フランス料理のレシピ

Œufs en meurette(ウフ・アン・ムレット)

ポーチドエッグを香ばしく焼いた田舎パンにのせ、ラルドン、マッシュルーム、小玉ねぎを加えた赤ワインのムレットソースをかける、ブルゴーニュの卵料理です。

フランス料理のレシピ
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Œufs en meurette(ウフ・アン・ムレット):器に盛り付けた一品
準備時間 25分
加熱時間 55分
合計時間 80分
出来上がり量 前菜4皿分
紹介と概要

ブルゴーニュ風ウフ・アン・ムレット―赤ワインソース、ラルドン、トースト添え

Œufs en meurette は、クリームソースやオランデーズではなく、赤ワインを煮詰めたソースを中心に組み立てるブルゴーニュの卵料理です。構成は卵、トースト、ムレットソースと明快ですが、仕上がりはタイミングに左右されます。ソースを重たくしすぎず、つやが出るまで十分に煮詰め、卵はほかの要素が整ってから最後にポーチするのが要点です。

ソースはラルドン、マッシュルーム、小玉ねぎから始め、エシャロット、にんじん、にんにく、ブイヨン、辛口赤ワインで厚みを出します。少量の小麦粉で、卵とトーストに軽く絡む濃度に整えます。十分に煮詰めてから火を止めてバターを加えることで、ワインの角を和らげ、薄いつやを与えます。目標は濃いブラウンソースではなく、スプーンの背を薄く覆いながら流動性を保つソースです。

このレシピでは、やわらかな黄身を残すために殻付きの低温殺菌卵を使います。白身は固まり、黄身はやわらかい状態を狙いますが、この食感は品質の目安であって、未殺菌卵の安全を判断する基準ではありません。パンをしっかり焼き、ソースを熱い状態に保ち、卵を最後にポーチしてすぐ組み立てると、ソースの下でもトーストの香ばしさが残ります。

成功のポイント

成功のポイント

  • 仕上げのバターは十分に煮詰めた後、火を止めてから加える。バターを加えた後に強く沸騰させない。
  • ポーチ用の湯は激しく沸かさず、静かな微沸騰を保つ。
  • 皿を温めておき、卵とソースが食卓に届くまでに冷えないようにする。
材料

材料

  • 500 ml 辛口のブルゴーニュ風赤ワイン(ピノ・ノワール、または樽香の強すぎない辛口赤ワイン)
  • 200 ml 牛または仔牛のブイヨン(市販品はセロリを含む場合がある)
  • 120 g スモークラルドン、小さな棒状に切る
  • 150 g マッシュルーム、汚れを落として4等分する
  • 120 g パールオニオン、皮をむく
  • 60 g エシャロット、細かく刻む
  • 80 g にんじん、小さな角切り
  • 10 g にんにく、みじん切り
  • 20 g 小麦粉
  • 35 g 有塩バター(ソース仕上げに20 g、トーストに15 g)
  • 2 g 生タイム
  • 1 g ローリエ(中サイズ約1枚)
  • 低温殺菌済みの大きめ殻付き卵 4個(可食部合計約200 g)
  • 160 g 田舎パン、40 gずつ4枚に切る
  • 15 ml 白ワインビネガー
作り方

作り方

作り方

  1. 野菜とパンを準備する。マッシュルームを切り、小玉ねぎの皮をむき、エシャロットを刻み、にんじんを小角切り、にんにくをみじん切りにする。パンは同じくらいの厚さの4枚に分ける。野菜の大きさがそろい、パンが4枚に均等に分かれていればよい。

  2. ラルドンと付け合わせを炒める。直径28 cmのソテーパンを中火にかけ、ラルドンを約10分炒める。脂が出始めたらマッシュルームとパールオニオンを加える。マッシュルームが薄く色づき、ラルドンから脂が出ていればよい。熱い脂に触れないよう注意し、柄は内側に向けておく。

  3. ソースの土台を作る。エシャロット、にんじん、にんにくを加えて短く炒め、小麦粉を混ぜる。赤ワイン、ブイヨン、タイム、ローリエを加え、中火で約5分、安定した弱い沸騰に戻す。小麦粉のだまがなく、液体が均一に煮立っていればよい。熱いワイン液は加えた直後にはねることがある。

