フランス料理のレシピ

Civet de sanglier corse(コルシカ風イノシシのシヴェ)

赤ワインとオー・ド・ヴィーで24時間マリネしたイノシシをゆっくり煮込み、別ゆでした栗を最後に加えるコルシカ風のシヴェ。ジビエの安全管理と、栗を崩さず仕上げる工程を分けて明確にする。

フランス料理のレシピ
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Civet de sanglier corse(コルシカ風イノシシのシヴェ):鍋に入った一品
準備時間 45分
加熱時間 190分
合計時間 1675分
出来上がり量 主菜6人分
料理の特徴

栗入りCivet de sanglier corse — コルシカ風イノシシの赤ワイン煮込み

コルシカのCivet de sanglierは、ジビエの力強い風味、濃いワインソース、長い煮込みを軸にした料理です。この形では栗も重要な要素で、単なる飾りではありません。栗は別鍋で柔らかくして皮をむき、煮込みの終盤に加えることで、ソースに溶け切らず一粒ずつの形を残します。

24時間のマリネは風味を入れるための工程であり、安全化の工程ではありません。生のイノシシは4℃以下で保ち、再利用するマリネ液は必ず十分に沸騰させます。さらに、合法的に入手でき、追跡可能で、Trichinella検査が陰性と確認された肉を使ったうえで、すべての肉片の中心を少なくとも71℃まで加熱します。

仕上がりのソースは水っぽくせず、薄く艶があり、肉と栗にまとわりつく程度が目安です。小麦粉が液体に軽い濃度を与え、長時間の煮込みで肉もほぐれやすくなります。最後の15分で栗を合わせることで、肉はフォークで切れるほど柔らかく、栗はピュレ状にならず形を保つ仕上がりになります。

成功のポイント

成功のポイント

  • 24時間のマリネ中は4℃以下を保つ。
  • 焼き付ける前に肉の表面を十分に乾かし、蒸し煮ではなく褐色の焼き色を付ける。
  • 栗は最後の煮込みで加え、形を残す。
材料

材料

シヴェとマリネ

  • 1500g 骨なしイノシシ肩肉またはもも肉、余分な筋を除き45〜50gに切る — 購入時の骨なし重量。全量をマリネする。
  • 1000ml 辛口赤ワイン — マリネ液は残してソースとして十分に加熱する。
  • 60ml オー・ド・ヴィー — 赤ワインとともに加熱する。アルコールが完全になくなるとはみなさない。
  • 100g 黄玉ねぎ、5mm角
  • 100g にんじん、5mm角
  • 10g にんにく、みじん切り
  • 1 束 ブーケガルニ、タイム・ローリエ・パセリを束ねたもの
  • 100ml オリーブオイル — 焼き付け用。仕上がりには約45gが残る想定。
  • 50g 小麦粉
  • 8g 細塩
  • 2g 黒こしょう、挽きたて

  • 1000g 殻付き生栗 — 加熱して皮をむいた実が約600g残る想定。
  • 1500ml 水 — 栗をゆでるため。使用後は捨てる。
  • 1 枝 フェンネル
作り方

作り方

マリネする

  1. 肉を切ってマリネする。20分。イノシシを45〜50gに切り、赤ワイン、オー・ド・ヴィー、玉ねぎ、にんじん、にんにく、ブーケガルニ、黒こしょうと合わせて覆う。肉全体が香味野菜入りのワイン液に均一に触れている状態にする。生のジビエと肉汁は、そのまま食べる食品に触れさせない。

  2. 冷蔵する。1440分。ふたをして4℃以下で24時間冷蔵する。肉が途切れなく低温に保たれた状態で24時間マリネされていることを確認する。マリネ、酒、塩漬け、燻製、冷凍はいずれもTrichinella対策や加熱の代わりにはならない。

煮込んで仕上げる

  1. 水気を切って乾かす。10分。肉と香味野菜を取り出し、マリネ液はすべてこして取っておく。肉は使い捨てのペーパーで十分に水気を取る。表面が濡れておらず、蒸されずに焼き色が付く状態にする。生肉に触れたマリネ液と器具は生肉と同じ扱いにする。

