コロンビアの代表料理

Cabrito santandereano — サンタンデール風 仔ヤギのロースト

仔ヤギのもも肉を玉ねぎ、にんにく、酢、香菜、クミン、アナトーで漬け、サンタンデール風にじっくり焼きます。

コロンビアの代表料理
共有
Cabrito santandereano — サンタンデール風 仔ヤギのロースト
出来上がり量 主菜としてたっぷり4人分
1人分 焼いたもも肉の4分の1。骨や整形によって可食肉量は変わります
難易度 中程度。冷蔵庫で長時間漬け込むため、前もって準備します
食事情報 ヤギ肉。記載した材料には表示対象の主要アレルゲンは含まれません
下準備時間 作業約30分、さらに漬け込み48時間
概要

Cabrito santandereano — サンタンデール風 仔ヤギのロースト

Cabrito asadoはサンタンデール県を代表する調理法のひとつです。この地域では仔ヤギを煮込み、焼き網で焼き、ほかの方法でもローストします。コロンビア文化省が記録した地域レシピでは、もも肉を2日間漬け、アルミホイルで包んで約2時間焼きます。この家庭向けレシピも長い漬け込みとホイル焼きを取り入れ、再現しやすいよう分量を定めました。肉、酢、玉ねぎ、にんにく、香菜、クミン、こしょう、油脂が味の中心です。

地域には異なる作り方があります。たとえばバリチャラの一頭を使う方法は手順が異なり、pepitoriaなどと合わせることもあります。このレシピはもも肉のオーブン焼きに絞り、別の調理法を混ぜていません。どの町や家庭でも同じ味付けをするという意味ではありません。参照した地域レシピには着色料の詳細がないため、ここではアナトーを計量して使います。

仕上がりは香り高く、旨味があり、唐辛子の辛さはありません。酢が味を引き締め、玉ねぎとにんにくが厚みを加え、香菜が青い香りを添えます。クミンとアナトーは温かみのある土のような香りを作ります。ホイルをしっかり閉じることで蒸気と肉汁を閉じ込めます。焼いた後に休ませると切りやすくなり、天板の焼き汁を切り分けた肉にかけられます。

材料

材料

仔ヤギ肉とマリネ液

  • 1.6 kg 骨付き仔ヤギのもも肉。表面から外れかけた脂を除く
  • 150 g 白玉ねぎ、粗く刻む
  • 12 g にんにく(約3片)、皮をむく
  • 60 ml ワインビネガーまたはサトウキビ酢
  • 20 g 生の香菜の葉と柔らかい茎
  • 45 ml クセのない植物油、または溶かしたラード
  • 3 g クミンパウダー
  • 2 g アナトーパウダー(achiote)
  • 1.5 g 黒こしょう
  • 9 g 塩(細粒)
作り方

作り方

作り方

  1. 清潔な漬け込み場所を準備する 冷蔵庫に場所を作り、もも肉が入る蓋付きの非反応性容器か食品用保存袋を用意します。生肉や肉汁、使用した器具はそのまま食べる食品から離しておきます。生肉を扱った後は手を洗い、作業台を洗浄・消毒します。

  2. マリネ液を作る 玉ねぎ、にんにく、酢、香菜、植物油または溶かしたラード、クミン、アナトー、黒こしょう、塩をブレンダーに入れます。粗めで塗りやすいペースト状になるまで攪拌し、必要なら一度側面をこそげます。刃が回らない場合は、計量済みの酢を少量加えます。肉にまとわりつく濃さにし、ドレッシングのように水っぽくしません。

  3. もも肉に塗って漬け込む 冷たい肉を使い捨てのペーパータオルで拭きます。生肉は洗いません。表面の厚い膜だけに浅く切れ目を入れ、肉の中まで深く切ったり骨に向かって切ったりしません。全体にマリネ液を塗り、容器に入れて蓋をし、4°C以下の冷蔵庫で48時間漬けます。中間で一度、清潔なトングかスプーンで上下を返します。室温で漬け込まないでください。

  4. 天板を密閉する オーブンを150°Cに予熱します。もも肉とマリネ液をすべて深い天板に移し、厚い部分が天板の側面に押し付けられないようにします。厚手のホイルで天板をしっかり密閉します。一枚で覆えない場合は二枚を重ね、縁を強く折り込んで蒸気と肉汁を閉じ込めます。

  5. 安全な温度まで焼き、柔らかさを確認する 蓋をしたまま約2時間焼きます。顔や手に蒸気が向かわないよう注意してホイルを開けます。清潔な温度計を骨に触れないよう最も厚い部分に差し込みます。中心温度が少なくとも63°Cに達したら、3分休ませます。ゆっくり焼いた肉らしい柔らかさにするため、フォークにまだ抵抗があれば再び密閉し、15分ずつ追加で焼きます。もも肉の形、動物の年齢、オーブンの精度で時間は変わるため、柔らかさも確認してください。

  6. 焼いた肉を休ませる 柔らかくなったら天板をオーブンから出し、ホイルをふんわりかぶせて20分休ませます。肉汁は捨てずに取っておきます。汁が激しく煮立っていたら、ホイルや天板に触れる前に落ち着くのを待ちます。

  7. 切り分けて盛り付ける 清潔なトングで肉を清潔なまな板に移します。骨に沿って肉を外し、繊維を断つように切って温めた皿に盛ります。加熱済みの肉汁をかけ、付け合わせを別に添えて熱いうちに出します。

