コロンビアの代表料理

ブエナベントゥラ風マリネ魚(Pescado encurtido)

長ねぎ、青ライム、酢、マスタードとハーブを使う加熱魚の前菜。冷蔵庫で六時間マリネします。

コロンビアの代表料理
共有
ブエナベントゥラ風のマリネ魚を青ライムとレタスとともにガラス皿に盛った一皿。
地域 コロンビア太平洋岸、バジェ・デル・カウカ県ブエナベントゥラ
料理の種類 加熱した魚の青ライム酢マリネ、冷製前菜
分量 前菜8人分
下準備 30分。冷却と最低6時間のマリネ時間は別途必要
作業時間 約40分
概要

ブエナベントゥラ風マリネ魚(Pescado encurtido)

白身魚を火を通して冷まし、青ライム、酢、長ねぎ、マスタード、ハーブで冷蔵マリネする太平洋岸の前菜です。

バジェ・デル・カウカ県の太平洋岸にあるブエナベントゥラでは、魚を酢や柑橘、長ねぎ、ハーブと合わせてマリネした pescado encurtido が作られます。コロンビアの料理書には、準備に六時間かけ、レタスの葉とレモンを添えて出す方法が記録されています。酸味のあるマリネ液は加熱した魚に香りをつけるもので、保存液ではありません。

この分量では骨を除いた白身魚を 1 kg使い、前菜として8人分を作ります。記録されたレシピに魚種の指定はないため、切り分けても形を保ちやすい、新鮮で身の締まった魚を選びます。この版はブエナベントゥラの記録に沿って魚を先に加熱し、冷ましてから漬ける作り方です。生魚を使うセビーチェではありません。

資料にある短時間の湯通しだけでは、安全な加熱完了を判断できません。切り身の大きさや厚さ、水温によって時間が変わるためです。清潔な温度計を最も厚い魚の中心に差し、62.8°Cに達したことを確認してから、すぐに冷蔵庫で冷やしてください。冷えた魚を青ライムと酢の液に入れ、ふたをして少なくとも6時間冷蔵します。酸味は風味づけであり、魚を室温で保存可能にするものではありません。

材料

材料

魚

  • 1000 g 新鮮で身の締まった骨なし白身魚の切り身、約3 cm角に切る
  • 6 g 細塩、必要に応じて分けて使う
  • 1 g 黒こしょう(粉末)

マリネ液と盛り付け

  • 180 g 長ねぎ、薄い小口切り
  • 240 ml 食品用の透明な酢(酸度5%)
  • 180 ml 搾りたての青ライム果汁、中サイズ約6個分
  • 15 g 市販のマスタード
  • 3 g タイムパウダー
  • 4 g 生のコリアンダー、みじん切り
  • 30 ml クセのない植物油
  • 80 g レタスの葉
  • 60 g 青ライム、盛り付け用の薄切り
作り方

作り方

作り方

  1. 魚を同じ大きさに切る 切り身をよく調べ、骨があれば取り除きます。火の通りをそろえるため、約3 cm角に切ります。ねぎとマリネ液を準備する間、魚は冷蔵庫に置きます。まな板と包丁は清潔なものを使い、生魚や汁がレタスなどの加熱不要の食品に触れないようにします。

  2. 安全な温度まで加熱する 広い鍋の湯を軽く沸かします。魚をできれば重ならないように入れ、穏やかな煮立ちを保ちます。必要なら清潔なトングで一度だけ返します。約3分後から確認を始めますが、時間だけで判断しないでください。清潔な即読式温度計を最も厚い魚の中心に差し、62.8°Cに達するまで加熱します。身は不透明になり、しっとりした片にほぐれるのが目安ですが、安全確認は温度で行います。資料の「1分湯通し」はあらゆる大きさに適用できる時間ではありません。

  3. 水を切って冷やす 清潔な器具で魚を取り出し、短く水を切ります。浅いふた付き容器に広げてすぐ冷蔵し、均一に冷やします。加熱した魚を室温に2時間以上置かないでください。完全に冷めてからマリネ液を加えると、身が崩れにくく、冷蔵庫内の温度も保ちやすくなります。

  4. ねぎ入りマリネ液を作る 魚を冷ましている間に長ねぎを薄切りにし、コリアンダーを刻みます。ガラスなど酸に反応しないボウルに、酢、計量した青ライム果汁、マスタード、タイム、コリアンダー、油、塩6 g、こしょうを入れて混ぜます。ねぎも加えます。味を見て必要な場合だけ調整してください。マスタードや酢の強さには製品差があり、魚にはすでに塩を使っています。

  5. 冷蔵庫でマリネする 冷えた魚を浅いガラスまたは食品用プラスチック容器に入れます。マリネ液とねぎを注ぎ、清潔なスプーンでやさしく返して全体に絡めます。ふたをして4°C以下で最低6時間冷蔵します。液が魚を覆わない場合は、途中で清潔な器具を使って一度返します。青ライムと酢は保存処理ではありません。六時間は風味をなじませるための時間で、必ず冷蔵して行います。

