コロンビアの代表料理

Sancocho de gallina criolla o correteada

チョコ風の雌鶏スープを、青プランテン、熟したバナナ、キャッサバ、じゃがいもで作り、ご飯を別添えにします。

コロンビアの代表料理
共有
プランテン、バナナ、キャッサバ入りの鶏スープと別添えのご飯を並べた食卓。
地域 コロンビア太平洋岸、チョコ県キブドのパクリタとトゥトゥネンド
料理区分 スープ
出来上がり 10人分
準備時間 45分
漬け込み時間 冷蔵で12〜24時間
概要

Sancocho de gallina criolla o correteada

「gallina correteada」という名は、キブド市のパクリタとトゥトゥネンドの地域で自由に歩き回って育つ雌鶏を思わせます。青いプランテンと熟したバナナをキャッサバ、じゃがいもと一緒に煮るのが特徴で、ご飯は添え物として別鍋で炊きます。

この家庭向けの分量は、地域に伝わる食材の組み合わせを生かし、家庭用の目安をメートル法に整えたものです。肉屋で下処理し、8切れにした成鶏を1羽使い、たっぷり10人分に仕上げます。成鶏は若鶏より肉質がしっかりして味も濃く、弱火で長く煮る必要があります。若鶏を使う場合は早めに状態を確かめ、柔らかくなって安全な温度に達した切り身から取り出します。

最初に、刻んだ長ねぎ、赤玉ねぎ、トマトをクミン、ライム果汁、塩と合わせ、鶏肉と一緒に冷蔵で漬けます。翌日、野菜と漬け汁を鶏肉とともに鍋へ加えます。青プランテン、熟したバナナ、キャッサバ、じゃがいもは、形を保ちながら柔らかくなるまで煮ます。でんぷんが少し溶け出し、スープに自然な厚みが出ます。

「hierbas de azotea」は、家の近くで育てる香りのよいハーブを指します。組み合わせは家庭によって異なるため、シラントロ・シマロンや一般的な香菜など、新鮮なハーブを控えめに使います。鶏肉と野菜、ハーブの風味を生かし、スパイスを強くしすぎないようにします。

材料

材料

雌鶏とマリネ

  • 1羽の成鶏(放し飼い、肉屋で下処理済み)、骨付き約1.8 kg、8切れ
  • 225 g 長ねぎ(cebolla de rama)、みじん切り
  • 225 g 赤玉ねぎ、みじん切り
  • 225 g 完熟トマト、みじん切り
  • 4 g(小さじ2)クミンパウダー
  • 30 ml(大さじ2)ライム果汁
  • 9 g 細塩

スープ

  • 4.5 L 水
  • 3本の中サイズ青プランテン、皮をむいて約900 g、大きめに切る
  • 5本の熟しても硬さのある調理用バナナ、皮をむいて約600 g、大きめに切る
  • 450 g キャッサバ(yuca)、皮をむいて大きめに切る
  • 450 g 煮崩れしにくいじゃがいも、皮をむいて切る
  • 30 g 新鮮な庭のハーブ(シラントロ・シマロン、香菜など)
  • 9 g 細塩、または適量

別添えのご飯

  • 900 g 長粒種の白米、洗う
  • 1.5 L 水
作り方

作り方

作り方

  1. 雌鶏を冷蔵で漬ける 生の鶏肉専用のまな板と包丁を使います。ふた付きの大きな容器に長ねぎ、赤玉ねぎ、トマト、クミン、ライム果汁、9 gの塩を混ぜます。下処理済みの鶏肉を加えて全体に絡め、ふたをして4°C以下で12〜24時間冷蔵します。室温で鶏肉を漬けないでください。

  2. スープを始め、根菜を煮る 容量8 L以上の鍋に4.5 Lの水とハーブを入れ、沸騰させます。キャッサバとじゃがいもを加えて弱火で10分煮ます。青プランテンと熟したバナナを加え、約15分、静かに煮ます。端が柔らかくなり始めても、各片の形は保つようにします。

