フランスの代表料理

Brandade de morue nîmoise

塩蔵タラを24時間冷蔵で塩抜きし、63℃まで穏やかに火を通した後、温めたオリーブオイルと牛乳を少量ずつ交互に加えて乳化させる、じゃがいもを入れないニーム風brandadeです。

フランスの代表料理
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Brandade de morue nîmoise:皿に盛り付けた一品
準備時間 35分
加熱時間 30分
合計時間 1505分
出来上がり量 前菜6人分
この料理について

Brandade de morue nîmoise — ニーム風塩蔵タラとオリーブオイルの乳化料理

Brandade de morue nîmoiseは、この版では塩蔵タラと段階的な乳化を中心にし、じゃがいもを加えません。じゃがいもを多く使うbrandade parmentierも一般的な変化形ですが、でんぷん質が加わることで質感と料理構成が変わります。ここではニーム風として選んだ塩蔵タラとオリーブオイルの乳化を保ちます。

塩蔵タラは4℃以下で24時間水に浸し、4000mlの冷水を合計5回使います。塩抜き後はタイムとローリエを入れた新しい水1500mlで激しく沸騰させずに10分加熱し、63℃に達してしっとり大きくほぐれるところで止めます。その後、皮と骨を完全に取り除いてから乳化工程へ進みます。

牛乳はにんにくとともに温め、オリーブオイルは別鍋で温めますが、どちらも沸騰させません。タラを力強く混ぜながら、油を少量、牛乳を少量という順で交互に加えます。一度に液体を注ぐと油が分離しやすくなります。完成は淡い色でクリーミー、スプーンの上にやわらかな山を保ちながら塗り広げられる程度です。

成功のポイント

成功のポイント

  • 塩蔵タラは24時間、4℃以下で十分に塩抜きする。
  • タラは激しく煮立てず、63℃でしっとりほぐれる程度にする。
  • 乳化前に皮と骨を完全に取り除く。
  • 温かい油と牛乳は少量ずつ交互に加え、一度に注がない。
材料

材料

  • 800g 塩蔵タラ、塩抜き前の皮付きまたは厚い切り身
  • 20000ml 冷水、塩抜き用。4000mlを5回使用
  • 1500ml 新しい水、ポーチ用
  • 250ml エクストラバージンオリーブオイル
  • 250ml 全乳
  • 12g にんにく、軽くつぶす
  • 3g 生タイム
  • ローリエ1枚
  • 15ml レモン果汁
  • 2g 黒こしょう、細挽き
作り方

作り方

塩抜きしてタラに火を通す

  1. 24時間冷蔵で塩抜きする。塩蔵タラを4000mlの冷水に浸して4℃以下で冷蔵し、24時間の間に新しい4000mlの冷水へ4回取り替える。合計20000mlを使う。身がしなやかになり、ごく小さな加熱試食片の塩味が強烈ではなく心地よい程度まで弱まる状態にする。

  2. タラを穏やかにポーチする。塩抜きしたタラを新しい水1500ml、タイム3g、ローリエ1枚とともに広い鍋へ入れ、激しく沸騰させずに10分加熱する。身がしっとり大きくほぐれ、中心が63℃に達したら取り出す。

  3. 皮と骨を除いてほぐす。タラを水切りし、皮と骨を丁寧にすべて取り除く。10分を目安に、骨や皮の破片がなく、しっとりした身だけが大きなフレーク状になった状態にする。

乳化させる

  1. 牛乳と油を別々に温める。牛乳250mlにはにんにく12gを加え、オリーブオイル250mlは別鍋で温める。5分を目安に、どちらも熱いが静かで、沸騰や焦げがない状態にする。

  2. 少量ずつ乳化させる。タラを木べらまたは丈夫な泡立て器で力強く混ぜながら、温かいオリーブオイルと牛乳を少量ずつ交互に加える。15分を目安に、淡い色でクリーミーに一体化し、周囲に油の池ができない状態まで乳化させる。

  3. レモンとこしょうで仕上げる。レモン果汁15ml、黒こしょう2gを加え、5分で均一にする。スプーンの上でやわらかな山を保つ一方、パンなどへ塗り広げられる状態で温かく供する。

実用メモ

実用情報

提供

温かい前菜またはスプレッドとして供する。トーストしたパンを添えてもよいが、パンは栄養計算に含めていない。

作り置き

塩抜きは加熱の直前に終わるよう調整できる。完成したbrandadeは冷蔵できるが、同日に穏やかに温めて食べると乳化した質感を保ちやすい。

保存と温め直し

4℃以下で最長2日冷蔵する。残りを温める場合は混ぜながら穏やかに74℃まで上げる。強く沸騰させると油が分離しやすい。

代用品

- 塩蔵タラ: 生のタラへ置き換えてもニーム風Brandade de morueと同じ料理になるとは扱わない。塩蔵による風味と塩の構造が料理の核になる。 - じゃがいも: じゃがいもを加えるbrandade parmentierは一般的な変化形だが、このじゃがいも不使用のニーム風とは別の構成になる。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 塩辛すぎる塩抜き不足。次回は4℃以下で24時間、4000mlの水を5回使う工程を守る。
  • 油が浮くオリーブオイルを早く入れすぎたか、全体が冷えすぎている。油の追加を止め、温かい牛乳を少量混ぜてからゆっくり続ける。
  • 重く粘る一体化した後まで混ぜすぎている。やわらかな山を保つ段階で止める。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量前菜1人分
  • エネルギー515kcal
  • 炭水化物7g
  • たんぱく質32g
  • 脂質40g
  • 食物繊維0.5g
  • ナトリウム1100mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 魚、乳。

塩蔵タラの塩抜きは4℃以下で行う。

タラは63℃まで加熱する。

完成したbrandadeは4℃以下で冷蔵し、残りを温める場合は74℃まで再加熱する。

よくある質問

よくある質問

なぜじゃがいもを入れない?

この版は塩蔵タラと油・牛乳の乳化を中心にしたニーム風を選んでいる。じゃがいもはbrandade parmentierなど別の一般的な変化形に多い。

生のタラを使える?

生のタラには塩蔵・熟成由来の風味と塩の構造がないため、同じBrandade de morueの料理としては扱わない。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 淡い色で温かく、じゃがいもで増量せず、塩蔵タラとオリーブオイルが一体化した塗り広げられる乳化状態になる。
  • 決め手: 24時間の冷蔵塩抜きと、温かい油・牛乳を少量ずつ交互に加えることが最重要。