コロンビアの代表料理

Bandeja paisa:アンティオキア風の盛り合わせ

cargamanto豆をじっくり煮込み、carne en polvoを添えます。豚バラ肉は水から火にかけ、出てきた脂でこんがり仕上げます。豆、hogao、牛肉は前日に準備でき、残りは食べる直前に仕上げます。

コロンビアの代表料理
共有
Bandeja paisa:アンティオキア風の盛り合わせ
出来上がり 大皿4人分
1人分 大人1人につき盛り合わせ1皿
難易度 高め。複数の料理を別々に仕上げる
料理の種類 豚肉、牛肉、卵を使う主菜
準備時間 45分
概要

Bandeja paisa:アンティオキア風の盛り合わせ

Bandeja paisaは、アンティオキア風の豆、白米、細かくほぐした牛肉、カリッと焼いた豚バラ肉、ソーセージ、熟したプランテン、卵、arepa、アボカドを一皿に盛り合わせる料理です。広い皿の上で具材を分けて盛るため、豆のなめらかさ、豚肉の歯ごたえ、米のやわらかさ、プランテンの甘み、アボカドのさっぱりした味を交互に楽しめます。

Bandeja paisaはアンティオキアと、より広い意味でのPaisa地域の食文化に結び付く料理です。具材は地域や作り手によって異なりますが、豆、carne en polvo、米、chicharrón、chorizo、morcilla、熟したプランテン、目玉焼き、アボカド、arepaを盛る形もあります。このレシピでは、その具だくさんの組み合わせを家庭で作りやすい量に整えています。

名前が示すとおり、広い皿に複数の料理を混ぜずに盛り付けます。豆、米、肉、揚げた具材を分けておけば、カリッとした部分がやわらかくなりにくくなります。hogaoは豆や牛肉にかけても、別添えにして好みで使っても構いません。

それぞれの具材で加熱方法が異なるため、段取りが大切です。豆は前夜から浸水し、hogaoとcarne en polvoも前日に作っておけます。米、arepa、プランテン、卵、ソーセージは食感を保つため、食卓に出す直前に仕上げます。

材料

材料

アンティオキア風の豆

  • 乾燥cargamanto豆250g。選別し、冷蔵庫で8〜12時間浸水する
  • 水1.5L。必要に応じて追加する熱湯を最大500ml
  • 燻製豚バラ肉80g、小さな角切り
  • 硬めの青いプランテン150g。皮をむき、2cm角に切る
  • にんじん80g、細かくすりおろす
  • キャッサバ(yuca)150g。皮をむき、2cm角に切る
  • hogao100g(下記の材料で作る)
  • panela5g、細かくすりおろす
  • クミンパウダー2g
  • 細塩2g
  • 黒こしょう0.5g

Hogao

  • 完熟トマト250g、細かく刻む
  • 青ねぎ(cebolla larga)80g、細かく刻む
  • にんにく5g、みじん切り
  • くせのない植物油15ml
  • 生の香菜8g、細かく刻む
  • クミンパウダー1g
  • 細塩2g

Carne en polvo

  • 脂身の少ない牛もも肉350g。繊維を断つ向きに2cm幅の細切り
  • hogao80g(上記から取り分ける)
  • 水100ml
  • くせのない植物油10ml
  • 細塩1g
  • クミンパウダー0.5g
  • 黒こしょう0.25g

白米

  • 長粒種の白米200g、洗って水を切る
  • 水360ml
  • 黄玉ねぎ50g、細かく刻む
  • 完熟トマト80g、細かく刻む
  • くせのない植物油10ml
  • 細塩2g

Chicharrónと盛り付け用の具材

  • 皮付きの生の豚バラ肉350g、4等分し、皮に浅く切り込みを入れる
  • 水250ml
  • 細塩2g
  • コロンビア風の生豚肉chorizoソーセージ4本、1本約60g
  • 加熱済みのコロンビア風morcilla(血入りソーセージ)4本、1本約40g
  • 熟したプランテン240g、皮をむいて厚さ1cmの斜め切り
  • プランテンを揚げ焼きするくせのない植物油15ml
  • arepa用の白い加熱処理済みとうもろこし粉160g
  • ぬるま湯220ml
  • arepa用の細塩3g
  • 大きめの卵4個
  • 卵を焼くくせのない植物油10ml
  • 熟したアボカドの果肉200g、食べる直前に切る
  • ライム1個、くし形に切る
作り方

