フランス料理のレシピ

Samoussas réunionnais

レユニオンで親しまれる小さな三角形のサムサを、香味野菜とスパイスを効かせた牛肉で作ります。細い皮をきっちり折り、油温を管理して少量ずつ揚げることで、端まで閉じた軽い食感に仕上げます。

フランス料理のレシピ
共有
Samoussas réunionnais:皿に盛り付けた一品
準備時間 45分
加熱時間 20分
合計時間 95分
出来上がり量 小さな三角形24個
はじめに

Samoussas réunionnais 牛肉とスパイスのレユニオン風サムサ

レユニオンのサムサは、ほかの地域で見かける大ぶりなサモサとは異なり、前菜や軽食としてつまみやすい小さな三角形が基本です。具には肉、魚、チーズ、野菜などさまざまな形がありますが、ここでは牛ひき肉を1種類に絞り、しょうが、にんにく、青ねぎ、コリアンダー、クミン、ターメリック、赤唐辛子で香りを組み立てます。

折る前の具は、完全に火を通したうえで、水分を多く残さないことが重要です。牛肉を細かくほぐして炒め、加熱後は浅いバットに2cm以下の厚さで広げて冷ますと、蒸気が抜けやすくなります。皮は20×20cmの薄い春巻きの皮6枚を5×20cmの細い帯状に切り、1本につき冷めた具を約18gずつ包みます。

揚げる工程そのものは短時間ですが、170℃前後を保つことが仕上がりを左右します。6個ずつ4回に分けて揚げると油温が落ちにくく、皮が油を吸い過ぎる前に均一に色づきます。牛肉は包む前に中心温度71℃まで加熱済みなので、揚げる工程は主に皮をパリッと仕上げるためです。残りは早めに冷蔵し、温め直す場合は中心温度74℃まで上げます。

成功のポイント

成功のポイント

  • 牛肉の具は湯気が出なくなるまで冷ましてから皮にのせます。
  • 1個分の具を約18gにそろえると、三角形をきれいに閉じやすくなります。
  • 最後の折り返しをのりで留め、角から具が見えていないか確認します。
  • 次の回を揚げる前に、油を約170℃まで戻します。
材料

材料

牛肉の具

  • 300g 脂肪分約10%の牛ひき肉(加熱直前まで冷蔵)
  • 80g 黄玉ねぎ(ごく細かいみじん切り)
  • 15g 生しょうが(細かくすりおろす)
  • 10g にんにく(細かくすりおろす)
  • 15g 青ねぎの青い部分(細い小口切り)
  • 15g 生のコリアンダーの葉と柔らかい茎(細かく刻む)
  • 4g クミンパウダー
  • 3g ターメリックパウダー
  • 2g 生の赤唐辛子(細かいみじん切り)
  • 5g 細塩
  • 10g クセのない油(具の炒め用)

皮とのり

  • 180g 薄い小麦の春巻きの皮(20×20cmを6枚、1枚約30g。5×20cmの帯24本に切る)
  • 15g 小麦粉
  • 25ml 冷水

揚げ油

  • 750ml クセのない揚げ油(深めの小鍋で使う作業量)
作り方

作り方

具を加熱して冷ます

  1. 香味野菜と牛肉を炒める。直径28cmのフライパンに10gの油を中火で熱し、玉ねぎを3分炒める。しょうが、にんにく、クミン、ターメリック、赤唐辛子を加え、続いて牛ひき肉を入れる。細かくほぐしながら、合計8分を目安に加熱する。肉が細かくほぐれ、生の部分が見えず、具の最も厚い部分の中心温度が71℃に達していることを食品用温度計で確認する。

  2. 香味野菜を加えて冷ます。火から下ろし、青ねぎとコリアンダーを混ぜる。浅いバットに2cm以下の厚さで広げ、30分かけて湯気が出ず全体が冷めるまで待つ。すぐに包まない場合は冷蔵し、加熱済みの肉を室温に置く累積時間が2時間を超えないようにする。

折って揚げる

  1. 皮を切って包む。20×20cmの皮6枚を5×20cmの帯24本に切る。小麦粉15gと冷水25mlを滑らかになるまで混ぜてのりを作る。各帯の端に冷めた具を約18gずつ置き、きつく小さな三角形になるよう繰り返し折り、最後の端をのりで留める。24個すべてで角から具が見えず、しっかり閉じていることを確認する。暖かい台所で作業する場合は、残りの具を冷蔵しておく。

  2. 少量ずつ揚げる。750mlの揚げ油を170℃に熱する。6個ずつ入れ、途中で一度返しながら1回約3分、合計4回で12分揚げる。各回の前に油温を170℃前後へ戻す。全体が濃いきつね色でパリッとし、折り目がすべて閉じている状態になったら網に上げる。熱い油はやけどの危険があるため、体から離す方向へ静かに入れ、水分の付いた皮は油に入れない。

盛り付け

実用情報

盛り付け

1人4個を、熱いうちまたは温かいうちに出します。小さなサイズなので、切り分けずに前菜の一皿として食べやすく、皮のパリッとした食感も最もはっきり感じられます。

作り置き

牛肉の具は、加熱後すぐに冷まして冷蔵すれば、包む前日まで準備できます。包んだ未加熱のサムサは、覆って冷蔵し、数時間以内に揚げます。温かい具を入れたまま置くと皮が柔らかくなるため、必ず具を冷ましてから包みます。

保存と温め直し

揚げた残りは2時間以内に冷蔵し、3日以内に使います。温め直しは網にのせ、190℃のオーブンで皮が再びパリッとし、中心温度が74℃に達するまで加熱します。揚げた後の冷凍もできますが、解凍後は皮の繊細な食感がやや落ちます。

代用

牛肉の代わりに鶏肉を使うことはできますが、別のアレンジになります。鶏肉の具は中心温度74℃まで加熱してから冷まし、同じ要領で包みます。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1食分4個
  • エネルギー285kcal
  • 炭水化物21g
  • たんぱく質13g
  • 脂質17g
  • 食物繊維2g
  • ナトリウム570mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 小麦由来のグルテン(皮、小麦粉ののり)

生の牛ひき肉は冷蔵し、そのまま食べる材料や加熱済み食品と分けて扱う。

牛肉の具は包む前に中心温度71℃まで加熱する。

加熱済みの具は浅く広げて速やかに冷ます。

加熱済みの肉と完成品は冷蔵し、残りは2時間以内に冷蔵庫へ入れる。

温め直しでは中心温度74℃まで加熱する。

揚げ油は約170℃を保ち、油はねに注意する。

よくある質問

よくある質問

なぜ細い皮を使うのですか?

幅5cmの帯状の皮なら、小さなサイズを保ったまま何度か三角に折り重ねられます。具をしっかり包み込みやすく、大ぶりなサモサ状になりません。

なぜ具を冷ましてから包むのですか?

温かい具は蒸気を出して皮を柔らかくし、揚げるときに折り目から漏れやすくなるためです。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 小さくきっちり折ったレユニオン風牛肉サムサ。皮はパリッとし、折り目までしっかり閉じています。
  • 決め手: 湯気が出なくなるまで具を冷ましてから、細い皮で密に折ること。