コロンビアの代表料理

Pescado cabrito:コロンビア・カリブ海沿岸の詰め物魚の炭火焼き

サン・エスタニスラオ・デ・コストカの pescado cabrito。トマト、玉ねぎ、にんにくを詰めた丸魚を焼き、キャッサバと青バナナを添えます。

コロンビアの代表料理
共有
バナナの葉に盛った詰め物魚とキャッサバ、青バナナ、パネラ・ライム水の横長の眺め。
地域 コロンビア・カリブ海沿岸、ボリーバル県サン・エスタニスラオ・デ・コストカ
料理の種類 詰め物をした丸魚の炭火焼き、ゆで根菜、パネラとライムの飲み物
作業時間 約35分
加熱時間 約45分
合計時間 約1時間20分
概要

Pescado cabrito:コロンビア・カリブ海沿岸の詰め物魚の炭火焼き

玉ねぎ、トマト、にんにくを詰めて縛った丸ごとの魚を焼き、キャッサバ、青バナナ、パネラとライムの飲み物を添える

コロンビア文化省の伝統料理目録は、ボリーバル県サン・エスタニスラオ・デ・コストカの pescado cabrito を日常の魚料理として記録しています。短い説明には、魚を開いて玉ねぎ、トマト、にんにくを詰め、縛って閉じ、網焼きにする手順が記されています。添えるものはキャッサバまたは青い調理用バナナ、飲み物はライム入りのパネラ水です。目録には魚種や家庭用の分量、縛る素材の指定がありません。そのため、このレシピでは家庭で再現しやすい分量を定めつつ、資料にない点を地域の決まりとして断定しません。

ここでは、うろこを残した丸魚を頭と尾がつながったまま腹開きにします。玉ねぎ、トマト、にんにくの詰め物は先に軽く火を通し、魚の中でも均一に加熱できるようにします。食品用の綿製たこ糸で閉じ、強すぎない炭火で一度だけ慎重に返します。魚用のグリルバスケットがあれば返しやすくなりますが、必須ではありません。キャッサバと青い調理用バナナは別鍋で柔らかくゆで、網の場所を魚に譲ります。

地元の料理名にある cabrito は、魚に詰め物をして閉じる調理法を指し、子ヤギの肉ではありません。文化省の別の出版物には同じ自治体の bocachico cabrito が記録され、関連する料理を pescado abierto と呼ぶ料理人もいると記されています。ここでは独立した目録項目の Pescado cabrito に沿い、どの家庭でも同じ魚種や包み方を使うとは述べません。

材料

材料

魚と詰め物

  • 1.5 kg のうろこ付き白身魚。内臓を取り、頭と尾をつないだまま腹開きにする
  • 150 g の赤玉ねぎ、細かく刻む
  • 200 g の完熟トマト、細かく刻む
  • 12 g のにんにく(約4片)、細かく刻む
  • 15 ml のくせのない油
  • 6 g の細塩、分けて使う
  • 30 ml のライム果汁
  • 10 g の食品用綿製たこ糸

付け合わせ

  • 500 g の生キャッサバ、皮をむき8 cmに切り、中心の硬い繊維を除く
  • 熟す前の青い調理用バナナ1本、大きめ、皮をむいた果肉約350 g、5 cmに切る
  • 2 L の水、分けて使う
  • 100 g のパネラ、削るか小さく砕く
  • 60 ml のライム果汁、飲み物と仕上げ用
  • 2 g の細塩、ゆで湯用
作り方

作り方

作り方

  1. 飲み物とグリルを準備する パネラを1 Lのぬるま湯に溶かし、ライム果汁30 mlを混ぜます。調理中に冷やしておきます。炭火グリルを中程度の二つの火力帯に整えます。炭の大半が白っぽい灰をまとい、ゆっくり火を通せる弱めの場所もある状態にします。焼き上がった魚を置く清潔な皿を用意します。

  2. キャッサバと青バナナをゆでる 鍋にキャッサバを入れ、残りの水をかぶるまで加え、塩2 gを入れます。沸騰させたら弱火で約10分ゆでます。青バナナを加え、両方に竹串が通るまでさらに約15分ゆでます。湯を切り、ふたをして保温します。キャッサバが先に柔らかくなったら穴あきお玉で取り出し、青バナナだけをゆで続けます。

  3. 詰め物をしんなりさせる フライパンで油を中火にかけます。玉ねぎを加え、色づけずに柔らかくなるまで4–5分炒めます。にんにくを加えて30秒炒め、トマトと塩3 gを加えます。トマトから水分が出て、詰め物が水っぽくならずしっとりするまで5–7分火を通します。皿に広げ、温かい程度まで冷まします。

  4. 魚に詰めて縛る 魚の水気を紙で拭きます。残りの塩3 gとライム果汁30 mlを内側と外側にすり込みます。ぬるくなった詰め物を腹の中に広げ、押し込みすぎないようにします。魚の両側を合わせ、綿糸で4–5 cm間隔に縛ります。糸端が炭に触れないように整えます。グリルの準備ができていなければ、魚を冷蔵庫に戻します。

