ペルーの代表料理

イカのカラプルクラ|乾燥ジャガイモと豚肉

イカ風のカラプルクラは、パパ・セカと豚肩肉を2種類のアヒで煮込み、仕上げに砕いたローストピーナッツでとろみを付ける。

ペルーの代表料理
共有
イカ風カラプルクラ:パパ・セカ、豚肩肉、2種のアヒとピーナッツ
イカ風カラプルクラ:パパ・セカ、豚肩肉、2種のアヒとピーナッツ
出来上がり量 6人分の煮込み
下ごしらえ 25分
加熱調理 124分
待ち時間 480分(冷蔵浸水)
合計時間 629分(浸水を含む)
概要

イカ風カラプルクラ:パパ・セカ、豚肩肉、2種のアヒとピーナッツ

カラプルクラはジャガイモと肉を濃い汁で煮るペルー料理です。イカを意識したこの配合では、パパ・セカという乾燥ジャガイモを使います。近隣のチンチャに結びつく、生のジャガイモを使う形とは分けて考える必要があります。

豚肩肉にアヒ・パンカとアヒ・ミラソルのペースト、アチョーテを加え、香りのある濃い煮汁を作ります。仕上げに細かくした無塩ローストピーナッツを加えると、乾燥ジャガイモを包むようにとろみがつきます。

パパ・セカは油を使わずに軽く乾煎りしてから、分量どおりの水で8時間冷蔵浸水させます。戻し汁を捨てて洗い、肉とスパイスを十分に炒めた鍋で弱火で煮るのが要点です。

実用情報

実用情報

  • パパ・セカの粒を残す柔らかくなったパパ・セカの粒を、アヒとピーナッツの濃いソースが覆います。 乾燥ジャガイモをつぶさず、水分を吸わせて柔らかくします。
  • アヒは煮汁を入れる前に炒めるアヒ・パンカとアヒ・ミラソルの生っぽい香りを落とし、焦がさずに炒めます。ピーナッツは仕上げに入れます。
  • イカ風の乾燥ジャガイモを保つこの鍋はパパ・セカを使います。チンチャに結びつく生ジャガイモの形と混同しないようにします。
材料

材料

煮込みの主な材料

  • 440g パパ・セカ(papa seca、乾燥ジャガイモの小片) — 乾燥品。異物を除く
  • 690g 骨なし豚肩肉 — 余分な筋や脂を除き、3cm角に切る
  • 80g 無塩ローストピーナッツ — 細かく砕く

アヒのベースと浸水用の水

  • 180g 赤玉ねぎ — みじん切り
  • 20g ニンニク — みじん切り
  • 72g アヒ・パンカ(ají panca)のペースト — 食塩を追加していないもの
  • 35g アヒ・ミラソル(ají mirasol)のペースト — 食塩を追加していないもの
  • 3g アチョーテ(achiote)パウダー — 粉末
  • 2g クミンパウダー — 粉末
  • 26ml 植物油 — 香りの強くないもの
  • 10g 細粒の塩 — 計量した分量を使用
  • 2750ml 飲用水 — 内訳:浸水用1200ml、洗い流すための500ml、煮込み用1050ml
作り方

作り方

作り方

  1. パパ・セカを乾煎りする。広い乾いたフライパンにパパ・セカ440gをすべて入れ、油を引かず弱火で6分、頻繁に返して乾煎りする。軽く香ばしくなったらボウルへ移す。焦げた黒い部分ができないようにする。

  2. 計量した水で8時間冷蔵浸水させる。乾煎りしたパパ・セカに、計量した飲用水1200mlを加えてふたをする。4 °C以下の冷蔵庫で8時間浸水させる。乾燥ジャガイモが水を吸って膨らみ、表面が柔らかくなればよい。室温で戻さない。

  3. 洗って水を切り、野菜と肉を切る。浸水した水は捨て、別に取っておいた飲用水500mlでパパ・セカを洗い、ざるでよく水を切る。赤玉ねぎはみじん切り、ニンニクは細かく刻み、豚肉は3cm角にする。無塩ローストピーナッツは細かく砕く。約25分かけて整え、ジャガイモの粒はつぶさない。

