の150gだけを使います。

困ったときは

トッピングが脂っぽい、または玉ねぎが早く色づきます。 ベーコンを中弱火で脂を出し、玉ねぎを加える前に余分な脂を取り除きます。玉ねぎはゆっくり柔らかく、きつね色になるまで炒めます。

栄養成分とアレルゲン

栄養成分とアレルゲン

  • エネルギー640kcal
  • 炭水化物85g
  • たんぱく質20g
  • 脂質24g
  • 食物繊維6g
  • ナトリウム1,150mg
  • アレルゲン卵

1人分(全量の4分の1)の概算値: - エネルギー:640kcal - 炭水化物:85g - たんぱく質:20g - 脂質:24g - 食物繊維:6g - ナトリウム:1,150mg - アレルゲン:卵 じゃがいもの水分、ベーコンの塩分、料理に使うベーコンの脂の量によって数値は変わります。小麦粉の代わりにじゃがいもでんぷんを使います。殻に触れた後は手や器具を洗い、生卵をほかの食品に付けないようにします。団子の中心を指定温度まで加熱してください。