作り方

作り方

  1. 豆を浸水する 豆が十分に浸る量の冷水を注ぎ、冷蔵庫で8〜12時間浸水する。水を切って洗う。室温で一晩浸水させない。

  2. Hogaoを作る 小鍋に油15mlを入れ、中弱火で熱する。青ねぎとにんにくを入れ、色付けないように3〜4分炒めてやわらかくする。トマト、クミン、塩を加え、ふたをせず15〜20分煮詰める。スプーンに載るくらい濃くなったら火を止め、香菜を混ぜる。豆用に100g、牛肉用に80gを取り分け、残りは食卓用にする。

  3. 豆をやわらかく煮る 大鍋に水を切った豆、燻製豚バラ肉、水1.5Lを入れる。強く沸騰させた状態で10分加熱する。火を弱めてふたを少しずらし、1時間45分〜2時間15分煮る。豆が水面から出そうなら、熱湯を最大500ml加える。豆の中心までやわらかく、粉っぽさが残らない状態にする。 青いプランテン、にんじん、キャッサバ、hogao100g、panela、クミン、塩、黒こしょうを加える。ふたをせず25〜35分煮て、キャッサバがやわらかくなり、煮汁にとろみが付いたら火を止める。豆をなるべく崩さないよう、やさしく混ぜる。

  4. Carne en polvoを作る 牛肉に塩、クミン、黒こしょうをまぶす。厚手のフライパンに油10mlを入れ、中強火で熱する。牛肉を並べ、片面2〜3分ずつ焼き色を付ける。必要なら数回に分ける。全量をフライパンに戻し、hogao80gと水100mlを加えてふたをし、弱火で25〜35分煮る。途中で一度返す。フォークが通るほどやわらかくし、最も厚い部分の中心温度を71℃以上にする。 清潔な皿に移して3分休ませ、フードプロセッサーで短く刻むか包丁で細かく切る。煮汁とともにフライパンへ戻し、弱火で温める。なめらかなペーストにはせず、細かくほぐれてしっとりした状態にする。

  5. Chicharrónを脂で焼き上げる 皮を下にして豚バラ肉を冷たい厚手のフライパンに入れ、水250mlと塩2gを加える。弱く沸騰させ、ふたをせず弱火で35〜45分加熱する。時々返し、水分がなくなるまで煮る。さらに中弱火で15〜25分、注意して返しながら焼く。中心温度が63℃以上になり、皮がカリッとしたら火を止めて3分休ませる。脂がはねる場合は火を弱める。蒸気で皮がやわらかくならないよう、網に載せて油を切る。

  6. 米を炊く 小鍋に油10mlを入れて中火で熱する。玉ねぎとトマトを3分炒める。米を加えて1分混ぜ、水360mlと塩2gを加えて沸騰させる。ふたをして弱火にし、15分炊いて米をやわらかくする。火から外してふたをしたまま5分蒸らし、フォークでほぐす。

  7. Arepaを成形して焼く 加熱処理済みとうもろこし粉と塩3gにぬるま湯220mlを加え、粉気がなくなるまで混ぜる。5分休ませて4等分し、厚さ1cmの丸い生地にする。濡らした指でひびをならす。油をひかない鉄板またはフライパンを中火にかけ、片面5〜7分ずつ焼く。表面に焼き色が点々と付き、中心まで固まったら焼き上がり。清潔な布をかぶせて保温する。

