Tarte au maroilles — 北フランスの発酵生地とMaroilles AOPのチーズタルト
Tarte au maroillesは、卵液ではなくチーズそのものを中心に組み立てる。土台は一般的なキッシュの練り込み生地ではなく、やわらかく発酵させた生地で、軽い塩味のパンに近い。その上へMaroillesを一層に広げる構成を守ることで、一般的なチーズキッシュやピザとは異なる北フランスの料理として仕上がる。
Maroillesは牛乳製のウォッシュタイプチーズで、Nord県とAisne県にまたがるThiérache地方と結び付くAOP保護名称である。オレンジ色の外皮は食べられるため、表面が清潔であることを確認して残す。厚い塊より薄切りの方が均一に溶け、中央だけに脂がたまるのを抑えやすい。
生地は意図的にやわらかく仕上げる。10分しっかり混ぜて弾力を出し、型へ直接広げ、60分発酵させて見た目にふっくらするまで待つ。時間だけでなく膨らみを判断基準にすることが重要である。チーズをのせた後は200 °Cの高温で25分焼き、発酵生地を素早く固めながらMaroillesを溶かして焼き色を付ける。


