フランス料理のレシピ

Chou farci auvergnat(オーヴェルニュ風キャベツのファルシ)

サボイキャベツの葉を大きな一つの形に組み直し、豚ひき肉、燻製豚バラ、スイスチャード、パン、牛乳、卵、ハーブのフィリングを包み、160℃で覆って蒸し煮にし、中心71℃まで仕上げるオーヴェルニュ風のChou farciです。

フランス料理のレシピ
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Chou farci auvergnat(オーヴェルニュ風キャベツのファルシ):切り口が見える一品
準備時間 25分
加熱時間 116分
合計時間 176分
出来上がり量 再構成した詰め物入りキャベツ1個、6人分
はじめに

Chou farci auvergnat — 豚肉と青菜を包む丸ごと再構成キャベツ

Chou farciにはフランス各地の形がありますが、ここではオーヴェルニュの特徴を、個別の小包ではなく「一つのキャベツに組み直す」形で明確にします。下ゆでしたサボイキャベツの葉を深い鍋に重ね、豚肉ベースのフィリングを包み込み、最後に葉を上へ折り返します。焼き上がった後は形を保ったまま切り分けられる構造です。

フィリングには豚ひき肉と燻製豚バラ、スイスチャード、玉ねぎ、にんにく、パセリを使います。牛乳で湿らせた古い田舎パン、溶き卵、少量の小麦粉がつなぎになります。加熱した野菜は、生の豚肉へ混ぜる前に十分冷まします。肉だねは均一になるまで軽く混ぜ、練りすぎません。強く詰めると中心が硬くなり、熱も通りにくくなります。

160℃のオーブンでふたをして長く蒸し煮にすると、重ねたキャベツの葉が柔らかくなり、フィリングの水分も保たれます。安全性は葉の柔らかさでは判断せず、豚ひき肉の中心を71℃まで加熱します。焼き上がり後は20分休ませることで形が締まり、切り分けやすくなります。残りは小さく分けて速やかに冷やし、再加熱時は中心74℃まで上げます。

成功のポイント

成功のポイント

  • キャベツの葉は柔らかく曲がるまで下ゆでし、煮崩さない。
  • 葉は十分に水気を切ってから包む。
  • 豚肉のフィリングは練りすぎず、均一になるまでだけ混ぜる。
  • 休ませる前に中心71℃を確認する。
材料

材料

キャベツとフィリング

  • 1,600g 大きなサボイキャベツ。芯と硬い部分を除いた可食葉は約1,200g
  • 600g 豚ひき肉
  • 150g 燻製豚バラ肉、細かい角切り
  • 120g スイスチャードの葉、細かく刻む
  • 150g 玉ねぎ、細かく刻む
  • 15g にんにく、みじん切り
  • 25g イタリアンパセリ、刻む
  • 100g 卵、Lサイズ約2個分、溶きほぐす
  • 120g 古い田舎パン、細かくちぎる
  • 120ml 全乳
  • 30g 小麦粉
  • 6g 細塩
  • 1.5g 黒こしょう

蒸し煮のベース

  • 150g にんじん、薄切り
  • 20g ラード
  • 300ml 水、熱湯
作り方

作り方

キャベツ

  1. キャベツの葉を下ゆでする。芯を除き、大きな葉を一枚ずつ外す。沸騰した湯で8分下ゆでし、ざるに上げる。葉が裂けずに曲がるが、包める強さは残る状態にする。

  2. 葉を冷まして水気を切る。下ゆでした葉を広げ、室温で10分冷ましながら十分に水気を切る。扱える温度になり、表面から水が流れない状態にする。

フィリング

  1. 香味野菜を柔らかくする。ソテーパンで20gのラードを溶かし、玉ねぎ、にんにく、にんじん、スイスチャードを弱めの中火で8分加熱する。玉ねぎとにんじんが柔らかく、スイスチャードがしんなりし、焼き色が付いていない状態にする。

