フランス料理のレシピ

Fondue savoyarde

サヴォワ産の3種類のチーズと辛口のサヴォワ白ワインをゆっくり乳化させ、計量した田舎パンを添える4人分のフォンデュ・サヴォワイヤードです。

フランス料理のレシピ
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Fondue savoyarde:鍋に入った一品
下準備 25分
加熱時間 15分
合計時間 70分
出来上がり量 フォンデュ約820 g+パン500 g
はじめにと概要

Fondue savoyarde:ボーフォール、アボンダンス、エメンタール・ド・サヴォワのチーズフォンデュ

Fondue savoyarde は、単に溶かしたチーズを指すのではなく、サヴォワのチーズを組み合わせる料理です。ボーフォールは厚みのある山岳チーズの風味、アボンダンスはしなやかなナッツ香、エメンタール・ド・サヴォワは伸びのある一体感を与えます。辛口のサヴォワ白ワインが液体と酸味を担い、パンにまとわる滑らかな乳化状態へ導きます。

最大の要点は温度です。強く沸騰させるとチーズのたんぱく質が締まり、脂肪が分離しやすくなります。まずワインを穏やかに温め、細かくおろしたチーズを少量ずつ弱火で溶かします。最後に8 gのコーンスターチを使いますが、役割は乳化の安定であって、濃いソースのように固くすることではありません。

パンも計量したレシピの一部です。田舎風の小麦パン500 gを2.5 cm角に切り、表面だけを短時間乾かして、中心の噛みごたえを残しながらチーズを受け止めやすくします。じゃがいもやシャルキュトリを添えることはできますが、出来上がり量と栄養計算には含めません。

成功のポイント

成功のポイント

  • 強く沸騰させず、弱火でチーズを少量ずつ加える。
  • 固くなってきたら、まず火を弱めて安定して混ぜる。調整が必要な場合だけ、量ったワインを少量加える。
材料

材料

チーズフォンデュ

  • 220 g ボーフォール — 塊で購入し、外皮を除いて200 gを細かくおろす
  • 220 g アボンダンス — 塊で購入し、外皮を除いて200 gを細かくおろす
  • 215 g エメンタール・ド・サヴォワ — 塊で購入し、外皮を除いて200 gを細かくおろす
  • 300 ml 辛口サヴォワ白ワイン
  • 5 g にんにく — 半分に切る
  • 8 g コーンスターチ
  • 1 g 黒こしょう — 挽きたて
  • 0.5 g ナツメグパウダー

つけて食べるパン

  • 500 g 田舎風小麦パン — クラムとクラストの可食部、2.5 cm角
作り方

作り方

パン

  1. パンの表面を乾かす。2.5 cm角のパンを清潔なトレーに広げて30分置く。表面は乾いた感触になり、中心には噛みごたえが残る状態にする。

フォンデュ

  1. チーズを準備する。外皮を除き、可食部としてボーフォール200 g、アボンダンス200 g、エメンタール・ド・サヴォワ200 gを得て、細かくおろす。1.5〜2 Lの caquelon の内側を半分に切ったにんにくでこする。3種類のチーズが均一に細かくなり、鍋に軽いにんにくの香りが残る状態にする。

  2. ワインを穏やかに温める。300 mlのワインを注ぎ、中弱火で約3分温める。湯気が上がり、縁に小さな気泡が出る程度で、強く沸騰させない。

  3. 乳化させる。おろしたチーズをひとつかみずつ加え、その都度ワインになじむまで混ぜてから次を加える。全量を約10分かけて弱火で溶かす。滑らかでつやがあり、鍋底に焦げ付きのない一体化した状態にする。

  4. とろみと香りを整える。熱いチーズ液少量を8 gのコーンスターチと混ぜて鍋へ戻し、黒こしょうとナツメグを加えてさらに2分混ぜる。スプーンの背に薄くまといながら、連続して流れる程度に仕上げる。

  5. 安全にテーブルへ移す。caquelon を安定した台に置き、チーズが流動性を保てる最低限の火力にする。パンにまとわる状態を保ち、脂と固形分に分離させない。

提供・保存・段取り

実用情報

提供・保存・段取り

チーズが完全に滑らかになってからテーブルへ運びます。卓上バーナーは流動性を保てる最小火力にし、ときどき鍋底から混ぜて局所的な過熱を防ぎます。

提供・保存・段取り

チーズは前もっておろし、パンも切っておけますが、チーズは冷蔵してください。残りは速やかに冷まし、覆って2時間以内に4 °C以下へ入れます。再加熱は弱火で絶えず混ぜますが、初回より滑らかさが落ちることがあります。

提供・保存・段取り

3種類のチーズをすべてプロセスチーズに替えて同じ Fondue savoyarde と呼ぶことはできません。ほかの山岳チーズでもフォンデュは作れますが、風味、塩味、地域性が変わります。ワインを単に省くと、必要な液量と酸味のバランスも変わります。

うまくいかないとき

表面に油が浮くのは温度が高すぎるサインです。いったん火から外し、安定して混ぜて乳化を戻します。

うまくいかないとき

濃すぎてパンにまとわらない場合は、まず卓上バーナーを弱くします。それでも必要なら、同じワインを少量だけ計量して加えます。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分4人分のうち1人分;実食フォンデュ約190 g+パン125 g
  • 熱量920 kcal
  • 炭水化物68 g
  • たんぱく質52 g
  • 脂質48 g
  • 食物繊維4.2 g
  • ナトリウム1550 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: チーズ由来の乳成分。

アレルゲン: 計量した小麦パン由来の小麦・グルテン。

アレルゲン: ワイン由来の亜硫酸塩とアルコール。

衛生: 卓上バーナーは安定した場所で使用し、無人にしない。子どもや同席者が炎、熱い金属、伸びたコードや燃料器具に触れないようにする。

衛生: 残りは速やかに冷まし、2時間以内に4 °C以下で冷蔵する。

衛生: 加熱でアルコール量は減るが、完全に消えるとは扱わない。

よくある質問

よくある質問

ワインのアルコールは完全に飛びますか?

いいえ。加熱時間が短いため、完全除去とはみなせません。アルコールを含む料理として扱います。

ボーフォールだけでも作れますか?

別のフォンデュにはなりますが、ここで示すサヴォワの組み合わせはボーフォール、アボンダンス、エメンタール・ド・サヴォワの3種類を前提とします。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり — 表面を少し乾かしたパンにまとい、共用鍋の中では流動性を保つ、つやのあるフォンデュ。
  • 決め手 — チーズを少量ずつ弱火で溶かし、乳化した鍋を強く沸騰させないこと。