フランス料理のレシピ

ステーキ・オ・ポワヴル(Steak au poivre)

粗く砕いた黒こしょうを付けた牛フィレを丸ごと中心63℃まで焼き、3分休ませ、同じフライパンでコニャック、ストック、生クリーム、ディジョンマスタードのソースを仕上げます。

フランス料理のレシピ
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ステーキ・オ・ポワヴル(Steak au poivre):大皿に盛り付けた一品
準備時間 20分
加熱時間 18分
合計時間 41分
出来上がり量 丸ごとのステーキ4枚と約320mlのパンソース
はじめに

ステーキ・オ・ポワヴル — コニャックとクリームのペッパーソース

ステーキ・オ・ポワヴルは、粗く砕いた黒こしょうをまとわせた丸ごとのステーキと、その焼き汁を利用したパンソースが主役の料理です。薄切り牛肉に濃いグレービーをかける料理ではありません。ここでは厚さ約3cm、1枚180gの牛フィレ4枚を使い、表面を強火で焼き付けながら中心を最低63℃まで加熱します。

安全性と焼き上がりの見た目は分けて判断します。濃い焼き色はフライパンが十分熱かったことを示しますが、中心が安全温度に達した証拠にはなりません。食品用温度計で最も厚い部分を測り、63℃以上を確認してから最低3分休ませます。

ソースは同じフライパンで作ります。コニャックは必ず裸火から離れた状態で加え、鍋底の焼き付き部分を溶かします。その後ビーフストック、生クリーム、ディジョンマスタードを加え、スプーンの背を薄く覆うまで煮詰めます。アルコールは加熱しても完全に消失すると仮定しません。

成功のポイント

成功のポイント

  • 黒こしょうは粉末にせず、粗く砕いて肉の表面へ押し付ける。
  • 最も厚い中心で63℃以上を確認し、その後最低3分休ませる。
  • コニャックは裸火から離して加え、引火を避ける。
材料

材料

ステーキ

  • 牛フィレステーキ720g — 180g×4枚、各厚さ約3cm。余分な筋や脂を整える
  • 黒こしょう粒20g — 粗く砕く
  • オリーブオイル20g
  • 無塩バター20g
  • 細塩5g

パンソース

  • コニャック60ml — 加熱後もアルコールが完全に消えるとはみなさない
  • 低ナトリウムのビーフストック120ml
  • 生クリーム200ml — 乳脂肪分約35%
  • ディジョンマスタード15g
作り方

作り方

作り方

  1. こしょうのクラストを作る。冷たいステーキの表面を十分に拭き、細塩5gを振る。粗く砕いた黒こしょう20gを両面へ押し付ける。所要8分。こしょうが均一に付き、肉表面に水分が残らない状態にする。

  2. 中心温度まで焼く。厚手のフライパンでオリーブオイル20gと無塩バター20gを強火で熱し、ステーキを合計約6分、必要に応じて返しながら焼く。最も厚い部分が63℃以上に達することを温度計で確認する。黒こしょうを焦がさず、濃い褐色のクラストを作る。

  3. ステーキを休ませる。温かい皿へ移し、最低3分休ませる。休ませる前の中心温度は最低63℃とする。押したときに大量の肉汁が流れ出ない状態に落ち着かせる。

  4. コニャックでデグラッセする。フライパンを裸火から離し、コニャック60mlを加えて鍋底の焼き付き部分をこそげ取る。安全に火へ戻し、中火で4分煮詰める。液体が薄いグレーズ状になり、生のアルコールの鋭い香りを和らげる。

  5. ストックを煮詰める。ビーフストック120mlを加え、強めの中火で4分煮詰める。液量が目に見えて減り、フライパンの底を薄く覆う程度まで濃縮する。

  6. クリームソースを仕上げる。火を弱め、生クリーム200mlとディジョンマスタード15gを加え、弱めの中火で4分静かに煮る。ソースが艶を持ち、スプーンの背を覆う程度まで濃くする。

  7. 丸ごとのステーキにソースを添える。休ませている間に出た肉汁をソースへ戻し、4分かけてステーキを丸ごと皿へ盛り、ソースを周囲と一部の表面へかける。ソースで肉全体を厚く覆わない。

盛り付け

実用情報

盛り付け

ステーキは切り分けず1枚のまま供し、ソースは周囲と一部の表面へ控えめにかけます。フライドポテト、じゃがいも料理、青い野菜を添えられますが、ここでの栄養計算には含めていません。

前日までの準備

黒こしょうを粗く砕き、ソースの材料を計量しておくことはできます。ステーキの焼き付けは前もって行わず、食べる直前に温度管理とクラスト作りを行います。

保存と温め直し

調理済みステーキとソースは2時間以内に冷蔵し、3日以内に食べます。残りを温め直す場合は74℃まで加熱します。クリームソースは強火で沸かすと分離しやすいため、穏やかに温めます。

代用について

厚さを約3cmに保つならサーロインやリブアイも使えますが、脂肪量と加熱時間が変わります。コニャックをブランデーへ替えることは技術上可能ですが、酒の種類と風味が変わります。

うまくいかないとき

うまくいかないとき

  • 肉に焼き色が付く前にこしょうが焦げるフライパンが熱すぎる、またはこしょうが細かすぎる。粗い粒を使い、脂の温度を調整する。
  • ソースが薄いストックまたはクリームの煮詰めが不足している。小麦粉で急に濃くせず、スプーンの背を覆うまで穏やかに煮詰める。
1人分の栄養目安

1人分の栄養目安

  • 1人分の量ステーキ1枚とパンソース全量の1/4
  • エネルギー637kcal
  • 炭水化物5.1g
  • たんぱく質41.8g
  • 脂質48.5g
  • 食物繊維1.4g
  • ナトリウム691mg
アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

アレルゲン: 乳、マスタード。

牛肉は冷蔵を保ち、そのまま食べる食品と分けて扱います。丸ごとのステーキは中心63℃以上まで加熱し、最低3分休ませます。コニャックは裸火から離して加えます。加熱後もアルコールが残る可能性があります。残りは2時間以内に冷蔵し、再加熱は74℃まで行います。

よくある質問

よくある質問

コニャックはフランベしなければなりませんか?

いいえ。裸火から離して安全にデグラッセする方法でも、鍋底のうま味をソースへ取り込めます。

焼き色で安全な火通りを判断できますか?

できません。中心を食品用温度計で測り、最低63℃を確認してから3分休ませます。

仕上がり

仕上がり

  • 結果: 粗いこしょうのクラストをまとった丸ごとのステーキと、艶のあるコニャック・クリームソース。
  • 決め手: 粗挽きこしょう、温度計、3分の休ませ時間、段階的なパンソースの煮詰めを守ること。