ペルーの代表料理

タクタク・コン・ロモサルタード(Tacu tacu con lomo saltado)

ご飯とカナリオ豆を焼き固めたタクタクに、牛ヒレ肉、トマト、赤玉ねぎをしょうゆと酢でさっと炒めたロモサルタードをのせる。

ペルーの代表料理
共有
タクタク・コン・ロモサルタード — 豆ご飯の焼き固めと牛肉炒め
タクタク・コン・ロモサルタード — 豆ご飯の焼き固めと牛肉炒め
出来上がり量 大きな豆ご飯の焼き固め4枚
下準備 35 分
加熱調理 37 分
待ち時間 3 分
合計 75 分
概要

タクタク・コン・ロモサルタード — 豆ご飯の焼き固めと牛肉炒め

タクタクは、加熱した豆と米を混ぜてフライパンで焼き固めるペルー料理です。外側に香ばしい層を作り、内側は米粒と豆の形をある程度残します。この料理ではその上に牛肉の強火炒め「ロモサルタード」をたっぷり載せます。

ロモサルタードでは牛肉と赤玉ねぎ、トマト、アヒ・アマリージョを短時間で炒め、しょうゆと赤ワインビネガーで味をまとめます。これはペルーの多様な調理文化の一つで、豆ご飯の生地と牛肉炒めを一体化させず、食感の対比を活かします。

豆と米は安全に加熱して冷ましたものを使用し、タクタクを先に焼きます。牛肉炒めは最後に少量ずつ高温で調理し、出た汁を残さず豆ご飯の上にかけてすぐに提供します。

材料

材料

タクタク4枚分

  • 480 g 加熱済みカナリオ豆(水を切って冷やし、約1/3を粗くつぶす)
  • 440 g 炊いた白米(加熱後速やかに冷蔵した冷たいもの)
  • 100 g 赤玉ねぎ(細かい角切り)
  • 12 g にんにく(みじん切り)
  • 25 g アヒ・アマリージョのペースト
  • 40 ml 植物油(味付けに20 ml、焼き固めに20 ml)
  • 3 g 細塩
  • 2 g 粉末クミン

ロモサルタードの具

  • 560 g 牛ヒレ肉(筋を除き太めの細切り)
  • 220 g 赤玉ねぎ(大きいくし切り)
  • 260 g 熟したトマト(大きいくし切り)
  • 35 g 生のアヒ・アマリージョ(種を除いて細切り)
  • 40 ml しょうゆ(通常品)
  • 25 ml 赤ワインビネガー
  • 25 ml 植物油(牛肉と野菜の高温炒め用)
  • 1 g 黒こしょう(粉末)
  • 12 g 香菜の葉(刻む)
作り方

作り方

作り方

  1. 豆と米を合わせる。水を切ったカナリオ豆480 gの約1/3をつぶし、残りの豆と冷えたご飯440 gを大きめのボウルに合わせる。調味料を炒める間、置いておく。軽く押すとまとまるが、豆や米粒が見える状態にする。所要10分。

  2. タクタクに味を付ける。フライパンで植物油20 mlを中火に熱し、角切りの玉ねぎ100 gを4分、にんにく12 gを1分炒める。アヒ・アマリージョのペースト25 g、クミン2 g、塩3 gを加え2分加熱し、豆ご飯に混ぜる。唐辛子の生の香りが消え、全体に味付けが行き渡ればよい。加熱7分。

  3. 4枚に分けて両面を焼く。混ぜた豆ご飯を4等分する。幅広の焦げ付きにくいフライパンに残りの油20 mlを使い、2枚ずつ、片面約5分ずつ両面を焼く。温めた皿へ移し、次の2枚を焼く。表面に硬めの焼き色が付き、返しても崩れなければよい。加熱20分。

  4. 牛肉と野菜を準備する。牛ヒレ肉560 gを太めの細切りにして水気を取り、玉ねぎ220 gとトマト260 gをくし切り、アヒ・アマリージョ35 gを細切りにする。しょうゆ40 ml、酢25 ml、炒め油25 mlを量る。肉の表面が乾き、野菜は大きな形を保つ。所要12分。

  5. 牛肉を2回に分けて焼く。中華鍋を熱し、炒め用油25 mlの半量が光る程度まで温める。牛肉の半量を3分炒めて清潔な皿へ移し、残りの油と肉も3分炒める。厚い肉の中心が63 °C以上になることを測る。表面に焼き色が付き、柔らかな弾力を残した状態にする。加熱6分。

  6. 牛肉を休ませる。安全に加熱した牛肉を清潔で温かい皿に3分置く。この間にくし切り野菜を中華鍋のそばにそろえる。皿の上で肉汁が落ち着けばよい。待ち時間3分。

  7. 野菜を短く炒める。熱い中華鍋で玉ねぎ220 gと生アヒ・アマリージョを2分炒め、トマトを加えてさらに1分炒める。トマトを崩さないように鍋を動かす。玉ねぎに軽い歯ごたえが残り、トマトの形を保つ。加熱3分。

  8. 調味液でまとめる。牛肉と皿に出た汁を中華鍋へ戻し、しょうゆ40 ml、赤ワインビネガー25 ml、こしょう1 g、香菜12 gを加え1分さっと混ぜて火から下ろす。汁は野菜の間を流れ、肉の表面を薄く覆う程度にする。加熱1分。

  9. タクタクにのせてすぐ出す。熱い牛肉炒めを4枚の豆ご飯の焼き固めに均等にのせる。汁で表面が軟らかくなる前に提供する。下のタクタクに香ばしい層が残り、上の牛肉には光沢がある。所要2分。

実用情報

実用情報

盛り付け・保存・代用

米は炊飯後に速やかに冷却・冷蔵したものを使用します。室温に一晩放置したご飯は使いません。豆とご飯を先に焼き固め、牛肉は食べる直前に炒めると食感を保てます。牛肉は中華鍋に詰めず、2回に分けます。 余った料理は2時間以内に浅い容器で冷蔵し、3〜4日以内に中心74 °Cまで再加熱します。一般的なしょうゆには大豆のほか小麦が含まれることが多く、銘柄が変わると塩味やアレルゲンも変わります。

確認ポイント

確認ポイント

  • 豆ご飯が返すと崩れる豆をつぶす量が少ないか、焼き色が付く前に動かした。豆の一部をつぶし、片面を十分に焼き固める。
  • 牛肉から水分が多く出る中華鍋が十分に熱くないか、肉を入れすぎた。肉の表面を乾かし、小分けで焼く。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量豆ご飯1枚と牛肉の生重量140 g分の炒め物
  • エネルギー約 780 kcal
  • 炭水化物85 g
  • たんぱく質50 g
  • 脂質25 g
  • 食物繊維12 g
  • ナトリウム約 1500 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

通常のしょうゆに由来する大豆と、多くの場合小麦を含みます。生牛肉と完成した豆ご飯の交差汚染を防ぎます。牛肉は中心63 °C以上に加熱して3分休ませ、温度計で確認します。炊いた米は速やかに冷蔵し、残りは74 °Cまで再加熱します。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 外側が香ばしいタクタクの上に、つやのある牛肉と野菜のロモサルタードを重ねる。
  • 要点: 豆ご飯を先に焼き、牛肉を少量ずつ63 °Cまで加熱して3分休ませ、最後に短く炒め合わせる。