ペルーの代表料理

Timbuche

ロレト州に結び付く魚の澄んだスープ。ボキチコを優しく煮てサチャ・クラントロを香らせ、別ゆでの青い調理用バナナを添えます。

ペルーの代表料理
共有
Timbuche|アマゾン川魚の澄んだスープ
Timbuche|アマゾン川魚の澄んだスープ
出来上がり 4人分
下準備 20分
加熱時間 45分
加熱を伴わない待ち時間 2分
合計時間 67分
概要

Timbuche|アマゾン川魚の澄んだスープ

Timbucheはペルーのアマゾン地域で知られる川魚の汁物です。ロレトで食べられるボキチコ(boquichico)を使い、澄んだ煮汁の中で身を静かに加熱します。濃いトマトソースを使う海岸の魚料理と違い、魚と葉物の香りを前面に出します。

サチャ・クラントロ(sacha culantro)はアマゾンで使われる香りの強い葉物で、一般的なコリアンダーの葉とは別の材料です。沸騰中に長く煮るのではなく、魚に火が通った後に加えて2分蒸らし、澄んだ汁のまま香りを引き出します。

青いプランテンは甘い食用バナナではなく、加熱して食べる調理用バナナです。魚と同じ鍋ですりつぶさず別鍋でゆで、器のそばに添えます。川魚には細かい骨が残りやすいので、温度測定と骨の確認の両方が必要です。

材料

材料

材料

  • 850g ボキチコ(boquichico)、下処理済みの川魚、骨付き4切れ
  • 1600ml 新しい飲用水(魚のスープ用)
  • 25g アヒ・ドゥルセ(香りのある甘味唐辛子)、種を除いて細かく刻む
  • 12g にんにく、みじん切り
  • 80g 赤玉ねぎ、ごく細かいみじん切り
  • 14g サチャ・クラントロ(sacha culantro)、刻む
  • 5g 塩(計量する)
  • 480g 青いプランテン(調理用バナナ)、皮をむき縦に4切れ
  • 1000ml 水(プランテンのゆで用)
作り方

作り方

作り方

  1. プランテンを別鍋でゆでる。皮をむいた青いプランテン480gを片手鍋に入れ、水1000mlを注いで22分ほど静かにゆでる。水気を切り、中心まで柔らかく、長い切り身の形を保った状態にする。

  2. 澄んだ香味だしを作る。もう一つの鍋に飲用水1600ml、にんにく12g、赤玉ねぎ80g、アヒ・ドゥルセ25g、塩5gを入れ、弱火で7分静かに煮る。香味野菜の匂いが立ち、汁はおおむね透明な状態を保つ。

  3. 魚を静かに煮る。ボキチコ850gの4切れを穏やかに泡立つ汁に入れ、かき混ぜたり強く沸騰させたりせず、ふたを取ったまま15分煮る。身が白くなり中骨から大きめの身が離れやすくなっても、最も厚い部分の中心63 °C以上を温度計で確認する。盛り付けの際は見える骨をすべて除く。

  4. 香草を蒸らす。火を止め、刻んだサチャ・クラントロ14gを混ぜ、ふたをして2分置く。魚の小片で濁らせず、葉の香りがはっきりする状態にする。

  5. 魚と汁を取り分ける。温めた4つの器に魚を分け、汁を注ぐ。別ゆでのプランテンを各器に添える。白っぽい澄んだ汁と魚の形が保たれ、骨が残っていないかもう一度確かめる。

実用情報

実用情報

調理と保存のポイント

プランテンは魚の煮汁に混ぜず、形を残して添えます。ボキチコは中心の太い骨を取っても小骨が残ることがあるため、食べる人が口に運ぶ前にも確認できるよう丁寧に盛り付けます。 出所が確認でき、適切に扱われたボキチコを買い、加熱するまで4 °C以下で冷蔵します。残ったスープは浅い容器に分けて素早く冷まし、3日以内に食べ、74 °C以上に温め直します。 パロメタ(palometa)を使うTimbucheもありますが、魚の大きさや骨の形が変わります。別の魚を使う場合は魚種と身の厚みを把握し、安全温度63 °C以上を維持してください。

確認ポイント

確認ポイント

  • 煮汁が濁る強い沸騰や頻繁なかき混ぜで魚が細かく崩れた可能性があります。火を弱めて魚を動かさず煮ます。
  • プランテンが崩れるゆですぎが原因になり得ます。中心が柔らかくなったらすぐ水を切り、汁にすりつぶして入れないようにします。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量全体を4等分したうちの1人分(付け合わせを含む)
  • エネルギー298kcal
  • 炭水化物42g
  • たんぱく質27g
  • 脂質4g
  • 食物繊維3g
  • ナトリウム580mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンは魚です。川魚は信頼できる規制された供給元で購入し、4 °C以下で冷蔵してください。生魚に使った包丁やまな板を分け、身の最も厚い部分が63 °C以上に達したことを温度計で確かめます。小骨を取り除き、見た目や匂いだけで安全だと判断しないでください。 残ったTimbucheは調理後2時間以内(周囲が32 °Cを超える場合は1時間以内)に浅い容器へ小分けし、4 °C以下で冷蔵します。3日以内に食べ切り、再加熱時は中心まで74 °C以上にします。大鍋のまま室温で一晩放置しないでください。

仕上がり

仕上がり

澄んだ魚の汁にサチャ・クラントロの香りが移り、プランテンは別添えのまま食感を保ちます。 沸騰させ過ぎない魚の加熱と、火を止めてから香草を蒸らす工程が決め手です。