フランス料理のレシピ

Quenelles de brochet sauce Nantua

冷たいカワカマスのすり身にパナードと卵を合わせて大きなクネルに成形し、中心63℃まで穏やかにポシェした後、ザリガニバターと尾肉を使ったクリーミーなナンチュアソースで仕上げます。

フランス料理のレシピ
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Quenelles de brochet sauce Nantua:皿に盛り付けた一品
準備時間 45分
加熱時間 55分
合計時間 180分
出来上がり量 大きなクネル8個とナンチュアソース、4人分
料理について

Quenelles de brochet sauce Nantua — カワカマスのクネルとザリガニ風味のナンチュアソース

Quenelles de brochet sauce Nantuaは、リヨン周辺のカワカマスのクネルと、ナンチュアに結び付くザリガニのソースを一皿にした料理です。クネルは単なる小麦粉団子ではありません。骨を除いた冷たいカワカマスに、牛乳・バター・小麦粉で作ったパナード、卵、バターを合わせ、冷やしてから楕円形に整えることで、軽さと弾力を作ります。

温度管理は二重に重要です。魚のすり身は冷たい状態を保ち、パナードは十分に火を入れて水分を飛ばした後、魚に加える前に完全に冷まします。生の魚のすり身を味見せず、小さな試し分を約3分ポシェして中心63℃まで加熱し、その食感と塩味を確認します。本番のクネルも激しい沸騰ではなく、ごく穏やかな微沸騰で火を通します。

ナンチュアソースは、軽いルーと牛乳のベースに生クリーム、60gの市販ザリガニバターを加え、最後に120gの加熱済みザリガニ尾肉を入れます。尾肉には殻片が残っていないか確認します。63℃に達したクネルにソースを全量かけ、190℃で15分だけ焼きます。最後の焼成は加熱不足を補う工程ではなく、全体を熱くし、クネルをふくらませ、ソースとなじませるための工程です。

成功のポイント

成功のポイント

  • 魚のすり身は成形前に60分しっかり冷蔵し、ゆるみを防ぐ。
  • パナードは鍋底に薄い膜を残し、ひとまとまりになるまで加熱してから冷ます。
  • 生のすり身は味見せず、加熱した試し分だけで塩味と食感を確認する。
  • ポシェ液は激しく沸かさず、クネルが壊れない程度の微沸騰に保つ。
  • ソースには実際のザリガニバターと尾肉を使い、殻片を丁寧に除く。
材料

材料

カワカマスのクネル

  • 400g カワカマスのフィレ、流通経路が明確な市販品。皮と骨を除き、よく冷やす
  • 250ml 全乳
  • 100g 小麦粉
  • 75g 無塩バター、パナード用
  • 180g 全卵、溶いて冷やす
  • 25g 無塩バター、やわらかくしてすり身用
  • 6g
  • 1g 白こしょう
  • 0.5g ナツメグパウダー
  • 3L 水、ポシェ用

ナンチュアソース

  • 30g 無塩バター
  • 25g 小麦粉
  • 300ml 全乳、温めておく
  • 150ml 生クリーム
  • 60g ザリガニバター、表示のある市販ザリガニ製品
  • 120g 加熱済みザリガニ尾肉、市販品。殻片がないか確認する
作り方

作り方

作り方

  1. カワカマスを確認して冷やす。400gのフィレに小骨が残っていないか丁寧に確認し、小さく切って冷蔵する。魚全体が冷たく、小骨が見当たらない状態にする。

  2. パナードを作る。250mlの牛乳と75gのバターを温め、100gの小麦粉を一度に加え、中火で6分混ぜながら加熱する。生地がなめらかなひと塊になり、鍋底に薄い膜が残る状態にする。

  3. パナードを冷ます。浅いボウルに広げて20分冷ます。湯気がなく、触って熱くない状態にする。

  4. 冷たい魚のすり身を作る。カワカマス、冷ましたパナード、6gの塩、1gの白こしょう、0.5gのナツメグをフードプロセッサーにかける。180gの冷たい溶き卵を少しずつ加え、最後に25gのやわらかいバターを混ぜる。魚の粒が見えず、厚みがあり、冷たいペースト状にする。