  8. プランテンを揚げ焼きし、ソーセージを加熱する フライパンに油15mlを入れ、中火で熱する。プランテンを片面3〜4分ずつ焼き、全体がきつね色になって中心がやわらかくなったら網またはペーパータオルに取る。同じフライパンで生のchorizoを頻繁に返しながら焼き、表面に焼き色を付けて中心温度71℃にする。加熱済みmorcillaは包装の表示に従って温める。生の場合は中心温度71℃まで加熱する。加熱後のソーセージには清潔なトングと皿を使う。

  9. 卵を焼いて盛り付ける 清潔なノンスティックフライパンに油10mlを入れ、中弱火で熱する。卵は卵白と卵黄の両方が固まるまで焼き、必要に応じて数回に分ける。アボカドは食べる直前に切る。豆、米、carne en polvo、chicharrón、chorizo、morcilla、プランテン、arepa、卵、アボカドを大皿4枚に取り分ける。残りのhogaoとライムは別に添える。

実用的なポイント

実用情報

仕上がりをよくするポイント

豆は冷蔵庫で浸水し、hogaoを加える前に芯までやわらかく煮てください。 豚バラ肉は水から加熱し、出てきた脂でゆっくり焼き上げます。 hogaoを豆と牛肉用に取り分け、残りは食卓へ出します。カリッとさせる具材は最後に調理します。

実用的なポイント

盛り付けと前日準備 具材を分けて盛れる大皿や小さなトレーを使います。豆の煮汁が米に移るのを避けたい場合は、小鉢に盛ります。hogaoとライムは別添えにします。このボリュームのある料理には、シンプルな生野菜のサラダが合います。 豆、hogao、carne en polvoは前日に作れます。浅い容器に移して手早く冷まし、すぐ冷蔵します。豆と牛肉は湯気が立つまで温め直します。米、豚肉、arepa、プランテン、卵、ソーセージは食感を保つため、食事の直前に仕上げます。 保存と温め直し 加熱済みの具材は2時間以内に浅い容器へ分けて冷蔵し、3〜4日以内に食べ切ってください。残りは中心温度74℃まで再加熱します。冷蔵すると豚皮とプランテンがやわらかくなるため、豚肉は網に載せて熱したオーブンで焼き直し、プランテンは油をひかないフライパンで温めます。卵は焼きたて、アボカドは切りたてを使います。 代用について cargamanto豆が手に入らない場合はピント豆を使えますが、豆の種類と仕上がりは変わります。辛さの穏やかな未加工の生豚肉ソーセージはコロンビア風chorizoの代わりになりますが、Paisa料理らしい風味は弱くなります。morcillaがなければ省けます。arepaには加熱処理済みとうもろこし粉を使います。生のコーンミールは同じようには水を吸いません。

アレルゲンと食品安全

このレシピには卵と豚肉が含まれる。市販のchorizoやmorcillaには、小麦、大豆、乳などの表示対象アレルゲンが含まれることがあり、ナトリウム量も製品によって異なるため、表示を確認する。arepaにはコーンフラワーを使うが、全てのソーセージ表示と調理環境での交差接触を確認するまでは、料理全体をグルテンフリーと表示しないでください。 浸水中の豆と生肉は冷蔵庫に入れてください。生の豚肉やソーセージに触れた後は手や器具を洗い、加熱済みの食品から離して扱います。生のchorizoと生のmorcillaは中心温度71℃まで加熱してください。卵は卵白と卵黄の両方が固まるまで焼きます。残りは2時間以内に冷蔵し、74℃まで温め直してください。

仕上げ

仕上がり:クリーミーな豆、味付けした細かい牛肉、カリッとした豚肉に、米、プランテン、卵、arepa、アボカドを分けて盛ったアンティオキア風の大皿料理です。 決め手:豆を芯までやわらかく煮て、カリッとさせた具材は乾いた状態で温かく保ち、食卓に出します。

1人分の栄養成分

1人分の栄養成分

  • 1人分の量: 盛り付けて約800〜900gの大皿1枚
  • カロリー: 約1,840kcal
  • 炭水化物: 177g
  • たんぱく質: 72g
  • 脂質: 93g
  • 食物繊維: 21g
  • ナトリウム: 約2,300mg