フランス料理のレシピ

Escalope cordon bleu

鶏むね肉を約6mmまで均一にたたき、加熱済みハムとエメンタールを包んでしっかり閉じる。小麦粉、卵、パン粉の順で衣を付け、表面を焼いてからオーブンで仕上げ、肉と詰め物を通る最も温度が上がりにくい中心部を74℃まで加熱する。

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Escalope cordon bleu:皿に盛り付けた一品
準備時間 35分
加熱時間 18分
合計時間 71分
出来上がり量 鶏肉のコルドンブルー4個
料理の概要

Escalope cordon bleu:ハムとエメンタールを包んだ鶏むね肉のコルドンブルー

このEscalope cordon bleuは、最初から最後まで鶏むね肉で統一した作り方です。骨と皮を除いたむね肉を開き、約6mmまで均一に薄くして、加熱済みハムとエメンタールを定量で包み、衣を付けます。鶏、七面鳥、仔牛では安全上の中心温度が同じではないため、途中で肉の種類を入れ替えないことが、手順と栄養値を一貫させます。

詰め物は肉の縁まで置かず、清潔な余白を残します。チーズが端に近いと、肉の中心が安全温度に達する前に流れ出やすくなります。たたく際に穴を開けることも漏れの原因になります。各包みに木製ピック2本、合計8本を使って固定し、小麦粉、低温殺菌済み卵、乾燥パン粉の順で衣を付けます。衣を付けた後15分冷やすと、焼く時にはがれにくくなります。

フライパンで色を付けるのは加熱の前半だけです。片面2分ずつの合計4分で衣をきつね色にし、その後180℃のオーブンで中心まで穏やかに加熱します。温度計は側面から肉と詰め物を通る最も厚い部分へ差し込み、鍋肌に触れない位置で74℃を確認します。衣の色や溶けたチーズは品質の目安であり、鶏肉の安全性を示す基準ではありません。

成功のポイント

成功のポイント

  • 鶏肉を覆ってから滑らかな肉たたきで薄くし、穴を開けず厚さをそろえる。
  • ハムとチーズは外周から離して置き、使った木製ピック8本を入れる前と抜く時に数える。
  • 生の鶏肉に触れた後は清潔なトングへ替えるか洗浄し、焼き色だけで中心の安全性を判断しない。
材料

材料

鶏肉と詰め物

  • 720g 骨・皮なし鶏むね肉、4枚。1枚約180g
  • 120g 加熱済みハム、4枚。1枚30g
  • 120g エメンタール、4枚。1枚30g
  • 4g 細塩
  • 1g 黒こしょう

衣と加熱用油

  • 50g 小麦粉
  • 100g 低温殺菌済み全卵、溶く
  • 100g 乾燥パン粉
  • 60g クセのない加熱用油、フライパン用。吸収されて食べる量は全体で約25gを想定
作り方

作り方

詰めて衣を付ける

  1. 鶏むね肉を均一に薄くする。各むね肉を切り離さないよう観音開きにし、フィルムで覆って約6mmの均一な厚さまでたたく。作業時間は約10分。中心に穴がなく、4枚ともほぼ同じ厚さにする。生の鶏肉専用のまな板を使い、手洗いと作業面の洗浄を行う。

  2. ハムとチーズを完全に包む。鶏肉全体に塩4gと黒こしょう1gを振る。各1枚にハム30gとエメンタール30gを置き、外周に余白を残して折り畳み、木製ピック2本で固定する。約8分。チーズが縫い目から出ず、詰め物が完全に肉の中へ収まる状態にする。

  3. 3層の衣を付ける。各包みを小麦粉50g、低温殺菌済み溶き卵100g、乾燥パン粉100gの順にくぐらせ、パン粉を均一に押さえる。約7分。濡れた地肌が見えない連続した衣にする。残った衣材料は再利用せず廃棄する。

