コロンビアの代表料理

Carne asada a la llanera(リャネラ風炭火焼き牛肉)

牛肉に塩だけを振って炭火で焼き、ゆでじゃがいもと白米を添えるヌンチア風の家庭料理です。

コロンビアの代表料理
共有
カサナレの草原を背景に、炭火のそばに置かれた牛肉、じゃがいも、米の盛り合わせ。
地域 コロンビア、オリノキア地域、カサナレ県ヌンチア
料理区分 炭火焼き牛肉の主菜
分量 4人分
作業時間 約20分
加熱時間 約30分
概要

Carne asada a la llanera(リャネラ風炭火焼き牛肉)

カサナレ県ヌンチア風。炭火焼き牛肉に、ゆでたじゃがいもと白米を添えて。

コロンビア東部のリャノスでは、牧畜と屋外の火を使う調理が食文化に深く結びついています。カサナレ県ヌンチアのこの料理は、若い雌牛の肉を炭火で焼き、じゃがいもと米、またはキャッサバとプランテンを添えるものとして記録されています。この家庭向けの分量では、前者の組み合わせを選び、肉は塩だけで味付けします。牛肉そのものと炭火の香りを生かすためです。

家庭のグリルでは、大きな塊肉より厚さをそろえた4枚のステーキが扱いやすく、火の通りも確認しやすくなります。グリル向きのやわらかい牛肉を選び、厚さを約2.5 cmにそろえてください。炭が安定する間に、じゃがいもと米は別々に鍋で調理します。リャノスにはmamonaと呼ばれる祝祭向けの大規模な子牛料理もありますが、長い串を垂直に並べるその方法を、この家庭用ステーキの手順と混同しないようにします。

付け合わせを先に始め、炭火が落ち着いてから肉を焼きます。ステーキの厚さ、焼き始めの肉の温度、炭の熱さによって時間は変わるため、時計だけに頼らず、1枚ずつ温度計で確かめます。以下の時間は段取りの目安であり、安全な中心温度の確認に代わるものではありません。

材料

材料

牛肉

  • グリル向きのやわらかい牛肉のステーキ 800 g(4枚、各厚さ約2.5 cm)
  • 細塩 8 g

じゃがいも

  • ゆで調理向きのじゃがいも 600 g(洗って表面をこする)
  • ゆでる水 500 ml

米

  • 長粒種の白米 200 g(洗う)
  • 水 400 ml
  • 細塩 2 g
作り方

作り方

作り方

  1. じゃがいもと米を先に調理する 洗ったじゃがいもを鍋に入れ、全体が約2 cmかぶる量の水を注ぎます。沸騰したら火を弱め、静かな沸騰を保ちます。小さいものは丸ごと、大きいものは半分に切ってゆでてください。大きさに応じて約18〜25分が目安です。中心までナイフが抵抗なく入れば火が通っています。湯を切り、鍋にふたをして温かく保ちます。 同時に、洗った米、400 mlの水、2 gの塩をふた付きの鍋に入れます。沸騰したら一度だけ混ぜ、ふたをして弱火にします。水が吸収され、米がやわらかくなるまで15〜18分炊きます。火を止め、ふたをしたまま10分蒸らし、食卓に出す直前にフォークで軽くほぐします。付け合わせが早くできた場合は、室温に長く置かず、ふたをして火から外した状態で保温します。

  2. 安定した炭火を作る 屋外で、グリルの説明書に従って炭に火をつけ、直火焼きができるように配置します。炭が赤くなり、表面に薄く灰がつくまで待ちます。大きな炎があると、中心が焼ける前に外側が焦げることがあります。網を安定して載せ、十分に温めてください。炎が上がったとき肉を移せるよう、熱の弱い場所も空けておきます。生の牛肉に触れた後は手を洗い、まな板、皿、トングを加熱済みの料理用具と分けます。

  3. 塩を振って牛肉を焼く 清潔なペーパータオルでステーキの水分を取り、合計8 gの塩を両面と側面に均等に振ります。網の熱い場所に置き、片面を約4〜6分焼いてから、清潔なトングで裏返します。厚さ、焼く前の温度、炭火の強さ、炭からの距離によって時間が変わるため、片面約4分を過ぎたら中心温度を確認し始めます。 清潔な温度計を、各ステーキの最も厚い部分の中心に横から差し込みます。すべての肉が中心温度62.8°C以上になったら、清潔な皿に移し、最低3分休ませてから切り分けます。肉の色や肉汁の透明さでは、安全に加熱できたか判断できません。温度が足りないステーキはグリルに戻し、再度測定します。厚い肉は表面に焼き色がついた後、網の熱が弱い場所へ移すと、外側が焦げるのを防ぎながら中心まで火を通せます。