  2. イノシシを焼き付ける。12分。ココットでオリーブオイルを中強火で熱し、必要なら2回に分けて肉を一段に並べ、数面を濃い褐色に焼く。焦がさず、肉の数面にしっかりした焼き色が付けばよい。半生のジビエを味見しない。

  3. 香味野菜と小麦粉を炒める。8分。水気を切った玉ねぎ、にんじん、にんにくを中火で柔らかくし、小麦粉を振り入れて肉と野菜に絡める。野菜が柔らかくなり、小麦粉の白い生っぽさが消えるまで加熱する。

  4. マリネ液を沸騰させて煮込む。125分。取っておいたマリネ液を加えて全体を完全に沸騰させ、ふたをして弱火のごく静かな煮立ちで2時間煮る。すべての肉片が少なくとも71℃に達し、フォークで容易に切れる柔らかさになること、ソースが水っぽくなく軽く艶を持つことを確認する。検査済みの肉でも、すべての肉片を少なくとも71℃まで加熱する。

  5. 栗をゆでる。30分。栗とフェンネルを1500mlの水に入れ、中火で、ナイフが抵抗なく実に入るまでゆでる。外皮がゆるみ、実が容易に刺せる柔らかさになればよい。ゆで汁は捨てる。

  6. 栗の皮をむく。15分。扱える程度ずつ取り出し、温かいうちに鬼皮と渋皮をむき、できるだけ実を崩さない。きれいにむいた柔らかい栗が約600g残る状態を目安にする。

  7. 栗を合わせて仕上げる。15分。むいた栗をシヴェに加え、弱火でふたをせずに温める。栗がピュレ状に崩れず中まで熱くなり、ソースが肉と栗を薄く艶やかに覆うまで煮る。提供時にもすべてのイノシシ肉が少なくとも71℃であることを確認し、測定後は清潔な温度計プローブと盛り付け器具を使う。

保存・温め直しと実用メモ

実用情報

提供

十分に熱い状態で主菜として出す。栗は付け合わせではなく料理の一部として盛り付ける。

前日準備

肉の煮込みまでは前日に終えられる。素早く冷やして冷蔵し、再加熱後に栗を加えて仕上げる。

保存

浅い容器に分けて速やかに冷まし、4℃以下で最長3日保存する。

温め直し

ソースを穏やかに温め、肉の中心が74℃に達するまで加熱する。栗が崩れるほど強く沸騰させない。

代用

水気を切った加熱済み真空パック栗を約600g使う場合も、最後の10〜15分だけ加える。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • ソースの濃度濃すぎる場合は少量の熱湯でゆるめて短く煮る。薄すぎる場合は肉と栗を一度取り出し、ソースだけを煮詰めてから戻す。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分6人分の1つ、仕上がり約520g
  • エネルギー620kcal
  • 炭水化物52g
  • たんぱく質52g
  • 脂質18g
  • 食物繊維8g
  • ナトリウム650mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 小麦粉由来のグルテン、赤ワイン由来の亜硫酸塩

合法的に入手され、追跡可能で、Trichinella検査陰性が確認されたイノシシ肉だけを使う。

冷凍、塩漬け、燻製、マリネ、アルコールは、イノシシの寄生虫対策として信頼できる代替手段ではない。

生肉のマリネは4℃以下に保ち、再使用する液は必ず十分に沸騰・加熱する。

すべての肉片を少なくとも71℃にし、そのうえで柔らかくなるまで煮込む。

生のジビエによる交差汚染を防ぎ、残り物は74℃まで再加熱する。

よくある質問

よくある質問

冷凍すればTrichinella検査の代わりになる?

ならない。家庭での冷凍は、適法に入手した検査済み肉と十分な加熱の代用にはならない。

栗を別ゆでする理由は?

栗は肉と必要な加熱時間や皮むき工程が異なり、別に処理することでソースが過度にでんぷん質になるのを防げる。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 水っぽくなく、艶のあるソースが肉と栗に薄く絡むシヴェ。
  • 決め手: 24時間のマリネを4℃以下で管理し、栗を最後に加えること。