  3. 雌鶏をスープで煮込む 雌鶏とマリネの野菜、汁をすべて加えます。再び沸いたら表面の泡を取り、火を弱めます。ふたを少しずらして約90〜120分煮込みます。清潔なトングで一度鶏肉を返します。肉が柔らかくなり、骨に触れない最も厚い部分がすべて74°Cに達するまで加熱します。清潔な食品用温度計で確認してください。時間や見た目だけでは安全な加熱を判断できません。

  4. ご飯を別に炊く スープを煮ている間に、別の鍋へ洗った米と1.5 Lの水を入れます。沸騰したらふたをして弱火にし、米が柔らかくなり水分を吸うまで約15〜20分炊きます。ふたをしたまま10分蒸らし、清潔なフォークでほぐします。スープ鍋には加えません。

  5. 味を調えて盛り付ける 硬いハーブの茎を取り除きます。味をみながら残りの9 gの塩を少しずつ加えます。椀にスープ、プランテン、バナナ、キャッサバ、じゃがいもと雌鶏を盛ります。ご飯は別の器に盛り、ライムを添えます。

実用情報

実用情報

1人分の栄養目安

食材の量を10人分に分けた概算です。プランテン、バナナ、キャッサバ、じゃがいも、ご飯はコロンビアの食品成分データを使い、成鶏には最も近い鶏肉データを当てています。別添えのご飯はスープの値に含みません。鶏の年齢、皮、可食部、塩分、飲むスープの量によって数値は大きく変わります。

キブド風・放し飼い雌鶏のサンコーチョ

キブドに伝わる雌鶏のスープ。青いプランテン、熟した調理用バナナ、キャッサバ、じゃがいもを煮込み、ご飯は別に添えます。「correteada」は放し飼いの雌鶏を指す呼び名です。肉屋で下処理とカットを頼み、弱火でじっくり煮て深いだしを引き出します。

実用的なアドバイス

雌鶏の選び方: 肉屋で下処理し、8切れにした成鶏を頼みます。しっかりした肉と濃いスープになりますが、加熱時間は年齢と大きさによって変わります。若鶏でも作れます。胸肉が乾かないよう早めに確認します。 2種類の果物: 青プランテンと、熟していても硬さのある調理用バナナを使います。別の食材なので置き換えないでください。バナナが柔らかすぎる場合は、煮崩れを防ぐため後から加えます。 ハーブ: シラントロ・シマロンが手に入れば一般的な香菜と合わせます。なければ香菜と長ねぎの青い部分を少量使い、香りの強い乾燥ハーブミックスは避けます。「hierbas de azotea」の配合は家庭ごとに違います。 漬け込みと交差汚染: 鶏肉はふたをして4°C以下で冷蔵し続けます。生肉に触れた後は手、器具、台を洗います。漬け汁も鍋に入れるため、鶏肉と一緒に十分煮立たせます。生の漬け汁を加熱済みの肉にかけないでください。 作り置きと残り: 雌鶏は最長24時間漬けられます。スープとご飯は浅い容器に分け、調理後2時間以内に冷蔵します。4°C以下で別々に保存し、3〜4日以内に食べ切ります。再加熱は74°Cまで行います。でんぷんでスープが濃くなったら、温め直す際に少量の熱湯でのばします。

アレルゲンと食品安全

この材料で作るスープとご飯には、表示義務のある主要アレルゲンは含まれません。市販の香辛料やハーブミックスは交差接触表示を確認してください。生の鶏肉には専用器具を使い、水洗いせず、漬け込み中は冷蔵し、全ての切り身を74°C以上に加熱します。残りは2時間以内に冷蔵し、74°Cまで再加熱します。

仕上げのポイント

ポイント1: 雌鶏を加えた後は静かに煮て、果物と根菜の形を残します。 ポイント2: ご飯は鍋に混ぜず、付け合わせとして別に盛ります。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 算出基準: 雌鶏と野菜入りスープの1/10。ご飯を除く
  • エネルギー: 485 kcal
  • 炭水化物: 59 g
  • たんぱく質: 32 g
  • 脂質: 14 g
  • 食物繊維: 6 g
  • ナトリウム: 780 mg