Tarte aux quetsches — 発酵生地とシナモン入りミゲーヌのアルザス風クエッチェタルト
アルザスのTarte aux quetschesに使うクエッチェは、ロレーヌの小さな金色のミラベルとは性格が異なる。細長い紫色のプラムで、より締まった果肉と甘酸っぱい味を持つ。果物はジャム状に煮崩さず、半割りの形を見せたまま焼く。構造もミラベルタルトとは異なり、土台は発酵生地で、最後に軽い卵クリームのミゲーヌを加える。
果実量は意図的に多い。購入時1,000 gのクエッチェから、種約60 gを除いて約940 gを使う。洗った果実をよく乾かしてから種を抜き、半割りを密に並べることで、表面に余分な水分を増やさず、タルト全体をプラム主体にする。最初の20分は果実と生地だけを焼き、卵液を入れる前に土台を固める。
その最初の焼成中に、卵、クリーム、砂糖、シナモンを混ぜてミゲーヌを作る。やわらかくなった果実の上から隠すように注ぐのではなく、果実の間へ流し、クエッチェの形を見せる。二度目の20分焼成で中心が少なくとも71 °Cに達し、わずかに揺れる程度に固まったら完成。最後に30分冷ますことで、熱い果汁を安全に落ち着かせ、卵液もきれいに切れる。