  5. 最初の面をゆっくり焼く 清潔な網に薄く油を塗ります。魚を弱めの火力帯に置き、ふたをして約20分焼きます。強火だと中心が加熱する前に皮が焦げるため、中火を保ちます。もう少し焼き色を付けたいときだけ熱い側に短時間移し、再び間接火に戻します。

  6. 返して中心まで加熱する 幅広いへらを2本使うか魚用バスケットに入れ、丁寧に返します。厚みに応じてさらに約15–20分焼きます。瞬間読み取り式温度計を、骨に触れないよう魚肉の最も厚い部分と詰め物の中心に差し、両方とも63°Cに達したことを確かめます。魚肉は不透明になり、フォークでほぐれる状態も目安です。どちらかが低ければ間接火で加熱を続け、数分後に測り直します。

  7. 休ませて開き、盛り付ける 清潔な皿に移し、5分休ませます。盛り付け前に糸を切って取り除きます。トマトと玉ねぎの詰め物が見えるよう、丁寧に魚を開きます。取り分けるときに小骨を確認します。キャッサバ、青バナナ、残りのライム果汁、冷やしたパネラ水と一緒に熱いうちに出します。

実用情報

実用情報

1人分の栄養目安

計量した材料を4等分した概算です。頭、骨、整形くずを除いた可食部を、1.5 kgの丸魚から約750 g、歩留まり50%と仮定しています。目録に魚種がないため、生のティラピアの成分値は脂肪の少ない白身魚の大まかな代用値であり、地元で使われる魚の特定ではありません。キャッサバ、青バナナ、野菜、油、パネラにも一般的な成分データを使いました。食塩と飲み物を含めた推定です。魚種、可食部の割合、付け合わせの量、飲料の摂取量によって大きく変わるため、少なくとも30%の誤差を見込んでください。検査機関の分析値ではなく、計算による目安です。

実用的なアドバイス

開いて使える魚を選びます。 信頼できる鮮魚店で、うろこ付きの新鮮な丸魚を選び、頭と尾を残して腹開きにしてもらいます。資料は魚種を指定していないため、特定の bocachico を必須とはしません。詰めるまでは4°C以下で冷蔵します。 食品用の糸で縛ります。 食品用の綿製たこ糸なら風味を加えずに閉じられます。合成ひもや工作用の糸はグリルに使わないでください。魚用バスケットがあれば、きつく縛らずバスケットで固定します。詰め物にも熱が届く余地を残します。 炭火を調整します。 二つの火力帯を作ると、皮を焦がす前に中心まで火を通せます。焼き色が早く付く場合は弱い側に移し、グリルにふたをします。所要時間は魚の厚みと炭との距離で変わるため、時間だけで判断せず温度を測ります。 魚肉と詰め物を両方測ります。 温度計の先を骨やバスケットに当てず、魚肉の最も厚い部分と詰め物の中心に入れます。どちらも63°Cに達する必要があります。生魚とその器具を加熱済みの詰め物や食べられる状態の食材から分け、触れた後は手や器具を洗います。 付け合わせは別にシンプルにゆでます。 キャッサバの中央には硬い繊維があります。加熱後も硬ければ取り除きます。青バナナは形を保ちながら柔らかくなるまでゆでます。魚の焼き汁が付かないよう別鍋を使います。 パネラ飲料の甘さを調整します。 この分量なら甘さは控えめで、ライムの酸味が味を引き締めます。冷やして出します。薄めたい場合はグラスに冷水を足します。栄養値を参照するときは、レシピの分量を基準にしてください。 残りは早く冷やします。 2時間以内に詰め物を取り出し、魚、詰め物、付け合わせを浅い容器に分け、4°C以下で冷蔵します。食べる分だけ、全体から湯気が立ち中心が少なくとも74°Cになるまで温め直します。焼きたてが最もおいしく、再加熱で魚は乾きやすくなります。

アレルゲンと食品安全

この料理には魚が含まれます。市販品を代用するときは表示を確認します。魚は冷蔵状態で購入し、4°C以下で保管して早めに調理します。生魚と使用器具は加熱済みの詰め物やそのまま食べる食材から分け、扱った後に手、まな板、包丁、作業台を洗います。魚肉の最も厚い部分と詰め物の中心を63°Cまで加熱します。丸魚には細かい骨が残ることがあるため、食べる人に伝え、特に子どもに出す分はよく確かめます。残りは2時間以内に冷やして4°C以下で保存し、74°Cまで再加熱します。

仕上げのポイント

詰め物を落ち着かせるには: トマトの混ぜ物をぬるくなるまで冷ましてから魚に詰めます。 地元風の一皿にするには: 炭火焼きの魚にキャッサバ、青バナナ、パネラ・ライム水を添えます。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分: 魚、詰め物、キャッサバ、青バナナ、パネラ・ライム飲料を含む4人分の1人分
  • エネルギー: 約640 kcal
  • 炭水化物: 約109 g
  • たんぱく質: 約42 g
  • 脂質: 約8 g
  • 食物繊維: 約6 g
  • ナトリウム: 約1010 mg