  2. 加熱した野菜を冷ます。野菜を浅い皿へ移し、室温で5分、熱さが取れるまで冷ます。生の豚肉を温めない程度まで下げる。必要以上に室温へ放置しない。

  3. フィリングを混ぜる。120gのパンを120mlの牛乳で湿らせ、600gの豚ひき肉、150gの燻製豚バラ、冷ました野菜、25gのパセリ、100gの卵、30gの小麦粉、6gの塩、1.5gの黒こしょうと合わせる。10分。均一でしっとりし、練り込んだペーストにはならない状態にする。途中で止める場合は冷蔵する。

再構成して加熱する

  1. 一つのキャベツに組み立てる。直径24cmの深い鍋にキャベツの葉を重ねて敷き、フィリングを入れ、上から葉を折り返して丸く一つの形にする。15分。中身がすべて葉で覆われ、まとまった丸い形を保つ状態にする。

  2. オーブンで蒸し煮にする。300mlの熱湯を周囲に注ぎ、ふたをして160℃のオーブンで100分焼く。串がキャベツをほとんど抵抗なく通り、豚肉フィリングの中心が71℃に達したことを確認する。温度計は中心へ差す。

  3. 切る前に休ませる。鍋の中で20分休ませてから、取り出すかくし形に切る。切っても再構成した形が保たれ、余分な煮汁が周囲へ落ち着いた状態にする。

盛り付け

実用情報

盛り付け

大きなくし形に切り、薄い蒸し煮の汁を少量かけます。断面でキャベツの層とフィリングが見えるようにします。

作り置き

キャベツの下ゆでと加熱野菜の準備は同じ日の早い時間に済ませられます。どちらも冷蔵し、生の豚肉フィリングは組み立てる直前に混ぜます。

保存と温め直し

切り分けた残りは速やかに冷やし、4℃以下で3日以内に冷蔵します。ふたをして温め直し、中心を74℃まで上げます。

燻製豚バラの代わりに生の無燻製豚バラ。

燻香と塩味は弱くなりますが、構造は保てます。塩は指定された6gの範囲から勝手に増減しません。

切るとキャベツが崩れる。

葉の重なりが少ない、またはオーブンから出してすぐ切っています。葉を十分重ね、20分の休ませ時間を守ります。

中心に火が通るのが遅い。

フィリングを強く詰めすぎた、またはキャベツが指定より大きい可能性があります。24cmの器を使い、時間だけを延ばさず中心71℃で判断します。

技法の要点

柔らかく下ゆでして十分に水気を切った葉を重ね、軽く混ぜた豚肉フィリングを一つのキャベツの形へ組み直すことが、このオーヴェルニュ風の決め手です。

1食分の栄養目安

1食分の栄養目安

  • 1食分6等分のうち1切れ
  • エネルギー560kcal
  • 炭水化物30g
  • たんぱく質35g
  • 脂質34g
  • 食物繊維6g
  • ナトリウム1,100mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 卵、乳、小麦。

生の豚肉は4℃以下で保管し、交差汚染を防ぐ。

豚ひき肉フィリングの中心は71℃まで加熱する。

残りは速やかに冷やし、再加熱時は74℃まで加熱する。

よくある質問

よくある質問

なぜ小さな包みにしないのですか

一つのキャベツに組み直す形を使うことで、このオーヴェルニュ風を、別に作るリムーザンの個別包みと明確に区別します。

20分の休ませ時間は省けますか

きれいに切るために重要です。熱いまますぐ切ると、フィリングが流れ出やすくなります。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: サボイキャベツを一つの丸い形に組み直し、豚肉、燻製豚バラ、スイスチャード、パン、牛乳、卵、ハーブのフィリングを包んで中心71℃まで蒸し煮にしたオーヴェルニュ風Chou farci。
  • 決め手: 葉を柔らかくして十分に水気を切り、フィリングを練りすぎず、一つのキャベツとしてしっかり重ねる。