  4. 豚肩肉に焼き色を付ける。厚手の深鍋に植物油26mlを入れ、強めの中火で熱する。豚肩肉690gを返しながら9分焼く。鍋底から肉が自然にはがれるようになったら、清潔なボウルに取り出す。この時点の焼き色は安全な中心温度の証拠ではない。

  5. 玉ねぎとニンニクを炒める。火を中火に落とし、同じ鍋へ赤玉ねぎ180gとニンニク20gを入れて9分炒める。鍋底の焼き付いたうま味を木べらではがす。玉ねぎが柔らかくなり、生ニンニクの刺激的な香りが和らぐのが目安。焦がさない。

  6. 2種類のアヒの香りを引き出す。アヒ・パンカのペースト72g、アヒ・ミラソルのペースト35g、アチョーテ3g、クミンパウダー2gを加える。弱めの中火で8分炒め、底が焦げ付かないように絶えず混ぜる。ペーストにつやと香りが出て、生の唐辛子の匂いがなくなればよい。

  7. 豚肉と乾燥ジャガイモを弱火で煮る。焼いた豚肩肉690gを鍋へ戻し、水を切ったパパ・セカ440g、飲用水1050ml、塩10gを加える。約7分で弱い沸騰にし、ふたを少しずらして弱火で75分煮る。10分おきに鍋底を混ぜる。乾燥ジャガイモにフォークがすっと入り、豚肉が押すとほぐれ、煮汁が乾きすぎずにとろみを帯びるのが目安。

  8. ピーナッツを加え、中心温度を確かめる。細かく砕いた無塩ローストピーナッツ80gを加え、弱火でさらに10分煮る。ソースがスプーンの背を覆い、パパ・セカの粒が残ったら仕上げる。清潔な中心温度計で最も厚い豚肉片を測り、74 °C以上を確認して火を止める。焼き色のみで安全を判断しない。

実用情報

実用情報

盛り付け・保存・材料の変更

煮込みを温かいうちに6人分へ均等に分けます。温かいうちにそのまま器へ盛り、パパ・セカと濃いアヒのソースを味わいます。火を止めた後もパパ・セカは汁を吸います。強火で長く煮詰めず、混ぜるときは底から静かに返します。 パパ・セカを生のジャガイモに替えると粒の食感が変わり、チンチャに関連する別の形の料理に近づきます。また、細かくしたローストピーナッツを省くと香りととろみが弱くなります。どちらも同じ仕上がりになる代用品ではありません。 浸水は4 °C以下の冷蔵庫で行います。残った料理は浅い容器へ速やかに小分けし、2時間以内に冷まして冷蔵します。冷蔵温度は4 °C以下、保存の目安は3〜4日です。食べる前には全体を温め直し、中心を74 °C以上にします。

うまくいかないとき

パパ・セカの芯が硬い: 浸水か煮込みが不足しています。ふたを少しずらして弱火で加熱を続け、フォークがすっと入るまで確かめます。 鍋底に濃いソースが付く: 乾燥ジャガイモとピーナッツで急に濃くなったところへ火が強すぎます。火を落とし、底からこまめに混ぜて焦げ付きを防ぎます。 アヒの青臭さが残る: 水を入れる前の炒め時間が不足しています。次回はペーストを弱めの中火でじっくり炒め、焦がさず香りを引き出します。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量全量を6等分したうちの1食分
  • エネルギー680kcal
  • 炭水化物67g
  • たんぱく質31g
  • 脂質32g
  • 食物繊維7g
  • ナトリウム750mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

ローストピーナッツを含みます。ピーナッツアレルギーのある人には提供せず、包装の表示と交差接触に注意します。生の豚肉は調理前の野菜と分けて扱い、手と器具を洗います。焼き色は安全の基準にはなりません。最も厚い豚肉片の中心を温度計で測り、74 °C以上を確認します。パパ・セカの浸水は4 °C以下の冷蔵庫で行い、調理後の煮込みは速やかに冷却して冷蔵します。

仕上がり

仕上がり

  • 出来上がり: 柔らかくなったパパ・セカの粒を、アヒとピーナッツの濃いソースが覆います。
  • 大切な加熱操作: パパ・セカを乾煎りして冷蔵浸水させ、アヒのペーストを炒め、ピーナッツは最後に加えます。