  6. 盛り付け、残りを安全に保管する 冷やした皿にレタスを敷き、魚とねぎをのせ、マリネ液を少量かけて青ライムを添えます。冷たい状態で出し、食卓でも皿を冷たく保ちます。傷みやすい食品を室温に2時間以上置いた場合は捨ててください。残りは浅いふた付き容器に入れてすぐ冷蔵し、4°C以下で3~4日以内に食べきります。

実用情報

実用情報

1人分の栄養目安

歴史的なレシピに魚種の指定がないため、これらの丸めた推定値は一般的な生の低脂肪白身魚を基準としています。計算には油、マスタード、青ライム、野菜、8人分に分けた塩6 gを含めています。ナトリウム量は魚やマスタードの製品、食べるマリネ液の量で変わります。検査機関による分析値ではありません。

実用的なアドバイス

形を保ちやすい魚を選びます。 身の締まった白身魚は切りやすく、加熱中にも崩れにくくなります。記録には魚種がないため、地域で新鮮に手に入る魚を使い、特定の魚を必須とは考えません。冷凍魚は冷蔵庫で解凍し、切る前に水気を拭きます。 果汁は体積で量ります。 元のレシピはレモン6個としていますが、果実の大きさや果汁量には差があります。再現性のため青ライム果汁を180 ml用意します。柑橘の呼び名は地域で異なるので、酸味のあるライムを選び、個数ではなく果汁を計量してください。 酸に反応しない容器を使います。 ガラスまたは食品用プラスチックが適しています。酢や柑橘と反応することがある、内側を加工していないアルミや銅は避けます。ふたをして魚を保護し、冷蔵庫へのにおい移りも抑えます。 魚を冷ましてから漬けます。 温かい魚は柔らかく崩れやすく、周囲の食品を温めることもあります。浅い容器を使うと冷めやすくなります。最低6時間のマリネ時間は、魚が冷えて液に入った時点から数えます。 マリネ液を保存液として扱わないでください。 酢と青ライムは加熱や冷蔵の代わりになりません。魚は準備中、漬けている間、盛り付け後も冷たく保ちます。魚に触れた液を室温に置いてソースとして使わないでください。 レタスは食べる直前に添えます。 酸性の液に長く浸かると葉がしんなりします。盛り付け直前に皿へ敷き、魚とねぎをのせ、液を少量かけます。

盛り付けと段取り

さっぱりした酸味の前菜で、暖かい日の食事に向いています。歯ざわりのよいレタスと青ライムを添えてください。食事をしっかりさせたい場合は、白ごはん、ゆでたキャッサバ、またはプランテンを別に添えます。葉をしゃきっと保つため、出す直前まで魚はふた付き容器に入れておきます。 前もって準備する場合も、魚を加熱・冷却し、マリネ液と合わせて冷蔵するのは提供する日のうちに行います。魚が冷えてから最低6時間必要です。時間を短縮するために室温に置いたり、長く漬けることで保存期間を延ばそうとしたりしないでください。

よくある疑問

魚を返すと崩れます。 幅の広いへらを使い、加熱中に返すのは一度だけにします。62.8°Cに達したら丁寧に水を切り、冷めてからマリネ液を加えます。細かくなった部分は混ぜず、スプーンで盛り付けます。 マリネ液が酸っぱすぎます。 冷やしている間に魚へ味が移ります。酢と果汁を正確に量り、提供時にレタスへかける液を少なめにしてください。水で薄めたり、酸味の強弱を安全性の判断に使ったりしないでください。 加熱したにんじんやセロリを加えられますか。 参照レシピでは任意の追加材料として挙げられています。使う場合は完全に冷ましてから魚と合わせ、同じ冷蔵・提供ルールを守ります。この基本版では長ねぎとハーブの風味を明確にするため省いています。

アレルゲンと食品安全

魚とマスタードを含みます。マスタードの原材料と交差接触表示を確認してください。生魚をすぐに食べる食品から離し、扱った後は手、器具、調理台を洗います。最も厚い部分を62.8°Cまで加熱し、すばやく冷やし、4°C以下でマリネします。室温に2時間を超えて置いた料理は捨て、冷蔵した残りは3~4日以内に食べます。酢と青ライムで魚を室温保存できるようにはなりません。

仕上げのポイント

要点 1: 六時間のマリネは、魚を加熱して冷やし、冷蔵庫に入れてから始まります。 要点 2: 62.8°Cを温度計で確認します。沸騰水で1分という時間は、すべての大きさに安全とは限りません。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の基準: 出来上がりの8分の1
  • エネルギー: 約155 kcal
  • 炭水化物: 約4 g
  • たんぱく質: 約24 g
  • 脂質: 約5 g
  • 食物繊維: 約1 g
  • ナトリウム: 約500 mg