  5. 成形できるまで冷やす。ふたをして60分冷蔵する。スプーンですくった楕円形がだれずに保てる硬さにする。

  6. 試し分を加熱する。少量をスプーンですくい、穏やかな微沸騰で約3分ポシェする。中心が63℃に達し、不透明で弾力のある状態を確認する。味見はこの加熱済みの試し分だけで行う。

  7. 8個に成形する。ぬらした大さじ2本で、均等な楕円形8個に整える。押し固めず、表面をなめらかにし、8個の大きさをそろえる。

  8. 穏やかにポシェする。3Lの水をごく弱い沸騰にし、クネル8個を入れて15分加熱する。激しく沸かさず、クネルがふくらんで浮き、中心が63℃に達する状態にする。

  9. ナンチュアソースを作る。30gのバターを溶かし、25gの小麦粉を混ぜて短く加熱する。300mlの温かい牛乳を泡立て器で加え、中弱火でなめらかに煮る。150mlの生クリームと60gのザリガニバターを加え、最後に120gのザリガニ尾肉を折り込む。ソース工程は合計16分とし、軽くとろみが付き、粉っぽさがない状態にする。

  10. ソースをかけて焼く。ポシェしたクネルを耐熱皿に並べ、ナンチュアソースを全量かけ、190℃で15分焼く。縁でソースがふつふつし、クネル全体が熱く、固く締まりすぎない状態にする。

提供・保存・作り置き

実用情報

提供・保存・作り置き

1人分はクネル2個とソース全量の1/4です。ソースはスプーンですくえる流動性を残し、クネルは重く締まらず、軽い弾力がある状態で提供します。バターと生クリームが多いソースのため、さらに重い付け合わせを加える必要はありません。

提供・保存・作り置き

魚のすり身は数時間前までに作り、4℃以下で覆って保存できます。ほかの作業中も室温に放置しません。ソースは最終焼成の直前に作るのが扱いやすく、待っている間に濃くなった場合は強く沸騰させず、弱火でゆっくり温めます。

提供・保存・作り置き

残りは速やかに冷まし、2時間以内に4℃以下で冷蔵し、2日以内に使います。再加熱は覆って行い、中心74℃まで加熱します。何度も長く温めると魚のすり身が締まります。丸ごとのザリガニが扱いにくい場合でも、明確にザリガニ製品と表示された市販ザリガニバターならソースの核を保てますが、単なるシーフード風味バターは同じものではありません。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • ポシェ前に形が広がるすり身が温かいか、パナードに水分が残りすぎています。すり身を十分に冷やし、パナードは鍋からきれいに離れるまで加熱する。
  • クネルが重く固いポシェ液が強く沸騰しているか、温かいすり身をこねすぎています。材料を冷たく保ち、穏やかな微沸騰で加熱する。
  • ソースが粉っぽい牛乳を加えたルーの加熱が不足しています。生クリームとザリガニバターを加える前に、粉の生っぽさが消えるまで穏やかに煮る。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量クネル2個とナンチュアソース全量の1/4
  • エネルギー898kcal
  • 炭水化物32.1g
  • たんぱく質38.8g
  • 脂質68.3g
  • 食物繊維0.9g
  • ナトリウム950mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 魚、甲殻類、卵、乳、小麦・グルテン。

流通経路が明確なカワカマスと市販のザリガニ製品を使い、野生採取を前提にしません。魚は小骨、ザリガニ尾肉は殻片を丁寧に確認します。魚のすり身は冷たい状態を保ち、生のまま味見せず、加熱した試し分で調味を確認します。すべてのクネルは中心63℃まで加熱し、傷みやすい材料は2時間以内に冷蔵します。残りを温め直す場合は中心74℃まで加熱します。

よくある質問

よくある質問

なぜカワカマスのクネルに小麦粉を使うのですか

小麦粉は牛乳とバターで先に加熱してパナードにします。魚を減らすためではなく、クネルの形と水分を支える役割です。

生クリームのソースなら何でもナンチュアソースですか

違います。ナンチュアソースの核はザリガニです。この配合ではザリガニバターと加熱済み尾肉の両方を使うため、単なるベシャメルやクリームソースとは区別できます。

仕上がり

仕上がり

  • 仕上がり: 弾力のある大きなカワカマスのクネルに、なめらかでザリガニの風味が明確なクリームソースが絡む熱い主菜。
  • 決め手: 魚のすり身を冷たく保ち、穏やかに中心63℃までポシェし、本物のザリガニ成分をソースに使うこと。