フランス料理のレシピ

Crêpes vonnassiennes(クレープ・ヴォナシエンヌ)

ヴォナで生まれた小さなじゃがいもベースのクレープ。澄ましバターで両面を香ばしく焼き、外側は焼き色をつけながら中心はやわらかく、ただし生地は完全に火を通す。

フランス料理のレシピ
共有
Crêpes vonnassiennes(クレープ・ヴォナシエンヌ):皿に盛り付けた一品
準備時間 20分
加熱時間 52分
合計時間 92分
出来上がり量 小さなクレープ24枚
料理の特徴

Crêpes vonnassiennes:ブレス地方ヴォナのじゃがいも入り塩味クレープ

Crêpes vonnassiennes は、ブレス地方ヴォナに結び付く小さな塩味のじゃがいもクレープで、crêpes parmentières とも呼ばれます。構造の中心になるのは小麦粉ではなく、なめらかなじゃがいものピュレです。そのため、薄い一般的なクレープというより、焼き色のついたやわらかなじゃがいもの付け合わせに近い食感になります。

成功を左右するのはじゃがいもの水分管理です。皮をむいたじゃがいもをやわらかくゆで、完全に湯を切って鍋で水分を飛ばし、ライサーでつぶしてから重量を量ります。その後に温めた牛乳を加え、650gのピュレに整えます。追加の卵白は泡立てず、そのまま液体として生地に混ぜます。

大きなクレープにせず、約45gずつ小さく焼きます。24cmのフライパンに澄ましバターをごく薄く広げ、下面に均一な焼き色がつき、表面の濡れたつやが消えたら返します。中心はしっとりしていても生の生地が残らない状態まで火を通します。卵と乳製品を含む生地は、すぐに焼かない場合は4℃以下で保ちます。

成功のポイント

成功のポイント

  • 水分を飛ばしてつぶす。 鍋底に目立つ水分がなく、じゃがいもが乾いてふんわりしている状態が目安。
  • 生地を仕上げる。 8分を目安にし、なめらかでやや厚みがあり、スプーンから幅広いリボン状に落ちる状態にする。
  • 小さく焼く。 両面に焼き色がつき、中心はやわらかくても完全に固まり、生の生地が残らない状態まで焼く。
材料

材料

じゃがいものベース

  • じゃがいも(Charlotte系のワックス質)700g、皮をむいた後の重量。購入時は皮付きで約800g — 丸ごと、または大きさをそろえた大きめの塊でゆでる。湯を切って水分を飛ばした後、ライサーにかけて加熱済みじゃがいも600gを量る。
  • 水2,000ml、じゃがいもをゆでるため — ゆで湯は捨て、栄養計算には含めない。
  • 全乳50ml、温める — つぶしたじゃがいもに加え、なめらかなピュレを正確に650gにする。

生地

  • 小麦粉90g、ふるう
  • 大きな卵4個、殻を除いて約200g — 冷蔵した卵を使う。
  • 大きな卵白6個分、約180g、泡立てない — 液体のまま混ぜる。
  • クレームフレーシュ15g、全脂肪タイプ
  • 細粒塩5g

焼成用

  • 澄ましバター30g、フライパン用 — 焼き上がったクレープに残る量は約18gと見込み、残りはフライパンや拭き取り紙に残る。
作り方

作り方

作り方

  1. じゃがいもをゆでる。水2,000mlを沸騰させ、皮をむいたじゃがいも700gを入れる。中強火から中火で18分、中心にナイフが抵抗なく入るまでゆでる。温度は100℃。崩れすぎず中心までやわらかくなればよい。湯を切るまで温かい状態を保ち、不必要な保温は避ける。

  2. 水分を飛ばしてつぶす。じゃがいもの湯を完全に切り、乾いた鍋に戻して弱火で4分水分を飛ばす。ライサーにかけ、加熱済みじゃがいも600gを量る。鍋底に目立つ水分がなく、じゃがいもが乾いてふんわりしている状態が目安。加熱済み食材には清潔な器具を使う。

  3. ピュレにする。じゃがいも600gに温めた全乳50mlを混ぜ、正確に650gのなめらかなピュレにする。3分を目安にし、粒がなく、まとまりのある状態に整える。乳製品を加えた後は室温に長く放置しない。

  4. ピュレを冷ます。卵を加える前に20分冷ます。卵に触れた瞬間に凝固させない程度まで温度が下がればよい。20分を超えて待つ場合は4℃以下で冷蔵する。

  5. 生地を仕上げる。ピュレ650gに小麦粉90gを混ぜ、全卵4個を1個ずつ加える。続けて泡立てていない卵白6個分、クレームフレーシュ15g、塩5gを混ぜる。8分を目安にし、なめらかでやや厚みがあり、スプーンから幅広いリボン状に落ちる状態にする。すぐ焼かない場合は覆って4℃以下に保つ。

  6. 小さく焼く。24cmのフライパンを温め、澄ましバターを薄く塗る。生地を1枚につき約45g使い、24枚を順に焼く。中火で合計30分が目安。下面が均一に色づき、表面の濡れたつやが消えたら返す。両面に焼き色がつき、中心はやわらかくても完全に固まり、生の生地が残らない状態まで焼く。生の生地と焼き上がったクレープを分けて扱う。

提供・保存・作り置き

実用情報

提供・保存・作り置き

1人4枚を目安に、ソースのある鶏肉や肉料理の横に添える。

提供・保存・作り置き

先に準備する場合は、完成したピュレを4℃以下で冷やし、卵を含む生地は焼く直前に仕上げる。

提供・保存・作り置き

焼いたクレープは覆って4℃以下で2日まで保存できる。160℃のオーブンで約5分、覆った状態で温め直す。

提供・保存・作り置き

ほかのじゃがいもでも作れるが、非常に粉質の品種では吸水とやわらかさが変わる。

1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量小さなクレープ4枚
  • エネルギー240kcal
  • 炭水化物32.5g
  • たんぱく質11.3g
  • 脂質7.1g
  • 食物繊維2.2g
  • ナトリウム435mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 卵、乳、小麦/グルテン。

卵と乳製品を含む生地をすぐに焼かない場合は4℃以下で保つ。

すべてのクレープを中心まで完全に焼き、生の生地を残さない。

残りは速やかに冷まして4℃以下で冷蔵する。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 表面に香ばしい焼き色がつき、中心はやわらかく完全に火の通ったじゃがいもクレープ。
  • 決め手: 加熱済みじゃがいもの水分を飛ばして重量を量ってから生地を作ること。