  4. 衣を冷蔵して落ち着かせる。衣を付けた包みを清潔なトレーに置き、15分、4℃以下で冷蔵する。持ち上げても衣がゆるまず、表面が落ち着いて乾いた状態が目安。

加熱

  1. 衣に焼き色を付ける。オーブン対応の広いフライパンで油60gを中強火に熱し、包みを片面2分ずつ、合計4分焼く。最初の面を焼いた後、生肉に触れたトングは洗浄するか清潔なものに替えて返す。衣が両面均一なきつね色で、焦げていない状態にする。

  2. オーブンで中心74℃まで仕上げる。フライパンごと180℃に予熱したオーブンへ入れ、14分を目安に焼く。温度計を側面から差し、鶏肉と詰め物を通る最も温度が上がりにくい厚い中心部が74℃に達することを確認する。衣はサクッと保ち、チーズは大部分が中に留まる状態が目安。色だけで安全性を判定しない。

  3. 3分休ませ、すべてのピックを抜く。加熱済みの包みを清潔な皿へ移し、3分休ませる。その後、木製ピック8本をすべて抜いてから供する。チーズが少し落ち着き、切った時に一気に流れ出にくい状態にする。

実用ガイド

実用情報

盛り付け

1人1個を3分休ませた後に供し、木製ピックが1本も残っていないことを確認する。食べる直前に切ると、溶けたチーズを中に保ちやすい。栄養計算では、詰め物と衣、さらに4個全体で約25g吸収された油を含み、フライパンに入れた60g全量は含めない。

保存・温め直し・前日準備

衣を付けた生の包みは、覆って4℃以下で6時間まで事前準備できる。冷蔵状態から加熱し、時間ではなく中心74℃で仕上がりを判断する。加熱済みの残りは2時間以内に冷蔵し、3日以内に使う。温め直しは180℃のオーブンで中心74℃まで加熱すると、衣の食感を保ちやすい。

代用

- 七面鳥または仔牛: コルドンブルーの別形は存在するが、この鶏肉版と同一ではない。肉を変えると安全温度と加熱時間も変わる。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • チーズが流れ出る。詰め物が縁に近すぎる、折り目が閉じていない、または鶏肉に穴が開いている。ハムとチーズを外周から離し、折り目を密着させ、必要なピックだけで固定する。
  • 衣がはがれる。鶏肉の表面に水分が多いか、衣を付けた後の15分冷蔵を省いている。衣付け前に表面の水分を取り、所定の休ませ時間を守る。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量鶏肉のコルドンブルー1個
  • エネルギー598kcal
  • 炭水化物28g
  • たんぱく質63g
  • 脂質25g
  • 食物繊維1g
  • ナトリウム1188mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 卵、乳、小麦

生の鶏肉と卵液から、加熱済み食品、仕上げ材料、器具への交差汚染を防ぐ。

肉と詰め物を通る最も温度が上がりにくい厚い中心部を74℃まで加熱する。色は安全性の判定基準ではない。

衣を付けた生の包みは4℃以下で保ち、加熱済みの残りは2時間以内に冷蔵する。

供する前に木製ピックをすべて抜く。

よくある質問

よくある質問

なぜフライパンだけでなくオーブンで仕上げるのですか?

フライパンは短時間で衣に焼き色を付け、オーブンは外側を焦がしすぎず、詰め物を含む中心まで穏やかに74℃へ上げられるからです。

肉汁の色で鶏肉の火通りを判断できますか?

できません。詰め物を含む最も温度が上がりにくい中心部を食品用温度計で測り、74℃を確認してください。

仕上がり

仕上がり

  • サクッとしたパン粉衣の中に、しっとりした鶏むね肉、加熱済みハム、流れ出すぎない溶けたエメンタールが入る。
  • 決め手は詰め物を確実に閉じ、肉と詰め物を通る最も温度が上がりにくい中心を74℃まで加熱すること。