ペルーの代表料理

Chairo cusqueño

黒いチューニョと小麦粒を一晩戻し、牛肉、じゃがいも、野菜と長く煮る、クスコ地方の食べ応えのあるスープです。

ペルーの代表料理
共有
Chairo cusqueño|チューニョと小麦入りクスコの牛肉スープ
Chairo cusqueño|チューニョと小麦入りクスコの牛肉スープ
出来上がり量 具だくさんのスープ8杯分
下準備 35分
加熱時間 125分
待ち時間 720分
合計 880分
概要

Chairo cusqueño|チューニョと小麦入りクスコの牛肉スープ

Chairo cusqueñoはペルー南部アンデスのクスコに結び付く、肉、穀物、じゃがいもを使ったスープです。特徴の一つがチューニョで、アンデスの気候を利用して凍結乾燥されたじゃがいもを指します。ここでは黒いチューニョを使用します。

チューニョと小麦粒はどちらも乾燥した状態から戻す必要がありますが、水の吸い方が異なります。別々の容器で12時間冷蔵してから水を捨て、特にチューニョをよくすすぎます。スープは煮る前の下準備から計画する料理です。

牛肩肉から煮汁を取り、戻したチューニョと小麦を入れ、最後に野菜を煮ます。じゃがいもとチューニョのでんぷんで汁に自然なとろみが生じますが、肉や野菜が見分けられる程度の形は残します。

実用情報

実用情報

  • 材料の特徴黒いチューニョと小麦粒、牛肩肉を使うクスコ風スープです。
  • 大切な操作チューニョと小麦粒を4℃以下で12時間、別々の水に浸します。
  • 目指す状態肉と穀物が柔らかく、スープがでんぷんで軽くとろみを帯びた状態が目安です。
材料

材料

前夜の浸水

  • 160g 黒いチューニョ(アンデスの凍結乾燥じゃがいも。乾燥状態で小さく割る)
  • 140g 小麦粒(全粒、乾燥状態で洗う)
  • 1800ml 水(チューニョ1000ml、小麦800mlに分け、使用後は捨てる)

スープ

  • 650g 牛肩肉(脂を整えて3cm角)
  • 2400ml 水(新しい煮汁用)
  • 500g 煮崩れしにくいじゃがいも(皮をむいて中程度の角切り)
  • 200g にんじん(皮をむき小さな角切り)
  • 180g かぼちゃ類(皮をむき小さな角切り)
  • 150g 赤玉ねぎ(みじん切り)
  • 15g にんにく(みじん切り)
  • 20ml 植物油
  • 3g 乾燥オレガノ
  • 2g クミンパウダー
  • 6g 細かい塩
  • 1g 黒こしょう(粉末)
  • 20g 平葉パセリ(刻み、仕上げ用)
作り方

作り方

作り方

  1. チューニョと小麦を冷蔵浸水する。ふた付きボウル2個を用意し、黒いチューニョ160gに浸水用の水1000ml、小麦粒140gに残り800mlをそれぞれ加える。4℃以下の冷蔵庫で12時間浸水し、両方の水を捨てる。チューニョは指で割れる程度に戻り、小麦粒がふくらんだ状態が目安。常温で一晩置かない。

  2. 浸水後にすすいで切る。戻したチューニョを軽く搾り、流水を何度か替えながら十分すすいで水を切る。小麦粒は別々にざるへ上げる。野菜を指定の大きさに切る。約20分。チューニョのすすぎ水がかなり澄み、砂が残らない状態にする。

  3. 玉ねぎとにんにくを炒める。厚手の大鍋に油20mlを入れて中火で約1分温め、赤玉ねぎ150gとにんにく15gを7分炒める。クミン2gとこしょう1gを加えて香りを立たせる。玉ねぎは透き通るが、にんにくは焦がさない。

  4. 牛肉の煮汁を取る。牛肩肉650gと新しい水2400mlを加え、ふたを少しずらして弱火で65分静かに煮る。表面のあくを取る。肉の縁にフォークが入り、肉らしい香りの煮汁になればよい。生肉を扱ったスプーンで味見しない。

  5. チューニョと小麦を煮る。水を切った小麦粒とチューニョをすべて加え、弱火で25分煮る。鍋底にでんぷんが沈まないよう混ぜる。小麦は噛むと柔らかく、チューニョは中心まで戻って硬い芯がない状態にする。

  6. じゃがいもと野菜を加える。じゃがいも500g、にんじん200g、かぼちゃ類180g、乾燥オレガノ3g、塩6gを加える。穏やかな沸騰で約17分煮る。じゃがいもとにんじんにフォークが通り、かぼちゃの一部が汁になじめばよい。

  7. 器に盛ってパセリを振る。肉、小麦粒、チューニョの食感を確かめ、熱いスープボウル8個に均等に盛る。刻んだパセリ20gを分けて振り、すぐに出す。約9分。肉と野菜の形が残り、スープに軽いとろみがある状態を目指す。残りは浅い容器ですぐ冷やす。

実用情報

実用情報

作り置き・提供・保存の注意

前日から計画します。冷蔵庫で12時間浸す工程は合計所要時間に含まれ、省略できるものではありません。 熱いうちに出します。残りは大鍋のまま冷やさず、2時間以内に浅い密閉容器へ分けて4℃以下で冷蔵し、3〜4日以内に食べます。温め直しは74℃まで。時間がたつと汁はより濃くなります。 必ず黒いチューニョを使用します。普通の乾燥マッシュポテトは同等ではありません。白いトゥンタもアンデスの保存じゃがいもですが、製法と風味が異なります。

確認ポイント

確認ポイント

  • 原因と対処 1チューニョの苦味が強い場合は浸水やすすぎが不十分だった可能性があります。調理前によくすすぎ、塩を多くして苦味を隠そうとしません。
  • 原因と対処 2小麦粒に硬い芯が残る場合は、浸水後でも追加の加熱が必要です。柔らかく噛めるまで穏やかに煮て、実際の調理時間を延長します。
8杯のうち1杯の栄養目安

8杯のうち1杯の栄養目安

  • 1食の量スープ1杯、約540g
  • エネルギー375kcal
  • 炭水化物46g
  • たんぱく質25g
  • 脂質11g
  • 食物繊維5g
  • ナトリウム490mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

小麦(グルテン)を含みます。チューニョと小麦粒は一晩4℃以下で浸水し、室温に放置しません。牛肉を十分加熱し、スープは速やかに冷蔵、残りの再加熱は74℃にします。

仕上がり

仕上がり

  • できあがり: 牛肉、黒いチューニョ、小麦粒と野菜が入った、軽いとろみのある一杯になります。
  • 大事な管理: 前夜の12時間の冷蔵浸水と、具材を順に煮る工程が食感を整えます。