  4. ムレットソースを煮詰める。ふたをせず弱い微沸騰で30分煮る。タイムとローリエを取り除き、火を止めて20 gのバターを泡立て器で混ぜる。具を含めて約600 mlまで減り、スプーンの背を薄く覆う濃度が目安。アルコールが完全になくなるとは限らない。

  5. パンを焼く。残り15 gのバターを使い、中強火で約6分、4枚のパンを両面こんがり焼く。縁がカリッとし、両面がきつね色になればよい。熱いパンやトレイは乾いたオーブンミトンで扱う。

  6. 卵をポーチする。広い鍋の湯に15 mlの白ワインビネガーを加え、静かな微沸騰にする。低温殺菌卵を1個ずつ、または2個ずつ、約4分ポーチする。白身が黄身を包んで固まり、黄身はやわらかい状態が目安。未殺菌卵を使う場合は見た目に頼らず、中心が71 °Cに達するまで加熱する。

  7. すぐに盛り付ける。温めた4枚の皿にトーストを1枚ずつ置き、ポーチドエッグをのせ、熱いソース、ラルドン、マッシュルーム、小玉ねぎを均等にかける。各皿に卵1個、トースト1枚、ソースと具が均等に入ったらすぐ提供する。

提供、保存、作り置き

実用情報

提供、保存、作り置き

卵をポーチしたらすぐに提供します。ソースは前日に作り、速やかに冷まして冷蔵し、提供前に湯気が立つまで穏やかに温め直せます。トーストと卵は当日に仕上げます。調理済みの残りは2時間以内に冷蔵してください。ポーチドエッグは再加熱すると食感が落ちやすいため、残ったソースには新しく卵を用意するほうが仕上がりは良好です。

代用について

ブルゴーニュの辛口赤ワイン、とくにピノ・ノワールが地域性を最も明確にします。樽香の強すぎない別の辛口赤ワインでも家庭向けのソースは作れますが、ワインの個性は変わります。パールオニオンがなければ小さなエシャロットで代用できます。市販のブイヨンはセロリや多量のナトリウムを含む場合があるため、原材料表示を確認してください。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • ソースが薄い煮詰めが足りない。仕上げのバターを加える前に、スプーンの背を薄く覆うまで、ふたをせずもう少し煮詰める。
  • 白身が広がる湯の動きが強すぎるか、卵が新鮮でない可能性がある。火を弱めて静かな微沸騰にし、1個ずつポーチする。
1食分の栄養目安

1食分の栄養目安

  • 1食分卵1個、ソース約150 ml、ラルドンと野菜、トースト1枚
  • エネルギー475 kcal
  • 炭水化物37.3 g
  • たんぱく質17.9 g
  • 脂質25.5 g
  • 食物繊維3.2 g
  • ナトリウム972 mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンは卵、乳、小麦/グルテンです。市販ブイヨンにはセロリが含まれる場合があり、ワインには亜硫酸塩が含まれます。やわらかな黄身に仕上げる場合は低温殺菌済みの卵を使用してください。未殺菌卵を使う場合は中心71 °Cまで加熱します。ワインは約30分煮ますがアルコールが残る可能性があるため、アルコール不使用の料理ではありません。熱いラルドンの脂と赤ワインソースによるやけどに注意し、調理済みの残りは2時間以内に冷蔵します。

よくある質問

よくある質問

ワインなしでも同じ料理になりますか

赤ワインを外すとムレットソースの核となる性格が変わります。ワインを使わない卵料理にする場合は、同じブルゴーニュ料理として扱うより別のソースを選ぶほうが正確です。

パンをしっかり焼く理由は何ですか

ポーチドエッグとソースを支え、食感の対比を保つためです。柔らかいパンではソースを急速に吸い込み、狙った食感が失われます。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: やわらかなポーチドエッグ、縁のカリッとしたトースト、ラルドンとマッシュルームを含むつやのある赤ワインソースが一皿にまとまります。
  • 決め手: ソースを軽くとろみがつくまで十分に煮詰めてからバターを加え、卵は最後にポーチすることです。