ペルーの代表料理

Frejoles con seco(豆と牛肉の香草煮込み)

カナリア豆をやわらかく煮て、香菜を使った牛肉のセコと白米を別々に盛るペルーの料理です。

ペルーの代表料理
共有
Frejoles con seco(豆と牛肉の香草煮込み)
Frejoles con seco(豆と牛肉の香草煮込み)
出来上がり量 盛り合わせ5皿
下準備 35分
加熱時間 220分
待ち時間 490分
合計時間 745分
概要

Frejoles con seco(豆と牛肉の香草煮込み)

Frejoles con secoは、柔らかな豆の煮込みに、香菜と唐辛子ペーストで煮た牛肉のセコ、白米を添える料理です。豆、肉、米を別々に仕上げるため、それぞれの香りと食感が皿の上で保たれます。

フリホール・カナリオと呼ばれる黄色みのある乾燥豆は、冷蔵庫で長く吸水させてからゆっくり煮ます。柔らかくなった豆の一部だけをつぶすと、汁に自然なとろみがつきます。豆の煮汁を全部つぶす必要はありません。

セコの緑色はたっぷりの香菜によるものです。アヒ・アマリージョとアヒ・パンカのペースト、発酵飲料のチチャ・デ・ホラを合わせて牛肉を煮ます。チチャを煮てもアルコールが必ず完全に除かれるとはいえず、豆を冷蔵で戻す工程も省略しません。

材料

材料

フリホール豆

  • 350 g 乾燥カナリア豆(frejol canario)— 選別して洗う
  • 1400 ml 水 — 冷水で豆を浸し、後で捨てる
  • 1600 ml 新しい水 — 豆を煮る全量
  • 70 g 紫玉ねぎ — 豆用、角切り
  • 8 g にんにく — 豆用、みじん切り
  • 10 ml 植物油 — 豆用の香味野菜を炒める
  • 3 g 細かい塩 — 豆がやわらかくなってから加える

牛肉のセコ

  • 700 g 牛肩肉(骨なし)— 4 cm角
  • 90 g 生の香菜(葉と茎)— 洗う
  • 140 g 紫玉ねぎ — 煮込み用、角切り
  • 12 g にんにく — 煮込み用、みじん切り
  • 45 g アヒ・アマリージョのペースト
  • 20 g アヒ・パンカのペースト
  • 150 ml チチャ・デ・ホラ — トウモロコシの発酵飲料、調理用
  • 450 ml 水 — 煮込み用、温める。150 mlと300 mlに分ける
  • 20 ml 植物油 — 牛肉を焼く
  • 5 g 細かい塩 — 牛肉と煮汁用

白米

  • 260 g 長粒種の白米 — 洗う前の乾燥重量
  • 480 ml 水 — 炊飯用の冷水
  • 2 g 細かい塩 — 米用
作り方

作り方

作り方

  1. 豆を冷蔵庫で戻す。乾燥豆350 gを選別し、大きなボウルで冷水1400 mlに浸す。4 °C以下の冷蔵庫で480分(8時間)置き、膨らんだら水を切って浸し水は捨てる。汚れた水に豆を浮かせたままにしない。室温の暖かい場所では戻さない。

  2. 豆を煮る。戻した豆を鍋に移し、新しい水1600 mlを注ぐ。中弱火で弱く煮立て75分、必要に応じてあくを取る。数粒をスプーンで鍋肌に押しつけると簡単につぶれ、白く硬い芯が残らない状態にする。

  3. 豆に香味ととろみを付ける。小さなフライパンで油10 mlを中火にし、豆用玉ねぎ70 gとにんにく8 gを7分炒める。豆の鍋へ移し、塩3 gを加えて数さじ分の豆を鍋肌で軽くつぶす。豆粒は大半が残り、煮汁だけが少しクリーミーになる。

  4. 牛肉を二回に分けて焼く。厚手の煮込み鍋で油20 mlを中強火に熱し、牛肉700 gを2回に分けて合計12分、面を返しながら焼く。表面に焼き色がつき、中心はまだ硬い状態で一度皿に移す。

  5. 香味野菜と唐辛子を炒める。鍋を中火に下げ、煮込み用玉ねぎ140 gを8分炒める。にんにく12 gとアヒ・アマリージョ45 g、アヒ・パンカ20 gを加え、さらに5分混ぜる。合計13分でペーストにツヤが出て生っぽい刺激臭が弱まる。

  6. 香菜とチチャで牛肉を煮る。煮込み用の水450 mlのうち150 mlと香菜90 gをミキサーで撹拌する。鍋に戻し、残りの水300 ml、チチャ・デ・ホラ150 ml、塩5 g、焼いた牛肉を加える。弱火で90分穏やかに煮て、フォークが通るほど柔らかくなり、緑色の汁が肉を覆う濃さにする。

  7. 白米を炊く。長粒米260 gを洗って水を切り、ふた付き鍋に水480 mlと塩2 gとともに入れる。弱火で18分炊き、火を止めてふたをしたまま10分休ませる。水分が吸収され、ほぐすと米粒が離れる状態にする。保存する米は速やかに冷まして2時間以内に冷蔵する。

  8. 三つの料理を盛る。5枚の皿に白米、柔らかなカナリア豆、牛肉のセコをそれぞれ区別して盛る。5分ほどで肉と緑のソースを均等に分け、豆と米の形が残る状態に仕上げる。

実用情報

実用情報

作り置き・保存・提供

豆を戻す工程は前夜から始めます。豆の鍋と牛肉の鍋は並行して煮られますが、表示した時間には材料ごとの工程が含まれます。豆・肉・米は別々の浅い容器へ移し、2時間以内に4 °C以下で冷蔵して3〜4日以内に食べます。すべて74 °Cまで再加熱し、炊いた米を台所で長時間温かいまま放置しません。

代用とその影響

すでに煮たカナリア豆を使うと下準備と時間が大きく変わります。乾燥豆350 gを煮豆350 gと等量として扱うことはできず、分量の再計算が必要です。

確認ポイント

確認ポイント

  • 豆が硬い豆の中心まで煮えていません。新しい水を使った煮込みを続け、数粒をつぶして硬い芯が消えるまで確認します。
  • セコの汁が薄い牛肉を煮る途中で十分に煮詰まっていません。穏やかな煮立ちを保ち、肉がやわらかくなりソースがからむまで煮ます。
1食分の栄養目安

1食分の栄養目安

  • 1食分の量盛り合わせ1皿(5皿のうち1皿)
  • エネルギー781 kcal
  • 炭水化物93.3 g
  • たんぱく質52.6 g
  • 脂質21.0 g
  • 食物繊維13.3 g
  • ナトリウム907 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

材料そのものに一般的な主要アレルゲンは含まれませんが、唐辛子ペーストとチチャ・デ・ホラの製品ラベルを確認します。チチャは発酵飲料で、加熱後もアルコールが完全に消える保証はありません。豆は4 °C以下で8時間吸水させ、肉・豆・米を2時間以内に別容器で冷蔵し、残りは74 °Cまで温めます。

仕上がり

仕上がり

とろみのある豆、香菜香る柔らかな牛肉、長粒米が皿の上でそれぞれの特徴を保つ一皿です。 豆は先に吸水させ、牛肉のセコは弱火でじっくり煮ることが食感の要点です。