  4. 盛り付ける 温かいじゃがいもと米を4皿に分け、休ませたステーキを1枚ずつ添えます。じゃがいもは丸ごと出しても、食卓で軽くつぶしても構いません。米は味付けを加えず、肉の炭火の香りを引き立てます。料理が温かいうちにすぐに出してください。

実用情報

実用情報

1人分の栄養目安

USDAの生のトップサーロイン、じゃがいも、乾燥長粒白米の成分値と、実際に量った塩をもとにした四捨五入の推定値です。牛肉の脂身の除き方やサシ、じゃがいもの品種、米の栄養強化の有無、加熱による水分の減り方で実際の値は変わります。ナトリウム量には、取り分けた塩も含まれています。

道具

屋外用の炭火グリルまたは、安定した網を備えた火鉢、製品の説明に従って使う着火器具、長いトング、瞬間読み取り式の食品用温度計、じゃがいも用の中鍋、ふた付きの米用鍋、ざる、包丁、まな板を用意します。加熱後の肉を置く清潔な皿も準備してください。炭は必ず屋外で使い、閉め切った場所や換気の悪い場所では使用しないでください。無臭の一酸化炭素が発生し、命に関わる危険があります。

実用的なアドバイス

この家庭向けレシピは、ヌンチアで記録されている「じゃがいもと米」の組み合わせを選んでいます。同じ地域の記録には、キャッサバとプランテンの組み合わせもあります。別の機会にキャッサバを使う場合は、直接調理用として販売されている食用の甘味種を選び、皮をむいて十分に加熱してください。苦味のあるものや種類が分からないキャッサバには専門的な処理が必要で、このレシピのじゃがいもの代わりとしてそのまま使うことはできません。 人数が多い場合は何回かに分けて焼き、焼き上がった肉は清潔で温かい皿に置きます。休ませる間に重ねると蒸気で表面がやわらかくなるので、詰めて積み上げないでください。塩は牛肉と米に分けて使います。塩分を控えたい場合は量を減らし、必要なら各自の皿で調整します。炭火料理だからといって塩を足す必要はありません。生のトマトやアボカドを添えることもできますが、ここに記した分量と栄養の見積もりには含まれていません。

困ったときは

表面が濃く色づいたのに中心がまだ焼けていない: ステーキを熱の弱い場所に移し、ふたを開けるか少しだけ閉めて加熱を続け、温度計で中心を確認します。肉を網に押しつけないでください。 炎が急に上がった: 炎が落ち着くまで肉を直火から離します。脂肪が少ない肉からも肉汁が落ちることがあります。熱い炭に水をかけると灰や蒸気が急に飛び散るおそれがあります。 じゃがいもが早くゆで上がった: 湯を切り、ふたをして火から外します。かなり冷めた場合は、食卓に出す前に熱くなるまで温め直してください。 炊き上がった米が水っぽい: 火を止めたまま、ふたをして10分間蒸らしてから軽くほぐします。炊いている間に何度も混ぜると米粒が崩れます。

アレルゲンと食品安全

計量した材料に主要アレルゲンを意図的には加えていません。生の牛肉は4°C以下で冷蔵し、すぐに食べる食品と分けてください。清潔な温度計で各ステーキの中心を確認し、62.8°C以上に達した後、最低3分休ませます。生肉に触れた後は温度計、トング、手を洗います。残りは浅い容器に分けて2時間以内に冷蔵し、3〜4日以内に食べるか冷凍します。再加熱時は73.9°Cまで温めます。炭は必ず屋外で使い、閉鎖空間から離してください。

仕上げのポイント

1: ヌンチアの料理はじゃがいもと米、またはキャッサバとプランテンに合わせます。この版では前者を選びました。 2: 安定した炭火で焼き色をつけ、温度計でステーキごとの安全な中心温度を確かめます。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の基準: 4人分の1人分。生の牛肉200 g、じゃがいも150 g、乾燥米50 gを含む
  • エネルギー: 740 kcal
  • 炭水化物: 71 g
  • たんぱく質: 46 g
  • 脂質: 29 g
  • 食物繊維: 3 g
  • ナトリウム: 1,100 mg