ポーランドの代表料理

Jeżowski żur z ziemniaczkami|ポーランド風ライ麦発酵スープとじゃがいも

Jeżowski żurは、ライ麦の発酵だね、じゃがいも、乾燥きのこ、玉ねぎと炒めた豚背脂を合わせる、ポーランドの濃厚でクリーミーなスープ。発酵だねの酸味が、乳製品のまろやかさと具材のうま味を引き立てる。

ポーランドの代表料理
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食卓に並べた「Jeżowski żur z ziemniaczkami|ポーランド風ライ麦発酵スープとじゃがいも」を広く写した構図。
分量 6人分
1人分 約500g
準備時間 25分
加熱時間 65分
レシピの概要

Jeżowski żur z ziemniaczkami|ポーランド風ライ麦発酵スープとじゃがいも

Jeżowski żurは、ライ麦の発酵だね、じゃがいも、乾燥きのこ、玉ねぎと炒めた豚背脂を合わせる、ポーランドの濃厚でクリーミーなスープ。発酵だねの酸味が、乳製品のまろやかさと具材のうま味を引き立てる。

このスープは、ポーランド中部のウッチ地方にあるJeżówと結び付いている。料理名に含まれる żur は、穀物の発酵だねを使うスープの一群を指す言葉で、ビーツの赤い barszcz とは異なる。仕上がりは白く濁った淡い色で、じゃがいも、きのこ、豚肉の具が見える。

発酵だねはライ麦粉と水を混ぜ、3日間発酵させて作る。スープに使う前に食品用pH試験紙で酸性度を確認し、pH4.6以下の場合だけ使う。発酵には時間がかかるため、調理日の3日前に始める。pHが4.6を超えたままの場合、カビや不自然な変色がある場合は廃棄して作り直す。

この家庭向けの分量は6人分。ライ麦の発酵だね、じゃがいも、乾燥きのこ、豚背脂、玉ねぎ、牛乳、サワークリームという組み合わせを、作りやすい分量に整えている。

仕上がりをよくするコツ

仕上がりをよくするコツ

  • 発酵だねは3日前に仕込み、スープに入れる前にpHを確認する。基準を満たさない場合や汚染の兆候がある場合は、味見しない。
  • きのこの戻し汁は細かい目のざるでこし、砂やごみを取り除く。
  • じゃがいもは別鍋でゆで、形が保てる程度にやわらかくなったら湯を切る。スープの中で仕上げる。
  • 豚背脂はゆっくり脂を出し、カリッとした粒と溶け出た脂の両方をスープに使う。
  • 牛乳とサワークリームは弱火で温め、熱いスープを少しずつ混ぜてから鍋に加える。
材料

材料

ライ麦の発酵だね

  • ライ麦全粒粉150g
  • 飲用水300mL

スープ

  • 乾燥した野生きのこ25g(ポルチーニが望ましい)
  • きのこを戻す熱い飲用水250mL
  • 飲用水1.3L
  • じゃがいも500g(皮をむき、1.5cm角に切る)
  • じゃがいもをゆでる水1.5L(ゆでた後に捨てる)
  • 塩を加えていない新鮮な豚背脂120g(1cm角に切る)
  • 黄玉ねぎ150g(皮をむき、さいの目に切る)
  • ローリエ2枚
  • オールスパイスの粒6粒
  • 黒こしょう(粉末)1g
  • 細粒塩4g

乳製品の仕上げ

  • 牛乳300mL
  • サワークリーム180g(乳脂肪分約18%)
作り方

作り方

作り方

  1. ライ麦の発酵だねを作り、状態を確認する清潔なガラス瓶にライ麦粉と水300mLを入れて混ぜる。ふたを密閉せずにかぶせ、室温で72時間発酵させる。食品用pH試験紙で測り、pH4.6以下の場合だけ使う。pHが4.6を超えたままの場合、カビや不自然なピンク色・オレンジ色の変色が見られる場合、腐敗臭がする場合は廃棄して作り直す。安全性を確認するために味見しない。

  2. きのこを戻し、じゃがいもをゆでる熱い水250mLを乾燥きのこに注ぎ、20分戻す。きのこを取り出して細かく刻む。戻し汁は目の細かいざるでこして取っておく。別の鍋にじゃがいもと水1.5Lを入れ、弱火で12~15分、ちょうどやわらかくなるまでゆでる。湯を切る。

  3. ライ麦のスープを煮る大きな鍋で水1.3Lを沸騰させる。だまにならないよう、泡立て器で混ぜながら発酵だねを少しずつ加える。刻んだきのこ、こした戻し汁、ローリエ、オールスパイスを加える。火を弱め、ときどき混ぜながら約20分静かに煮る。

  4. 豚背脂を炒め、玉ねぎをやわらかくするスープを煮ている間に、豚背脂をフライパンに入れ、弱めの中火で10~12分加熱する。脂が出て、豚背脂が薄く色付きカリッとするまで炒める。玉ねぎを加え、やわらかくなって軽く色付くまで6~8分炒める。カリッとした豚背脂と溶けた脂は両方残す。

  5. スープを仕上げる湯を切ったじゃがいも、炒めた豚背脂、玉ねぎと溶けた脂をスープに加える。計量した塩と黒こしょうで味を調える。味がなじむまで弱火で8~10分煮る。ローリエとオールスパイスの粒を取り除く。

  6. 乳製品を温めて加える小鍋に牛乳とサワークリームを入れ、弱火で温める。沸騰させない。おたま1杯分の熱いスープを泡立てながら少しずつ加え、温度をなじませる。混ぜ続けながら乳製品を大きな鍋に注ぐ。スープ全体が湯気の立つ状態になり、均一になるまで弱火で温める。強く沸騰させない。熱いうちに器へ盛り、じゃがいも、きのこ、豚肉の具が見える状態で出す。

盛り付け、保存、温め直し

実用情報

盛り付け、保存、温め直し

1人分約500gを目安に、食べごたえのあるスープとして盛り付ける。発酵だねは3日前に仕込める。きのこ、じゃがいも、豚背脂、乳製品は調理日に仕上げる。残りは浅い容器に移して2時間以内に冷まし、4℃以下で冷蔵する。3~4日以内に食べるか、冷凍する。温め直す際は、スープ全体を混ぜながら73.9℃まで加熱する。

1人分の栄養成分

1人分の栄養成分

  • 量約500g
  • エネルギー約430kcal
  • 炭水化物約42g
  • たんぱく質約9g
  • 脂質約26g
  • 食物繊維約8g
  • ナトリウム約320mg

数値は材料から算出した概算で、検査機関による分析値ではない。溶け出した脂をどれだけ残すか、きのこの種類、乳製品、追加する塩によって数値は変わる。

アレルゲンと食品安全

アレルゲンと食品安全

乳とライ麦(グルテンを含む穀物)を含む。発酵だねには清潔な瓶と飲用水を使い、使用前にpH4.6以下であることを確認する。カビ、不自然な変色、腐敗臭がある場合は廃棄する。生の豚肉はそのまま食べる食品と分けて扱う。触れた後は手と器具を洗い、角切りの豚背脂に十分火を通してカリッとさせる。残りは浅い容器に入れ、2時間以内に4℃以下で冷蔵する。3~4日以内に食べるか冷凍し、スープ全体を73.9℃まで温め直す。