実用情報

実用情報

1人分の栄養目安

油またはラード、塩、マリネ液をすべて食べる前提の概算です。1.6 kgの骨付きもも肉から約744 gの加熱済み可食肉が得られると仮定し、一般的なローストしたヤギ肉の栄養値を使っています。骨の割合、整形、加熱による水分減少、脂の流出、マリネ液の吸収で実際の値は変わります。付け合わせは含みません。

酢と香草、スパイスのマリネでじっくり焼く骨付き仔ヤギのもも肉

紹介:コロンビアのサンタンデール地方で親しまれる一品です。骨付きの仔ヤギもも肉を玉ねぎ、にんにく、酢、香菜、クミン、アナトーで漬け込み、ホイルで密閉して柔らかくなるまで焼きます。たっぷりの4人分になり、焼き汁も一緒に楽しめます。

Cabrito santandereanoについて

おいしく仕上げるコツ 天板に収まるもも肉を選ぶ:指定の重さに近い骨付き肉が深い天板に平らに入るか確認します。骨は残し、表面から外れかけた脂だけを取ってもらいます。 漬け込み時間を守る:冷蔵庫での48時間がこの作り方の要点です。中間で一度、清潔なトングかスプーンで上下を返します。 ホイルを密閉する:隙間なく覆うと蒸発が抑えられ、肉が焼き汁の中でゆっくり火入れされます。 温度と柔らかさの両方を見る:温度計で安全性を確認し、最も厚い部分にフォークがすっと入れば柔らかさの目安です。 繊維を断つように切る:筋肉の繊維の向きを見て直角に切ります。骨の周りは形や大きさが不揃いになります。 用意するもの 肉が入る大きさの蓋付き非反応性容器、または食品用保存袋 ブレンダーまたはフードプロセッサー 深めのロースト用天板と厚手のアルミホイル デジタル即読式温度計 清潔なまな板、包丁、トング、使い捨てペーパータオル 余りを冷ます浅い保存容器

実用的なアドバイス

盛り付け サンタンデールではローストしたcabritoに、arepa amarilla、ゆでたキャッサバ、ají、またはpepitoriaを添えることがあります。いずれも任意の付け合わせで、材料や栄養計算には含みません。もも肉を丸ごと食卓に出して切り分けても、厨房で切っても構いません。各皿に酸味のある肉汁を少しかけます。骨や整形具合は一定でないため、切ってから肉の量に応じて分け、同じ大きさの4枚になるとは考えないでください。 段取りと保存 長い漬け込みには計画が必要です。食事の2日前にマリネ液を作って肉に塗り、食べる日に焼きます。漬け込み後も蓋をして冷蔵し、速やかに加熱します。生肉の保存期間を安全な目安より延ばさないでください。先に焼いて付け合わせの準備中に温かく保つことはできますが、加熱済みの肉を室温に置いたままにしません。 残りは浅い容器に移し、調理後2時間以内に冷蔵します。周囲の温度が32°Cを超える場合は1時間以内です。4°C以下で保存し、3〜4日以内に食べ切ります。乾燥しないよう肉汁も一緒に保存します。残りは74°Cまで再加熱します。水または肉汁を少量加えて蓋をしたオーブン皿で温めると、しっとり保ちやすくなります。長く保存する場合は速やかに冷凍し、冷蔵庫で解凍します。 食材選びと調整 仔ヤギ肉は成長したヤギ肉よりきめが細かく、柔らかです。成獣の肉しかない場合は風味が強く、火入れに時間がかかることがあります。記載の時間で同じ柔らかさになるとは限りません。骨付きのもも肉は形が崩れにくく、肉汁に厚みが出ます。クセのない油は香草とスパイスを引き立て、ラードはより丸みのある味にします。分量は同じですが、風味と栄養値は少し変わります。 マリネ液が濃すぎる場合は、塩や油を足さず、計量済みの酢を少し加えます。ホイルを開けた後に表面がすぐ濃く色づく場合は、再び覆って同じ温度で焼きます。安全な温度に達しても肉が硬い場合は、密閉して短い時間ずつ追加で焼きます。ゆっくり焼く肉では、安全温度に達することと柔らかくなることは別の目安です。 アレルゲンと食品安全 記載した材料にはヤギ肉が含まれ、表示対象の主要アレルゲンはありません。アレルギーのある人に作る場合は、酢、油、ラード、粉末スパイスの表示と交差接触を確認します。ベジタリアン・ヴィーガン向けではありません。ラードを植物油に替えると豚肉は避けられますが、材料の由来と調理方法を確認せずハラールやコーシャと表示しないでください。 48時間の漬け込み中、肉は常に4°C以下の冷蔵庫に置きます。生肉を洗わず、使い捨てペーパータオルで拭いて捨てます。生肉に触れたマリネ液は完全に加熱します。この手順では肉と一緒にオーブンで加熱します。生のソースとして使ったり、焼いた肉に塗ったりしません。清潔な温度計を使い、骨に触れないようにします。中心が63°Cに達した後は少なくとも3分休ませます。このレシピでは切り分けやすくするためさらに長く休ませます。生肉に触れた面や器具を洗浄・消毒し、手を洗ってから加熱済み食品を扱います。

仕上げのポイント

漬け込みは2日前から:もも肉を蓋をして冷蔵し、清潔な器具で一度返します。 肉が柔らかくなるまで天板を閉じる:中心温度を測り、必要なら短い焼き時間を足します。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分: 骨付きもも肉の4分の1。肉量は変わります
  • カロリー: 390 kcal
  • 炭水化物: 6 g
  • たんぱく質: 51 g
  • 脂質: 16 g
  • 食物繊維: 1 g
  • ナトリウム: 1050 mg